レースカーテンの洗濯方法とは? 失敗しない洗い方からお手入れのコツまで紹介

レースカーテンは定期的に洗濯するのがおすすめです。
しかし、レースカーテンの生地は薄く繊細なため、どのように洗えばよいか分からない方もいるでしょう。
そこで本記事では、レースカーテンの洗濯手順について解説します。洗濯頻度の目安や日頃のお手入れ方法なども紹介しているので、併せて参考にしてください。
目次
レースカーテンはどのくらいの頻度で洗濯する?
レースカーテンは、年に2~3回を目安に洗濯しましょう。
レースカーテンはあまり汚れていないように見えるものの、長期間使用しているとほこりや花粉などが付着します。
そのまま放置するとカビが生えやすくなり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
年に2~3回の洗濯が難しい場合は、少なくとも年末などの大掃除のタイミングで洗うようにしてください。
レースカーテンを洗濯する頻度は使用環境を考慮する
洗濯頻度の目安は年に2~3回と前述しましたが、これはあくまで目安であり、レースカーテンの使用環境によって洗濯頻度を考慮しなければいけません。
例えば以下の環境下でレースカーテンを使用している場合は、洗濯頻度を増やすのも一つです。
- 喫煙している部屋に掛けている
- ほこりがたまりやすい部屋で使用している
- 結露が発生しやすい窓に掛けている
- 子どもがいる
- 室内でペットを飼っている
上記の環境は通常よりもレースカーテンが汚れやすいため、小まめに洗濯してきれいな状態をキープすることが大切です。
レースカーテンを洗濯する際は事前確認が大切
レースカーテンを洗濯する際は、事前に確認すべきポイントがあります。
ここからは、事前に確認しておきたいポイントを紹介します。
生地の傷み具合
レースカーテンを洗濯する際は、生地の傷み具合をチェックしましょう。
レースカーテンは、長期間使用すると経年劣化などによって生地が傷みやすいです。
使用環境により差が生まれるものの、レースカーテンの寿命は約5年といわれています。
特に直射日光の当たる場所やほこりや湿気が多い場所などで使用していると傷みやすく、洗濯することによってボロボロになってしまう恐れがあります。
そのためレースカーテンを洗濯する際は事前に生地をチェックし、傷みがある場合は買い換えを検討するのがおすすめです。
「生地が薄くなっていないか」「縫い目がほつれていないか」などを確認し、洗濯後も使い続けられるのかを判断しましょう。
目立つ汚れ
レースカーテンを洗濯する前に、カビやほこりなどの目立つ汚れは落としておきましょう。
汚れがひどい状態のまま洗濯機を使用すると不衛生なため、事前に落とせる汚れは除去しておくことが大切です。
目立つ汚れを落とす具体的な方法は、以下の通りです。
- レースカーテンを吊るした状態で汚れの有無をチェックする
- 汚れがある場合は上から下に向かって、ブラシまたははたきで汚れを取り除く
強い力で取り除くとレースカーテンが傷みやすくなるため、優しく取り除きましょう。
なお上記の方法で落ちない汚れの処置については後述します。
洗濯表示
レースカーテンを洗濯する際は洗濯表示を確認し、対応可能な方法で汚れを取り除きましょう。
レースカーテンといっても種類によって可能な洗濯方法が異なるため、洗濯表示に従って洗う必要があります。
レースカーテンは繊細なため、多くの場合が40度以下のお湯を使用し、かつ弱い力で洗濯することを推奨しています。
誤った方法で洗濯すると生地が傷む原因となることから、自宅での洗濯が可能かどうかだけではなく、洗濯が可能な場合は洗い方の詳細まで確認しておくことがポイントです。
なお、洗濯不可および水洗い不可の場合は家庭での洗濯はできません。
レースカーテンを購入したお店に相談するか、クリーニング店に持っていき、専門家に汚れを落としてもらいましょう。
レースカーテンを洗濯する際は生地の素材も重要
レースカーテンは、生地の素材によって洗濯時の注意ポイントが異なります。
そのため洗濯表示の確認とともに、レースカーテンの素材もチェックしておきましょう。
