カーテンを洗濯したい! 自宅やコインランドリーで洗う方法を解説
毎日気持ちよく生活するためにも、カーテンの洗濯は定期的に行いたいものです。とはいえ、カーテンは普通に使用していればそれほど汚れないようなイメージがあるので、どのくらいの頻度で洗濯するべきか気になりますよね。また、衣類とは大きさや素材が異なるカーテンは、どのように洗濯すればよいのかわからない人も少なくないはずです この記事では、カーテンの洗濯頻度のほか、自宅やコインランドリーで洗う方法について解説していきます。
新しいカーテンを探すならオーダーカーテン通販専門店【aiika】へ
目次
カーテンを洗わないとどうなる?洗濯頻度は?
まず気になるのがカーテンの洗濯頻度です。カーテンは汚れた手で触ったりカビが生えたりしていなければ汚いと感じることはないかもしれません。 しかし実は、ほこりや手垢、タバコのヤニをはじめとした外気の汚れなど、目には見えにくい汚れがついています。部屋の臭いもついており、布製品であるカーテンは汚れや臭いが染みつくと落ちにくくなってしまうのです。 また、汚れがついているとそれを栄養にしてカビが発生しやすくなってしまいます。そのため目立つ汚れがついていなくても定期的な洗濯が必要です。 一般的な洗濯頻度の目安は、厚手のドレープカーテンなら年に1回程度、レースカーテンは年に2~3回程度といわれています。季節の変わり目など、あらかじめカーテンを洗濯する時期を決めておくのもよいでしょう。
カーテンを洗濯する前にやっておきたいこと
カーテンを洗濯する前にやっておきたいことが2つあります。
洗濯表示のタグを確認する
カーテンのなかには洗濯できないものもあるので、最初に洗濯表示のタグを確認しましょう。洗濯機や洗濯桶マークのなかに数字が記載されているものは洗濯機で洗えるという意味です。記載されている数字は液温の限度を示しています。 また洗濯桶マークに「手洗イ」や手のマークが記載されているものは手洗いであれば洗濯可能という意味です。洗濯桶のマークにバツ印が記載されているものは水洗いができません。
なお洗濯表示は平成28年の12月1日に変更になっており、カーテンを購入した時期によって表示が異なります。詳しくはこちらをご覧ください。
洗濯可能なカーテンでも、綿やレーヨン、麻といった素材を使用している生地は縮んでしまう可能性があるのでクリーニングに出したほうが安心です。
汚れやカビがついていないか確認する
カーテンに汚れやカビがある場合は事前に取り除きます。汚れがある場合は、汚れている部分に洗剤をつけて染み込ませておきましょう。洗濯表示を確認して漂白剤の使用が可能であれば、漂白剤を溶かしたぬるま湯に1時間くらい浸け置きするのも効果的です。 カビがある場合はブラシでカビをはらい、カビの裏にタオルを当てて洗剤をつけたブラシでカビをポンポンと軽く叩きます。それから水で湿らせたタオルを使ってカビを拭き取っておきます。
カーテンの洗濯方法は?
下準備が終わったら、早速洗濯してみましょう。自宅の洗濯機で洗う場合とコインランドリーで洗う場合のそれぞれについて解説していきます。
自宅の洗濯機で洗う
自宅の洗濯機で洗う方法からチェックしてみましょう。
【用意するもの】
- 衣類用洗剤
- 柔軟剤
- 洗濯ネット
【洗濯する手順】
- カーテンをレールから外したら、フックをすべて外す
- プリーツに合わせて丁寧にたたみ、洗濯ネットに入れる
- ドライコースや手洗いコースなど生地に優しいコースで洗濯をする
- フックをつけてレールに戻し、そのまま干す
コインランドリーで洗う
続いて、コインランドリーで洗う方法です。コインランドリーの洗濯機は、容量があり洗浄力も強いのでよりしっかり洗えます。
【用意するもの】
- 洗濯ネット
- 衣類用洗剤(必要に応じて)
【洗濯する手順】
- カーテンをレールから外したら、フックをすべて外す
- プリーツに合わせて丁寧にたたみ、洗濯ネットに入れる
- カーテンを洗濯機に入れてコインを投入し、運転を開始する
- 家に持ち帰ってフックをつけたらレールに戻してそのまま乾燥させる
カーテンを洗濯する際の注意点
カーテンを洗濯する場合、注意したい点が4つあります。どれもついついやってしまいがちですが、洗いあがりの状態をよくするためにも意識してみてください。
乾燥機はNG
