カーテンの種類を解説|特徴や部屋毎の選び方も紹介

ひと口にカーテンといっても、カーテンレールにかける一般的なタイプから突っ張り棒を通すタイプ、上下に開閉するタイプなどさまざまな種類があります。
使い勝手や機能性はもちろんですが、見た目の印象も大きく異なります。
部屋の雰囲気やインテリア、用途などに合わせてぴったりなカーテンを選ぶことで、快適に過ごせるでしょう。
とはいえ「どの部屋に、どのようなカーテンが良いのかわからない」「カーテンの種類が多くて困る」など、どのようなカーテンを設置すべきか悩まれる方も多いでしょう。
そこでカーテンの種類ごとの特徴を解説するとともに、部屋ごとに合うカーテンの種類を解説します。カーテン選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
代表的な6種類のカーテンの特徴
ひと口にカーテンといっても、多種多様な種類があります。まずはカーテンの種類と、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
カーテンごとの違い・特徴を把握することで、部屋や好みに合った理想的なカーテンを選びやすくなります。
ドレープカーテン
厚手の生地で作られたドレープと呼ばれるヒダがあるカーテンで、一般的にカーテンといえばまずイメージされるタイプです。
ドレープカーテンといえば、ヒダと呼ばれる生地の波打ちが特徴的ですが、ヒダのないフラット仕様・ストレート仕様にすることもあります。
ドレープの美しさはゴージャスな雰囲気を醸し出し、部屋の装飾の一つにもなります。ただしヒダでボリュームが出るので、窓周辺の家具などと干渉しないよう気を付けましょう。
素材はリネンやコットン、ポリエステルなど、さまざまなものが使われ多種多様。重厚感あるジャガード織りや、鮮やかな色柄のプリントなどデザインも豊富です。
生地・色・デザインのバリエーションが豊富にあるので、どのような部屋にも馴染みやすくなっています。
また機能性が充実しており、遮光性や断熱性、防音性など、部屋の使用用途に応じて適切な機能を持ったカーテンを選びやすくなっています。
どのような部屋でも使用しやすい、万能なカーテンです。
レースカーテン
※商品画像:エアコン効率アップ!高機能 防炎 省エネミラーレースカーテン
薄手のカーテンのことで、透け感のある光をほど良く通す素材で作られています。ふんわりとした手触り・見た目が特徴です。
光や風を完全にシャットアウトせず、ほど良く通してくれるのがポイント。強い日差しは遮りつつも、過度に部屋が暗くならないよう自然光を採り込めます。
また光や風を取り込みつつも、外からの視線を遮ってくれる効果もあります。
中にはミラーレースや遮像レースなど、目隠し効果の高いものもあるため、人の視線が気になる部屋におすすめです。
他にも花粉をキャッチしてくれるものや、防炎機能が付いているものなど、機能性が高いものも多くあります。
基本的にはドレープカーテンと併用されることが多く、ドレープカーテンを室内側・レースカーテンを室外側にして、セットで使用するのが一般的です。
カフェカーテン
※商品画像:北欧をイメージしたオーダー遮光カフェカーテン「ナチュラル ノルディック」
穴の開いたカーテン生地に、突っ張り棒を通して使用するカーテンです。
突っ張り棒さえ取り付けられればどこにでも設置できるので、カーテンレールがない小窓や出窓でも、カーテンをかけられます。
収納の目隠しなどにも使えるので、来客時に隠したい場合や、生活感を薄めたい場合などにも重宝します。
工具なしで手軽に取り付けられるので、賃貸住宅でも簡単にカーテンを増設できるのもメリットです。
カーテンを使用しにくい場所や、目隠ししたい場合におすすめです。
シェードカーテン
※商品画像:1級遮光 遮熱 防炎 全25色 オーダーローマンシェード「luonto(ルオント)」
一枚の布を縦方向に開閉するカーテンで、ローマンシェードとも呼ばれます。
コード式やドラム式になっており、布を折りたたみながら上下に開閉できます。カーテンと同じ生地・素材を使用できるため、トータルコーディネートしやすいのも特徴です。
一般的なカーテンとは違い上下に開閉するため、スッキリとした見た目をしており、部屋を広く感じさせる効果もあります。
布の上げ方や形状には、プレーンやシャープ、バルーンなどの種類があり、ガラッと雰囲気が変わるため、部屋の印象やインテリアに合わせて選ぶのがおすすめです。
また取り付け・取り外しが簡単なのもメリット。ただし昇降するためのメカが必要になるので、部屋の雰囲気に合うかどうか確認しましょう。
中には突っ張り棒タイプもあるので、小窓などにも使用できます。
スッキリとした部屋にしたい場合や、小窓などに使用したい場合におすすめです。
ロールスクリーン
ロールの名のとおり、布をくるくると上部に巻き上げることで開閉するカーテン。布がピンと張るため、ヒダがなくスッキリとした見た目になります。
スマートな印象を与えるので、窓周りをスタイリッシュに仕上げたい場合にぴったりです。カーテンとしての使用はもちろんですが、部屋の間仕切りにも活用できます。
ただしドレープカーテンのようなレースカーテンとの併用は難しいため、目隠しと調光を同時に行えない場合が多く、すりガラスや曇りガラスなどでの使用がおすすめです。
