形状記憶カーテンとは? メリットや注意点、おすすめ商品も紹介

形状記憶カーテンとは? メリットや注意点、おすすめ商品も紹介

形状記憶カーテンとは、特別な加工方法により美しいフォルムを保ち続けられるカーテンです。

特別な加工技術を施しているため、シワになりにくく手軽に美しい状態を維持できます。

本記事では、形状記憶カーテンの概要やメリット、注意点を紹介します。選び方やお手入れ方法も紹介しているので、併せて参考にしてください。

形状記憶カーテンとは?

形状記憶カーテンとは、特別な加工によって美しいウェーブを保てるカーテンのことです。

まずは、形状記憶カーテンの概要を紹介します。

形状記憶加工の仕組み

形状記憶加工とは、縫製する前の生地に熱を加えて形を記憶させる加工方法のことです。

波型などの型に当て、その状態のまま真空窯に入れて熱を加えます。

すると型に沿った形がキープでき、自宅で洗濯してもきれいなウェーブを維持できます。

他のカーテンとの違い

形状記憶加工の他に、形態安定加工が施されたカーテンもあります。

形態安定加工とは、仕上がったカーテンに蒸気を当てることで形態を安定させる加工のことです。

形状記憶加工の場合、真空窯に入れて加工を施すため、時間やコストがかかります。

また釜の大きさによって制作できるカーテンのサイズに限りがあるため、活用シーンが制限されやすいです。

一方、形態安定加工であれば、ひだ倍率を抑えたカーテンにも活用できる他、大きいサイズのカーテンの加工もできます。

ただし、洗濯を繰り返すと徐々に形態が安定しにくくなり、形が崩れやすくなります。

両方の特徴を理解した上で最適なカーテンを選ぶことが大切です。

形状記憶カーテンのメリットや注意点

形状記憶カーテンのメリットや注意点

形状記憶カーテンのメリットや注意点は以下の通りです。

メリット
  • 美しいドレープを維持できる
  • 洗濯後のアイロン掛けが不要になる
  • しわになりにくい
注意点
  • 追加料金がかかる場合もある
  • 後から形状記憶加工できない

形状記憶カーテンの効果は半永久的に期待でき、長期間にわたって美しい形をキープしたい方におすすめです。

特に、頻繁に開け閉めする場所にカーテンを掛けると形崩れが起こりやすいため、形状記憶カーテンの利用が向いています。

洗濯のたびにアイロンをかける必要もなく、お手入れの手間を省けるでしょう。

忙しい方や手軽にカーテンを洗いたい方にもおすすめできます。

ただし、オプションによって形状記憶加工を施す場合は、追加料金が発生する可能性があります。

料金は購入先によって異なるため、形状記憶加工をお考えの方は事前に確認しておきましょう。

なお、初めから形状記憶加工が施されているカーテンであれば、追加費用は発生しません。

また、自宅ですでに使用しているカーテンに形状記憶加工を施すことも難しいです。

後からの加工も不可能ではありませんが、同程度のクオリティを再現するのは難しい場合があります。

そのため、形状記憶カーテンを掛けたい場合は、新しいカーテンの購入を検討しましょう。

形状記憶カーテンの選び方

形状記憶カーテンにはいくつもの種類があるため、お気に入りのアイテムを見つけることが大切です。

後悔のない形状記憶カーテン選びを行うために、選ぶ際のポイントを抑えておきましょう。

素材で選ぶ

形状記憶カーテンによく用いられる素材としては、ポリエステルが挙げられます。

ポリエステルは耐久性に優れており丈夫で長持ちすることから、形状記憶加工が施しやすい素材です。

なお、カーテンには他にも綿(コットン)や麻(リネン)、絹(シルク)などの種類があります。

天然素材は手触りが良く自然な風合いが魅力的ですが、形状記憶加工を施すことができません。

そのため、素材にこだわりたい方は、形状記憶加工に対応しているかどうかも確認しておく必要があります。

機能で選ぶ

形状記憶カーテンを選ぶ際は、その他の機能もチェックしましょう。

カーテンの種類によってはさまざまな機能が備わっており、より快適な住環境を整えるのに役立ちます。

具体的な機能は以下の通りです。

機能 特徴
遮光 外からの光を遮る
遮音 外からの音を遮る
防炎 燃えにくく燃え広がりにくい
遮熱 外から入る熱を遮る
UVカット 紫外線が室内に入らないようにカットする
ミラーレース 外からの視線を遮る

