カーテンにダニは付くの? ダニの取り除き方や予防策を紹介

カーテンは汚れが目立ちにくいため、お手入れの必要性を感じていない方もいるでしょう。
しかし、実際にはカーテンは汚れがたまりやすく、その上ダニが好む環境が整っています。
従って、カーテンをきれいな状態にキープできなければ、ダニが大量発生する恐れもあるのです。
本記事では、カーテンとダニの関係性や取り除き方を紹介します。予防策も紹介しているので、併せて参考にしてください。
目次
見落としがちなカーテンのダニ
ラグや寝具などのファブリック製品はダニが付きやすいため、普段から予防を心掛けている方は多いでしょう。
しかし同じファブリック製品でもカーテンは対策が見落とされがちです。
ここでは、見落としがちなカーテンとダニの関係性について解説します。
カーテンにダニが付着する理由
窓周辺に掛けることの多いカーテンは湿気やほこりがたまりやすく、ダニにとって住みやすい環境です。
カーテンは頻繁に洗濯しない家庭も多く、ダニがより付着しやすい場所ともいえるでしょう。
なお一般家庭のカーテンには、約2,000匹ものダニが付着しているとの指摘もあるほどです。
従ってカーテンのダニ対策は必須といえます。
ダニの放置で起こり得るリスク
ダニを放置すると、アレルギー疾患を発症しやすくなります。
ダニがアレルゲンとなり、アレルギー性鼻炎やぜんそく、アトピーといったアレルギー症状を誘発しやすくなるからです。
またダニに刺されたり吸血されたりすると、強いかゆみを引き起こします。
従ってアレルギーのある方や子ども、高齢者のいる家庭では特にダニ対策が重要となるでしょう。
カーテンをすみかとするダニ
ここからは、カーテンをすみかとするダニの種類を紹介します。
イエダニ
イエダニは、ねずみなどの動物に寄生する吸血性のダニです。
寄生した動物が死ぬと、人に移動して吸血する場合があるため注意が必要です。
イエダニは5月頃から活動が活発になる他、暗い場所を好む習性があります。
マダニ
マダニは、動物や人に寄生して吸血する大型のダニです。
感染症を媒介する可能性がある他、かまれると皮膚の腫れや強いかゆみが生じます。
主な生息場所は屋外ですが、衣類に付着して室内に入る恐れがあるため注意が必要です。
また、マダニは10~11月頃に活動が活発化します。
コナダニ
コナダニとは、小麦粉や乾物といった食品などに繁殖するダニです。
人をかむことはないものの、繁殖力が高くコナダニを餌とするツメダニが増えやすくなります。
そのためコナダニを発見したら放置せず、迅速に駆除しなければいけません。
また、コナダニは梅雨や秋口に増殖しやすいです。
ツメダニ
ツメダニとは、ラグや畳などに生息しているダニです。
コナダニをはじめとする小さな虫を餌にしており、人を刺すこともあります。
梅雨や秋口に繁殖しやすく、この時期は人への被害も増える傾向です。
ダニを取り除く方法
カーテンに付着したダニは、洗濯で駆除するのは困難です。
ダニは水に強い上、脚先が布の繊維にしがみ付きやすく、洗濯では洗い流し切れないからです。
また洗濯に使用する洗剤や漂白剤はダニを駆除する効果がないため、漬け置きしても取り除くことは難しいでしょう。
そこでここからは、ダニの駆除に効果的な方法を紹介します。それぞれの方法を参考に、ダニの駆除を行ってみてください。
掃除機
カーテンに付いているダニを駆除したい場合は、掃除機で吸い込むのも一つです。
掃除機で吸い込めば数を減らせる上、吸い込む衝撃で死滅するため駆除も容易です。
掃除機の各メーカーから販売されているアタッチメントを活用すれば、カーテンの掃除も簡単にできるでしょう。
ただし掃除機で吸ったダニの死骸が排気口から出てくる可能性があるため、駆除する場合は窓を開けて換気することが大切です。
排気口を窓へ向ければ、ダニの死骸が部屋に残りにくくなります。
熱処理
カーテンのダニを駆除したい場合は、熱処理が効果的です。
ここでは、乾燥機と熱湯の2種類の熱処理方法を紹介します。
乾燥機
ダニを駆除したい場合は、乾燥機を活用するのがおすすめです。
ダニ対策として天日干しを行う方は多いですが、ダニの死滅温度は60度以上の高温であることから、あまり効果は期待できません。
しかし乾燥機であれば高温状態を維持できるため、ダニ対策としても有効といえるでしょう。
ただしカーテンの素材によっては、乾燥機を使用できません。
乾燥機を活用したダニ対策を行う場合は、洗濯表示をよく確認した上で試してください。
熱湯
カーテンのダニを取り除きたい場合は、熱湯を活用するのも一つです。
前述した通りダニは60度以上で死滅することから、熱湯に数十分さらしておくと取り除けます。
水温は徐々に低下するため、60度以上の熱湯を用意して20~30分ほど漬け置きしましょう。
ただし、洗濯機のすすぎに湯を使用する際は洗濯機が高温に対応していない可能性があるため、注意が必要です。
熱湯処理を行う際は取扱説明書をよく確認してください。
別途容器を活用する場合は、耐熱容器を用意しましょう。
なお、カーテンの洗濯表示も忘れずに確認しておくことが大切です。
カーテンにダニが付くのを予防する方法
ダニは上記の方法で死滅・駆除しても、定期的にお手入れしなければ再度付着する可能性があります。
そのため常にきれいな状態をキープして、ダニが発生しにくい環境を作ることが大切です。
ここからは、ダニの発生を抑制させる方法を紹介します。
カーテンを含め窓周辺を定期的に掃除する
ダニ予防のためには、カーテンを含めた窓の周辺を定期的に掃除することが大切です。
カーテンは年1~2回を目安に洗濯して清潔な状態をキープし、ダニを寄せ付けない環境を作りましょう。
カーテンを洗濯している間にカーテンレールなどを掃除しておくと、より清潔な環境を整えられます。
定期的に換気もすれば湿気がたまりにくくなり、ダニ予防にもつながります。
なお、ダニ予防を行うと同じ条件で発生するカビも抑制しやすいです。
小まめに掃除をして、ダニやカビを予防しましょう。
機能性カーテンを使用する
ダニ予防をしたい場合は、機能性カーテンを使用するのもおすすめです。
カーテンには防ダニ対策の機能が備わっているものがあり、活用すると手軽にダニ予防ができます。
特に小まめな掃除ができない方は、機能性カーテンをうまく活用するとよいでしょう。
カーテン以外のダニが付きやすい場所は?
カーテン以外にも、ダニが付きやすい場所は家中にあります。
例えば、体温と汗によって高温多湿な環境となる寝具は、ダニのすみかになりやすいです。
またソファやラグ、畳も同様にダニが発生しやすいため、定期的な掃除が重要です。
カーテンだけではなく、ダニが付きやすいところはきれいな状態を心掛けましょう。
ダニにとってカーテン住みやすい環境! 定期的なお手入れで予防しよう
カーテンはダニがすみ付きやすく、定期的なお手入れが不可欠です。
常にきれいな状態をキープできれば、ダニ予防につながるでしょう。
今回紹介したお手入れ方法を参考に、ダニの発生しにくい環境を作ってください。
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