ここでは、レースカーテンの主な素材の特徴を紹介します。
リネン・コットン
リネン・コットンなどの天然素材でできたレースカーテンは、柔らかな肌触りで、ナチュラルな雰囲気を出せるのが特徴です。
長期間使用すると風合いが増し、化学繊維のレースカーテンでは生み出せない優しさを感じられます。
ただしリネン・コットンのレースカーテンは縮みやすく、水洗いに不向きな素材です。
洗濯するとしわができやすいため、アイロンを掛けてきれいに仕上げる必要があります。
従って自宅での洗濯が難しいと感じる場合は、クリーニングを活用するのもおすすめです。
ポリエステル
ポリエステルは、カーテンに使用されることの多い素材の一つで、軽量で乾きやすく丈夫なため、長持ちするのが特徴です。
また自宅で洗濯しても縮みにくく、しわにもなりにくいのも魅力です。
丁寧に洗濯する自信がない方や、頻繁に洗濯したい方にも向いています。
レーヨン
レーヨンはポリエステルと同様に、カーテンによく使用される素材です。
絹に似た肌触りで、とろみのある美しいヒダを作り出せるのが魅力です。
吸湿性や放湿性に優れているため、レースカーテンとして取り入れたいと考える方も多いでしょう。
しかしレーヨンは摩擦に弱く、しわになりやすい点に注意が必要です。
水に弱く洗濯で縮む可能性が高いため、クリーニングを利用するのがおすすめです。
洗濯前の事前準備
ここからは、レースカーテンを洗濯する前の準備について解説します。
それぞれのステップを参考に、事前準備を進めてください。
洗濯に必要なアイテムを用意する
まず、洗濯に必要なアイテムを用意しましょう。具体的には以下の通りです。
- 洗濯洗剤
- 酸素系漂白剤
- 柔軟剤
- レースカーテンに適したサイズの洗濯ネット
- 新聞紙やタオル
レースカーテンを洗う際は、おしゃれ着洗い用やドライマーク専用として販売されている中性洗剤を活用するのがおすすめです。
中性洗剤であればレースカーテンのようなデリケートなアイテムでも、生地にかかる負担を抑えながらきれいに洗濯できます。
またレースカーテンの変色を防ぐために、蛍光剤の入っていない洗剤を選ぶのもポイントです。
蛍光剤は洗濯物を白く見せる成分のため、レースカーテンの種類によっては風合いが損なわれます。
レースカーテンの生地を傷めないためにも、洗濯ネットを使用して洗いましょう。
洗濯ネットが小さ過ぎると汚れ落ちが悪くなる上、チャックで生地を傷めやすいです。
反対に大き過ぎると洗濯ネットの中でレースカーテンが動きやすくなり、摩擦で生地に負担がかかるでしょう。
そのため洗濯ネットを用意する際は、適したサイズかを確認することが大切です。
レースカーテンからカーテンフックを外す
必要なものをそろえたらレースカーテンをカーテンレールから外し、カーテンフックも取り外しましょう。
強く引っ張ると生地が傷んだり破れたりする可能性があるため、優しく外してください。
その際、レースカーテンに目立った汚れがないかを確認しておくと、次のステップをスムーズに進められます。
なお、取り外したフックは袋などへ入れ、なくさないように気を付けましょう。
目立つ汚れを落とす
レースカーテンに目立つ汚れがある場合は、先に落としておきましょう。
先ほど紹介したブラシやはたきを使った方法で汚れが落ちないときは、以下の方法を試してください。
- 洗剤の原液を塗布またはぬるま湯に溶かす
- 1に30~60分ほど漬け置きする
- 軽くすすいで汚れの状態を確認する
なお、漂白剤を利用できるレースカーテンであれば、汚れが目立つ部分に漬け置きしておくのもおすすめです。
レースカーテンの洗濯手順
事前準備が終わったら、実際にレースカーテンを洗っていきましょう。ここからは、具体的な手順を紹介します。
1.レースカーテンを畳んで洗濯ネットに入れる
まず、事前準備をしたレースカーテンを畳んで、洗濯ネットに入れましょう。
レースカーテンは、プリーツに沿って蛇腹状に折り畳みます。
汚れがある面が外側にくるように、丁寧に折り畳むのがポイントです。
細長い状態に折り畳んだら、洗濯ネットに入るサイズへとさらに蛇腹状に畳みます。