他にもさまざまな機能があるため、必要に応じたカーテンを選んでみましょう。

デザインで選ぶ

形状記憶カーテンは、好きなデザインで選ぶことも可能です。

他のインテリアや好みに合わせたカーテンを選べば、よりお気に入りの空間に仕上がります。

具体的には、以下のような選択肢があります。

テイスト
  • シンプル
  • フェミニン
  • モダン
  • ナチュラル
  • ポップ
  • 無地
  • 水玉
  • ストライプ
  • リーフ
  • ホワイト
  • ブラック
  • グリーン
  • ブラウン
  • イエロー
  • ピンク

カーテンは、お部屋のインテリアの中でも視覚的に大きな割合を占めるため、そのデザインによって部屋の印象が大きく変わります。

豊富なデザインがあるため、お気に入りの一枚を探してみると良いでしょう。

サイズで選ぶ

カーテンを購入する際は、取り付ける窓のサイズに合ったものを選びましょう。

サイズの合わないカーテンを掛けると、快適な室内環境を維持しにくいからです。

なお、既製カーテンの基本サイズは以下の通りです。

100cm
  • 110cm
  • 135cm
  • 178cm
  • 190cm
  • 200cm
  • 220cm
150cm
  • 178cm
  • 200cm

上記のサイズが合わない場合は、以下の手順に従って測定してみましょう。

  1. カーテンレールの幅を測る
  2. 固定ランナーの下から窓枠下までを測る

オーダーメイドで作成してくれるお店であれば、窓のサイズにぴったりのカーテンを掛けられます。

価格で選ぶ

カーテンを購入する際は、価格もチェックしましょう。

一般的に既製カーテンよりもオーダーカーテンの方が高額な傾向にあります。

そのため、価格を少しでも抑えたい方は、既製カーテンの中から選ぶのがおすすめです。

しかし、オーダーカーテンには既製カーテンにないメリットが多くあります。

例えば、オーダーカーテンは窓のサイズに合わせてカーテンの大きさを調整しやすい上、デザインや機能にもこだわれます。

また縫製のクオリティが高いといったメリットもあり、既製カーテンにはない魅力があります。

従って、質の良いカーテンを取り付けたい方や、既製カーテンが窓のサイズに合わない場合はオーダーカーテンを活用するのがおすすめです。

形状記憶カーテンのお手入れ方法

形状記憶カーテンのお手入れ方法

形状記憶カーテンを美しい状態で長く使い続けるためには、適切な方法でお手入れすることが大切です。

ここからは、形状記憶カーテンのお手入れ方法を紹介します。

日常的なお手入れ

カーテンは窓辺に掛けていることもあり、埃や汚れが付きやすいアイテムです。

そのため、定期的にはたきや掃除機などを使って、埃や汚れを取り除くことが大切です。

ただし、吸引力の強い掃除機でカーテンを掃除すると生地を傷める要因となるため、弱から中程度ほどの吸引力に弱めてから優しく埃を吸い取りましょう。

ひだに沿って上から下に軽く掃除すると、カーテンの表面についた埃や汚れを取り除けます。

洗濯方法

カーテンを洗濯する際は、まず洗濯表示タグをチェックします。

カーテンの中には洗濯機で洗えるものと洗えないものがあるため、洗濯する前に確認しておきましょう。

また洗濯できるカーテンであっても、水温や洗濯方法に指定がある場合もあります。

事前に洗濯方法を確認した上で洗濯することが大切です。具体的に確認したい表示は、以下の通りです。

洗濯表示 意味
洗濯桶の中に数字 洗濯機での洗濯が可能(中の数字は水温を表す)