また布がフラットになるため、生地のデザインを楽しみやすいのもポイント。お気に入りの柄やデザインを、絵画のように楽しめます。
突っ張り棒タイプのものもあるので、カーテンレールが取り付けにくい窓でも使用できます。
スマートな部屋にしたい場合や、布地のデザインを楽しみたい場合などにおすすめです。
ブラインド
スラットと呼ばれる羽根が、何枚も組み合わさってできており、生地がもたつかないため、スッキリとした印象の窓にできます。
開閉しなくても、スラットの角度を変えるだけで、光の入り具合を調整できます。
オフィスなどで見かけるアルミ製のものをイメージしがちですが、さまざまなタイプがあり、木製や樹脂製、布製など素材のバリエーションは豊富です。
またスラットの向きは横方向だけでなく、縦方向のものも。縦型はバーチカルブラインドとも呼ばれ、縦に伸びたスラットが左右に開閉します。
素材や形状、色などが多岐にわたるので、部屋の雰囲気やインテリアに合わせやすくなっています。
カーテンレールに取り付けられるタイプもあるため、一般的なカーテンと同じ要領で取り付け可能です。
光や風が自然に入る環境にしたい方や、スタイリッシュな部屋にしたい方におすすめです。
どの種類のカーテンが合う?部屋ごとに解説
カーテンには多様な種類があり、それぞれ特徴が異なるため、部屋ごとに適したタイプに違いがあります。どの部屋にどのカーテンが合うのか、部屋ごとに解説します。
引越しや模様替えなどで、カーテン選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リビング
リビングには、王道のドレープカーテンがおすすめです。
リビングは他の部屋と比べても広いため、設置された窓のサイズも大きい傾向にあります。
ドレープカーテンのような遮熱性・断熱性の高いものを使用すると、冷暖房の効きが良くなり快適に過ごしやすくなります。
レースカーテンと二重で使用すれば、より効果的です。
またリビングは家族の憩いの場であるのと同時に、来客を出迎える場所でもあります。デザイン性が高く、バリエーション豊富なドレープカーテンなら、おしゃれな空間に仕上げてくれます。
スタイリッシュさを演出したい場合は、ブラインドやシェードカーテンなどもおすすめです。
どちらもスッキリとした見た目をしているので、部屋を広く感じさせてくれる効果も期待できます。
リビングの雰囲気やインテリアのテイストなどに合わせて、好みのカーテンを選びましょう。
寝室
寝室もリビングと同じく、王道のドレープカーテンが選ばれやすい部屋です。
寝室は家の中でも特に、遮光にこだわりたい部屋。街灯の光や朝日の影響で眠れなかったり、予定より早く目覚めてしまったりと、快眠の妨げになってしまいます。
生地が厚く遮光性の高いドレープカーテンなら、光をシャットアウトしてくれます。プラスでレースカーテンを組み合わせれば、より遮光性を高められるのでおすすめです。
遮光性にこだわりたい場合は、窓より少し大きめのサイズにすると良いでしょう。
またラグジュアリーな寝室にしたいのであれば、高級感の出せるシェードカーテンもおすすめです。
寝室には遮光性の高いものを選んで余計な光を遮ると、落ち着いて眠りにつける空間にできます。
和室
和室の雰囲気を損ねないような、落ち着いた色合いのカーテンがおすすめです。
「和室にカーテン?」と思われるかもしれませんが、カーテンを設置することで和モダンな雰囲気になり、おしゃれな空間に仕上げることができます。
例えばシェードカーテンのようなスタイリッシュなカーテンは、コットンやリネンなど天然素材の生地にすることで和洋折衷な雰囲気になります。
他にもウッドブラインドや麻のロールスクリーンなども、和の雰囲気に馴染みやすくおすすめです。
アースカラーのものや、天然素材のものなどであれば、和室の雰囲気を損ねることなくカーテンを設置できます。
子供部屋
子供部屋のカーテンは、子供の成長に合わせてカーテンを変えていくのがおすすめです。
成長に応じて好みも変化していくので、一つのカーテンを長く使い続けるというよりは、成長段階に合わせて変更していくようにしましょう。
もし一つのカーテンを長く使い続けるのであれば、飽きにくいシンプルなものが良いでしょう。
カーテンの種類はどのようなものでも大丈夫ですが、カーテンの柄やデザインを楽しむ場合は、絵柄を一枚絵として楽しめるロールスクリーンがおすすめです。
子供の好みや部屋の雰囲気などに合わせて、適したカーテンを選びましょう。
一人暮らしの場合(1Kなど)
1Kなど一人暮らしの部屋が一つのみの場合は、自分のこだわりを詰め込んだカーテンの使用がおすすめです。
部屋の雰囲気やインテリアのテイストに合わせて、適したものを選びましょう。
例えばスタイリッシュな雰囲気にしたければブラインドが、上品な部屋にしたければドレープが、ラグジュアリーな空間にしたければシェードカーテンがおすすめです。
特にブラインドやシェードカーテンは、スッキリとした見た目をしているので、部屋を広く感じさせてくれるのも魅力です。
部屋の雰囲気や用途に応じて適したカーテンを選ぼう
ひと口にカーテンといっても、さまざまな種類があります。種類ごとに見た目や特徴が異なるので、部屋の雰囲気や用途に応じて、適したカーテンを選びましょう。
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