レースカーテン上部と裾が同じ方向になるように折り畳めたら、洗濯ネットに優しく入れます。
2.洗濯機へ入れて洗濯する
洗濯ネットに入れたら、レースカーテン上部と裾を下向きにして洗濯機に入れましょう。
その後、先ほど準備した中性洗剤を投入し、洗濯コースを選択します。
なお、繊細なレースカーテンを洗濯する際は水量を最大にして、弱水流・手洗い・ソフト・ウール・ドライコースなどに設定するのがおすすめです。
優しく洗えるコースを選択すると、レースカーテンの生地への負担を抑えられる上、きれいに仕上がります。
3.脱水は短時間にとどめる
洗濯が終わったら軽く脱水を行いましょう。
脱水し過ぎるとしわができたり、生地が傷んだりする可能性があるため、30秒ほどを目安に脱水してください。
脱水時間を短くすることが、レースカーテンの失敗しない洗い方のコツです。
4.レースカーテンを乾かす
脱水が終わったら、レースカーテンのしわを防ぐためにもすぐに洗濯機から取り出して乾かしましょう。
脱水が終わったレースカーテンにカーテンフックを取り付け、カーテンレールに吊るします。
窓を開けるなどして窓辺の風通しを良くし、そのまま自然乾燥させます。
脱水時間が短いため、床が濡れないようにレースカーテンの下に新聞紙やタオルを敷いておくこともポイントです。
乾きにくい時期であれば、扇風機やエアコンの除湿機能を活用するのもおすすめです。
洗濯機の乾燥機能や乾燥機を使用すると、生地が縮んだり傷んだりする恐れがあるため、自然乾燥で乾かすようにしましょう。
なお、レースカーテンをカーテンレールに吊るして乾かす理由は、洗濯によって吸収した水の重さで生地のしわを伸ばせるからです。
下の方を軽く引っ張りながら干すと、よりきれいな形に仕上がります。
レースカーテンのしわが気になる方は、しわになりにくい種類を選ぶのも有効策です。
ただしレースカーテンをもともと掛けていたカーテンレール以外に吊るすと、カーテンレールに負担がかかり過ぎてしまうため、物干し竿を活用するのもおすすめです。
直射日光の当たらない屋外で干せば、生地へのダメージを抑えながら乾かせます。
レースカーテンが汚れる原因とは
前述の通り、レースカーテンは自宅で洗濯するときれいにできます。
しかし汚れが目立ってから洗うのではなく、普段からお手入れを行い、できるだけきれいな状態をキープすることも大切です。
レースカーテンが汚れる原因は主に以下の通りです。
- 室内外のほこり
- 花粉
- たばこのヤニ・臭い
- 食べ物の臭い
- 結露などによるカビ
- 手あか
レースカーテンは窓側に掛けている分、汚れが付きやすい場所といえるでしょう。
特に窓の鍵付近やサッシの近くなどは汚れがたまりやすいため、小まめに状態をチェックしておくことが大切です。
定期的にレースカーテンに確認しておけば汚れの種類や位置を把握でき、その要因を突き止めやすくなります。
レースカーテンが汚れにくくなる日頃のお手入れ
レースカーテンが汚れる原因に合わせて、普段から小まめにお手入れしましょう。
ここからは、簡単にできるレースカーテンのお手入れ方法を紹介します。
窓周辺を掃除する
レースカーテンをできるだけきれいな状態でキープするには、窓周辺の掃除は欠かせません。
レースカーテンは窓に近い位置に掛けられており、窓の汚れが付着しやすいです。
またレースカーテンをきれいにしても、窓そのものが汚れていれば汚れが再び付着するため定期的に掃除を行いましょう。
レースカーテンを洗濯している間に、窓の汚れを掃除しておくのがおすすめです。
洗濯中であればレースカーテンを避ける手間を省けるため、掃除のハードルも低くなります。
他にもカーテンレールやカーテンフックなども拭いておくと、よりきれいな状態を維持しやすいです。
小まめに換気をする
レースカーテンの臭いや湿気対策には、小まめな換気が有効です。
窓周辺の換気を行っておけばレースカーテンの風通しが良くなり、たばこや食べ物の臭い移りを防げたり、カビ予防にもつながったりします。
窓が複数ある場合は対角線上の窓を開けておくと、空気の流れがより良くなります。
窓周辺の結露を拭き取る
