カーテンの風通しを良くする方法とは? 快適性を高める選び方を解説

カーテンの風通しを良くする方法とは? 快適性を高める選び方を解説

風通しが良いカーテンを選ぶと、室内の空気を心地良く循環させることができます。

特に春や夏は、涼しさを保ちながら気持ちの良い空間を作れるでしょう。

本記事では、風通しを良くするカーテンの素材選びについて解説します。

おすすめのカーテンも紹介しているので、併せて参考にしてください。

カーテンの風通しが重要な理由とは?

カーテンの風通しを良くすると快適性がアップするだけではなく、健康面や住宅寿命においても大きな効果を得られます。

まずは、カーテンの風通しが重要な理由について見ていきましょう。

健康面への効果

カーテンの風通しを良くするとカビやダニの発生を抑制し、アレルギー症状の悪化を防ぎます。

カーテンは窓に設置することから湿気がこもりやすく、カビやダニが発生しやすい場所です。

カビやダニは喘息をはじめとするアレルギー症状を誘発し、健康面に大きな影響を与えます。

また、カーテンの風通しを良くして新鮮な酸素を取り込むと、集中力や睡眠の質を高める効果が期待できます。

定期的に換気すれば、その効果はより高まるでしょう。

さらに、カーテンの風通しを良くすると、シックハウス症候群の予防にもつながります。

シックハウス症候群とは、建材や家具から発生する化学物質などによって頭痛やめまい、吐き気などの症状を引き起こすことです。

換気が不十分だと、これらの物質が室内に滞留しやすくなり、シックハウス症候群のリスクが高まります。

快適性への効果

カーテンの風通しを良くすれば、室内の快適性が向上します。

換気をすると夏を涼しく過ごしやすくなることはもちろん、冬にも空気がこもりにくくなり快適な室内環境を作れます。

またカーテンの風通しを良くすることで空気の循環を促し、不快な臭いを軽減できるのもポイントです。

住宅寿命への効果

カーテンの風通しを意識すると、住宅寿命を伸ばせる可能性があります。

カーテンの風通しによって室内の通気性が確保されていると、湿気が室外に排出されやすいです。

室内の湿度を一定に保つことができれば、木材の腐食やカビの発生を防げ、住宅を長持ちさせる効果が期待できます。

さらにカーテンの風通しによって通気性を確保できると、結露の発生も防げます。

結露は木材の腐敗やシロアリの発生要因となり得ますが、通気性を確保すればこれらの問題を未然に防ぐことが可能です。

その結果、住宅への影響を最小限に抑えることができ、暮らしやすい環境を長くキープできるしょう。

風通しを良くするカーテンの素材選び

カーテンの素材は風通しに大きく影響するため、通気性をアップさせたい方は素材にも注目しましょう。

風通しの良い素材は主に綿(コットン)と麻(リネン)が挙げられます。

それぞれの特徴を把握し、自宅に最適なカーテンを選んでください。

綿(コットン)

綿(コットン)は天然素材で、通気性の他にも吸湿性に優れている素材です。

中が空洞になっているため吸い取った水分を素早く外に排出でき、快適な環境を作りやすいのが特徴です。

綿の柔らかな質感はどのような部屋にもマッチしやすく、温かみのある空間を作れます。

また綿は肌触りが良く、静電気が起きにくいのも魅力の一つです。

埃や汚れが付きにくいため、窓辺にカーテンを掛けていても清潔な状態をキープしやすいでしょう。

ただし、洗濯すると縮みやしわが発生しやすいため、取り扱いには注意が必要です。

洗濯する場合は表示タグをよく確認し、適切な方法でお手入れしましょう。

麻(リネン)

麻(リネン)は綿と同様に通気性・吸湿性に優れる天然素材です。

さらりとした肌触りが特徴で、涼しげな印象を与えられます。

天然素材は劣化しやすいと感じる方もいるかもしれませんが、麻は耐久性が高く長い期間にわたって使用できるのも魅力です。

さらに静電気が起きにくいため、静電気による埃の付着が少なく済むのもポイントです。

麻には天然の抗菌作用があり、カビやダニの発生を抑制する効果も期待できます。

風通しを良くすることで、その効果をより感じられるでしょう。

ただし綿と同様に、しわになりやすい点に注意しなければいけません。

他にも太陽光による劣化や、湿度による伸縮といったデメリットがあります。

カーテンを閉めた状態でも風通しを良くするには?