乾燥機はカーテンの生地を傷める可能性があるため使用しないほうが安心です。特に、コインランドリーは洗濯機の洗浄力もさることながら、乾燥機のパワーも強力です。80℃以上もの熱風で乾燥させるため、しわができる可能性や、カーテンが縮んだり傷んだりしてしまう可能性があります。 コインランドリーで洗濯する際は乾燥機を使わず脱水までで終わりにしましょう。洗濯機と乾燥機が別々であれば問題ありませんが、乾燥機もセットになっている場合は乾燥機を使用しないコースを選びます。 また、乾燥機を使用しないことで洗濯が終了した後のカーテンは湿った状態になっています。湿った状態で洗濯機の中に長時間放置しているとしわができてしまうため、洗濯終了後はなるべく早く取り出すのもポイントです。
カーテンは単独で洗う
カーテンは単独で洗いましょう。特に、コインランドリーで洗濯する場合、洗濯機の容量が大きいため、つい一緒にほかの衣類も入れてしまいたくなりますが、衣類と一緒に洗濯するのはおすすめできません。なぜなら、カーテンには意外と汚れが溜まっているからです。衣類と一緒に洗濯してしまうと、カーテンに付いていた汚れがほかの衣類に移ってしまうことも。 また、コインランドリーの洗濯機は洗浄力が強いからといってぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、汚れが落ち切らない可能性があります。ほかの衣類に汚れを移さず、しっかり汚れを落とすためにも、カーテンは単独で洗うのがおすすめです。
フックは外す
フックをひとつひとつ外して付け直すのは手間がかかります。洗濯後にもう一度付け直すのであれば、少しでも時間を節約するためにもそのまま洗濯したいものです。しかし、フックをつけたまま洗濯すると生地に引っかかって傷がついたり破れたりしてしまい、せっかくのカーテンが台無しになってしまう恐れがあります。破損したカーテンは見栄えが悪くなりますし、専門店に修理を依頼すると費用がかかります。それを防ぐためにもフックは外して洗濯することが大切です。フックを外せないカーテンの場合はカーテンをたたんだ後でフックをタオルで覆い、ヘアゴムなどで結んでおきましょう。
洗濯ネットを使用する
カーテンを洗濯する際は、生地を傷めないためにも洗濯ネットを使用することもポイントです。洗濯ネットはホームセンターやスーパーのほか100円ショップでも購入できます。 カーテンはきれいにたたんでから洗濯ネットに入れるのもコツです。丸めて入れるよりもたたんで入れたほうが洗剤は行き渡り、しわも防げるからです。プリーツに沿ってたたみ、縦長になったカーテンを洗濯ネットの大きさに合わせて、さらにじゃばら状にたたみます。 なお、洗濯ネットが大きすぎると、洗濯しているうちにネットの中でカーテンが広がってしまいます。洗濯ネットはゆとりのあるサイズよりもジャストサイズや少し小さめサイズにしたほうが広がりにくく、しわができません。
カーテンの干し方は?
カーテンは脱水が終わったらすぐにカーテンレールに戻します。カーテンから水滴が落ちることもあるので、床に新聞紙やタオルを敷いておくと安心です。 カーテンレールにかけるだけでも重さでしわは伸びますが、一度軽く手で伸ばすとよりしわができにくくなります。また閉め切った部屋で干すと湿気が充満しやすくなるため、窓を開けて風通しをよくしておくこともおすすめです。 ただし、厚手のカーテンの場合、湿った状態で干すとカーテンレールに負担がかかってしまいます。厚手のカーテンは可能であれば直射日光の当たらない屋外で干しましょう。 なお、カーテンを洗濯するタイミングでフックやカーテンレールもきれいに掃除して清潔にしておきたいものです。カーテンを洗濯している間にフックやカーテンレールの掃除もしてみてください。 外したフックは酵素系漂白剤か中性洗剤を溶かしたぬるま湯に15分程度浸しておくと汚れを落とせます。洗剤をきれいに洗い流したら、タオルなどで細部までしっかり水気を取り除くと金属製のフックでも錆びません。
カーテンは洗い方に注意して洗濯機やコインランドリーで洗おう!
きれいに見えるカーテンも目には見えない汚れがついている可能性があるため、定期的に洗濯するのがおすすめです。洗濯表示を確認してみて、今回ご紹介した方法を参考のうえ、カーテンをきれいに洗濯してみてください。 フックを外したり洗濯ネットに入れたり、といったひと手間を加えるだけで生地を傷めずにカーテンの洗濯ができます。定期的に洗濯をして、きれいなカーテンの部屋で毎日気持ちよく過ごしましょう。
カーテンを人気シリーズから探す