レースカーテンのカビ予防をしたい場合は、窓周辺の結露を小まめに拭き取りましょう。
窓は温度変化によって結露ができやすく、そのまま放置しているとレースカーテンにカビが発生します。
そのため定期的に結露を拭き取り、カビが発生しにくい環境を作ることが大切です。
ほこりを取る
レースカーテンの汚れを予防したい場合は、ブラシや掃除機でほこりを取りましょう。
小まめにほこりを取り除いておけば目立つ汚れができにくくなり、きれいな状態を維持しやすくなります。
その他
レースカーテンをきれいな状態で維持したい方は、静電気を予防するスプレーを活用するのも一つです。
レースカーテンに静電気がたまると、ほこりが付きやすくなります。
レースカーテンを洗濯した後に静電気予防スプレーを振り掛けておくと、ほこりの付着防止につながるでしょう。
また洗濯の際に柔軟剤を活用すると生乾きの臭いを防ぎながら、防臭・静電気予防効果が期待できます。
レースカーテンが汚れにくくなるような対策を取っておくときれいな空間が維持しやすくなります。
オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのレースカーテン3選
最後に、オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのレースカーテンを紹介します。
それぞれの特徴を参考に、自宅に合ったレースカーテンを選んでください。
1.オーダーカーテン/エアコン効率アップ!高機能 防炎 省エネミラーレースカーテン
こちらのカーテンは夏は太陽光を反射して部屋を涼しくし、冬には太陽光を取り入れて赤外線を出し暖かい空間を作り出せるミラーレースカーテンです。
快適な室内環境を作りやすくなる上、エアコン効率がアップするでしょう。
また火が付いても燃えにくい素材でできており、加えて有害ガスを発生しません。
そのため、キッチンなどの火を使う場所にも設置しやすいです。
2.オーダーカーテン/夜透けにくい/自然光で明るく過ごせる光を採り込むレースカーテン「ブライトベール」
ブライトベールは、遮像性を維持しながら自然光を程よく取り込めるレースカーテンです。
一般的に遮像性のあるカーテンは外の自然光を取り込みにくく、部屋の中が暗くなる傾向があります。
しかしブライトベールは外からの視線を遮ってプライバシーを保護しつつ、自然光を取り込めるため快適な空間を作りやすいです。
また特殊ポリマーによって紫外線を防げるため、肌や家具への影響も抑えやすいでしょう。
さらに断熱性と遮熱性にも優れており、一年を通して快適な空間を作れます。
冷暖房効果がアップし、省エネ効果も期待できます。適度な光沢としなやかさを持っている生地のため、上品な空間作りにも役立つでしょう。
3.オーダーレースカーテン「スピーディーレース」
スピーディーレースは、今すぐカーテンが欲しいとお考えの方におすすめのレースカーテンです。
営業日の午前9時までに注文していただければその翌営業日に発送できるため、できるだけ早くレースカーテンを使用したい方に向いています。
たとえば平日月曜日の朝8時に注文した場合は、月曜日の営業日中に作製を開始し、火曜日に発送できます。
デザインも豊富に用意しており、部屋の雰囲気や好みに合ったものを見つけやすいでしょう。
正しいお手入れでレースカーテンをきれいに保とう
レースカーテンは年に2~3回を目安に洗濯して、きれいな状態をキープしましょう。
レースカーテンは窓辺近くに掛けていることから、汚れが付きやすいアイテムです。
従って、定期的に洗濯してきれいな状態を維持できると、より過ごしやすい環境を作れます。
今回紹介した洗濯手順を参考に、レースカーテンを洗ってみてください。
オーダーカーテン通販【aiika】は、1cm単位でカーテンを作れる専門店です。
幅広い種類のカーテンを取りそろえているため、部屋の雰囲気や好みに合ったものを見つけられます。
お気に入りのレースカーテンを見つけたい方は、ぜひオーダーカーテン通販【aiika】までご相談ください。
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