カーテンを閉めた状態でも風通しを良くするには?

カーテンの風通しを良くすべきだと分かっていても、極力カーテンを開けたくない方もいるでしょう。

そのような場合は、ポイントを押さえた上で風通しを良くしてみてください。

カーテンの下部だけをまくる

カーテンの裾部分だけをまくると、外からの視線や日差しは遮りながら風通しを確保できます。

窓の上部はカーテンで覆われているため、プライバシーを保護することが可能です。

なお、カーテンの下部だけをまくるときは、マグネットタッセルを活用するのがおすすめです。

マグネットタッセルとはタッセルの端にマグネットが付いており、房掛けがなくてもカーテンをまとめられるアイテムです。

カーテンを好きな位置で固定できるため、カーテンの下部だけをまくり上げるときにも活用しやすいでしょう。

複数箇所の窓を開ける

カーテンを閉めた状態のまま風通しを良くしたいときは、複数箇所の窓を開けましょう。

2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができ、カーテンを閉めた状態でも効率よく換気できます。

特に対角線上の窓を開けると空気の流れがスムーズになり、より効率的に換気することが可能です。

窓を数センチ開けるだけでも空気の流れができるため、換気を行う際は複数の窓を同時に開けるようにしてください。

なお、換気は1時間に5分の換気を2回ほど実施するのがおすすめです。

換気扇や扇風機を活用する

カーテンを開けたくない場合は、換気扇や扇風機を活用しましょう。

換気扇や扇風機を活用すると、窓を開けなくても室内の空気を排出できます。

特にキッチンや洗面所といった湿気がこもりやすい場所や部屋に複数箇所の窓がない場合におすすめの方法です。

換気に扇風機を使う場合は、窓の近くに設置すると効率よく室内の空気を外に排出したり、外の空気を取り込んだりできます。

空気の流れを考慮しながら、扇風機の位置を調整してみてください。

なお、空気の循環を促すシーリングファンを活用すると、より効率的に通気性を高められます。

換気機能付きのエアコンを使用する

外気を取り込む換気機能を搭載したエアコンを使えば、ある程度の換気を実施できます。

一般的なエアコンは外の空気を取り込まず、室内の空気を循環させて快適な室内温度を維持しています。

つまり、換気機能を搭載していないエアコンであれば、空調機能を使っても換気をすることはできません。

外気を取り込める換気機能があると、エアコンを使用することで通気性をアップできます。

窓を開けたり換気扇を回したりといった通常の換気方法と組み併せれば、より効率よく換気を行えるでしょう。

また、エアコンの中にはフィルターやプラズマ技術を使った空気清浄機能が付いたものもあります。

こちらのエアコンは室内の空気を浄化する機能ではあるものの、換気することはできません。

つまり、カーテンを開けずに風通しを良くするためには、換気機能の付いたエアコンであるかどうかを確認しておく必要があります。

風通しとプライバシーを両立させるには?

風通しとプライバシーを両立させるには?