洗濯桶と手のマーク 手洗いであれば可能
洗濯桶にバツマーク 自宅での洗濯が不可能

自宅での洗濯が可能な場合は、以下の手順に沿って洗濯しましょう。

  1. カーテンをカーテンレールから外す
  2. カーテンに付いたフックを外す
  3. しわが付かないように蛇腹折りにする
  4. 洗濯ネットに入れる
  5. 洗濯表示に合わせて弱流水コースなどで洗う
  6. 短時間の脱水をする
  7. フックを付けてカーテンレールに掛ける
  8. その状態のまま自然乾燥させる

カーテンを洗う際は、カーテンのサイズにあった洗濯ネットを使用します。

洗濯ネットが大きすぎると中でカーテンが動いてしまい、生地を傷める要因となります。

反対に小さすぎるとカーテンの汚れが落ちにくく、きれいに洗濯できません。

そのため、カーテンが適度に収まる洗濯ネットを選ぶと、汚れを落としながらきれいに仕上げられます。

なお、カーテンを洗濯する際に使用する洗剤は、洗濯表示タグに指定がなければ一般的な洗濯洗剤でかまいません。

気になる方は、おしゃれ着き洗い用の中性洗剤を活用すると生地の負担を抑えながらカーテンをきれいにできます。

また脱水時間が長くなると生地が痛みやすくなるため、脱水時間は30秒などごく短時間に留めることが大切です。

アイロンの掛け方

形状記憶カーテンは、基本的にアイロン掛けは必要ありません。

アイロンが必要な場合は洗濯表示タグの表記より低温でかけ、同じ場所に長時間当てないようにしながらアイロンを掛けてください。

おすすめの形状記憶カーテン2選

最後に、オーダーカーテン通販【aiika】がおすすめする形状記憶カーテンを2つ紹介します。

それぞれの特徴を参考にしながら、お気に入りの1枚を見つけてください。

遮光カーテン 1級遮光 遮熱 防炎 全25色 ドレープカーテン「luonto(ルオント)」

luonto(ルオント)は、北欧の暮らしをイメージしたナチュラルベーシックカラーのカーテンです。

織り感のある生地は壁紙との相性が良く、温かみのある空間を作りたい方におすすめです。

数種類の色を織り合わせているため、優しい風合いを感じられる部屋に仕上がるでしょう。

カラーバリエーションが豊富で、お気に入りの一枚を見つけやすいのも魅力です。

シルクのような光沢の完全遮光防音形状記憶カーテン「キング」(既製カーテン)

キングは、上質なシルクのような高級感が魅力のカーテンです。

4層に樹脂コーティングを施しており、防音効果や断熱効果が期待できます。

そのため、部屋の冷暖房効率が良くなり、省エネ効果の向上が見込めます。

美しいドレープが続く形状記憶カーテンでお部屋を彩ろう

形状記憶カーテンとは、美しいウェーブを維持しやすいカーテンのことです。

洗濯をしてもきれいなひだを保ちやすく、優しく柔らかい風合いをキープできます。

今回紹介した選び方を参考に、お気に入りの形状記憶カーテンを見つけてみてください。

オーダーカーテン通販【aiika】は、1cm単位でオーダーメイドできるカーテン専門店です。

形状記憶カーテンだけではなく、幅広いカーテンを取り扱っているため、他のインテリアや好みに合わせたカーテンを見つけられます。

形状記憶カーテンをお探しの方は、ぜひオーダーカーテン通販【aiika】をご利用ください。

 

aiika編集部

aiika(アイカ)は、お好みの生地とサイズ、縫製スタイルを選ぶだけで、お手頃価格のカーテンが簡単にオーダーできるカーテン通販専門店です。
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