風通しのためにカーテンを開けたいと思っても、外からの視線が気になる方も多いでしょう。

そのような場合はレースカーテンを活用したり、ブラインドやロールスクリーンを使ったりするとプライバシーを保護しながら通気性を高められます。

ここからは、風通しとプライバシーの両立方法を紹介します。

レースカーテンを活用する

ドレープカーテンは生地に厚みがあるため、閉めた状態では風通しがあまり良くありません。

しかし、レースカーテンであれば閉めた状態でもある程度の通気性を確保できます。

特にミラーレースカーテンや遮像カーテンなら、プライバシー対策としても有効です。

ミラーレースカーテンは、外から室内が見えにくい特殊な加工が施されたレースカーテンです。

日中は外から見えにくく、室内からは外の景色を見られるのが特徴で、通常のレースカーテンよりもプライバシーを保護できます。

遮像カーテンは、昼夜問わず外から室内が見えにくいカーテンです。

特殊な糸を使って生地が編まれており、外からの視線をカットできます。

なお、レースカーテンはデザインや色などが豊富なため、部屋のインテリアに合わせたアイテムを選べるのも魅力です。

お気に入りの1枚を見つけられると、風通しを良くしながらおしゃれな空間を作れるでしょう。

ブラインドやロールスクリーンを使う

風通しを良くしながらプライバシーを守りたい場合は、ブラインドやロールスクリーンを使うのもおすすめです。

ブラインドはスラット(羽)の角度を調整することで、外からの視線を遮りつつ風を通せるのが特徴です。

日差しの調整もしやすいため、快適な室内空間を作りやすいでしょう。

ただし、風が強いとブラインドが揺れて接触音が発生する場合があるため、窓を開ける際は注意が必要です。

またスラットに埃がたまりやすく、お手入れが手間に感じられる場合もあります。

一方、ロールスクリーンは先述したような通気性に優れた素材のものを選ぶことで、ある程度の風通しを確保できます。

ロールスクリーンを下半分だけ開ければ、風を通すことも可能です。

ただし、ロールスクリーンも風にあおられやすく、ウェイトバーと窓枠との接触音の発生に注意しなければなりません。

通気性の高いおすすめカーテン3選

最後に、オーダーカーテン通販【aiika】がおすすめする通気性の高いカーテンを3つ紹介します。

それぞれの特徴を参考に、部屋に合ったものを選んでみてください。

オーナメント文様をプリントした防炎遮像レースカーテン「アナベル」

アナベルはナチュラルな素材感のシアーに、オーナメント文様をおおらかにプリントした遮像レースカーテンです。

昼夜問わず透けにくい生地を使用しているため、外からの視線が気になる部屋にも取り付けやすいです。

防炎機能が備わっているため、火が付いても燃えにくく火災の拡大を抑制できます。

人体に有害なガスも発生せず、万が一燃えても被害を抑えやすいでしょう。

さらに洗濯してもしわになりにくい上、縮みにくいのも大きな特徴です。

手軽に洗濯できるため、常にきれいな状態をキープできます。

無地綿(コットン)100%ダブルガーゼカーテン

こちらは綿100%の柔らかなガーゼ生地を2枚重ねすることで、レースカーテンとしても厚手のカーテンとしても使えるように仕立てたカーテンです。

清潔感ある色合いは、すっきりとピュアな印象に仕上げてくれます。

程よい透け感と手触りの良さが、部屋全体を温かい雰囲気にしてくれるでしょう。

無地麻(リネン)100%天然素材カーテン/フラットカーテン

麻生地100%を使用した、ナチュラルでさらっとした触り心地のカーテンです。

素材の色合いをそのまま織り込んだ独特の透け感が人気で、部屋の通気性を高めながら過ごしやすい空間を演出します。

外からの視線を遮れるため、プライバシーを守りたい方にもおすすめです。

風通しの良いカーテンで心地よい環境を作ろう

カーテンの風通しを良くすると部屋の快適性がアップし、過ごしやすい住宅環境を整えられます。

さらに健康面や住宅の寿命にも良い影響をもたらすため、通気性の向上は非常に重要といえるでしょう。

カーテンを閉めた状態で風通しを良くしたい場合は、複数の窓を開けたり換気扇や扇風機を活用したりするのがおすすめです。

レースカーテンやブラインドなどを活用すると、プライバシーを保護しながら通気性をアップできます。

部屋の状態や間取りなどを考慮して、最適な方法を選んでみてください。

オーダーカーテン通販【aiika】は、1cm単位でオーダーできるカーテン専門店です。

今回紹介したカーテン以外にも、幅広いアイテムを取りそろえています。

そのため、お気に入りのカーテンを見つけていただけるでしょう。

また生地サンプルを無料でお届けしているため、質感などを確かめた上で購入することが可能です。

風通しの良いカーテンを見つけたい方は、ぜひオーダーカーテン通販【aiika】までご相談ください。

 

aiika編集部

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