遮光レースカーテンの効果は？遮光カーテンとの違いや選び方のポイントを解説
カーテンが持つ数ある機能の中でも、重要な機能の一つとして挙げられるのが遮光性です。強い日差しをシャットアウトしたり、外からの視線を遮ったりしてくれます。
この遮光性は一般的なドレープカーテンなどに付いている機能で、レースカーテンには存在しない機能です。
しかし室内の様子を見えにくくしたり、紫外線による家具や床の日焼けを防いだりと、遮光カーテンが持つ機能の一部を発揮できるレースカーテンもあります。
遮光カーテンに近い機能を持つレースカーテンを紹介するとともに、遮光カーテンとの違いや選び方のポイントを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
遮光レースカーテンは存在しない
大前提として遮光カーテンとは光を遮るカーテンのことで、レースカーテンは光を採り込むことを目的にしているので、遮光レースカーテンというものは存在しません。光を遮ってしまうと、レースカーテンの目的が果たせないからです。
遮光カーテンとは、光を吸収するため生地に黒糸を編み込んだり、裏地に樹脂などのコーティングを施したりして、光を遮断する機能を持ったカーテンのことです。
レースカーテンよりも厚みのある、ドレープカーテンやロールスクリーンなどがこうした機能を備えています。
ちなみに遮光性には1～3級までの等級に分かれており、数字が小さいほど遮光性の高いカーテンとなっており、1級になると99.99％以上光を遮ることが可能です。
街灯や朝日が気になる寝室や、西日が強く差す部屋などに適しています。
このように遮光性に特化したカーテンは厚手の生地を使用したものに限られ、そもそも採光するために使われるレースカーテンに遮光機能はありません。
しかし紫外線を防げるなど、遮光カーテンの一部機能を持つレースカーテンはあります。
遮光カーテンに近い機能を持つレースカーテンの種類
遮光レースカーテンというものはありませんが、遮光カーテンが持つ機能の一部を持つレースカーテンは存在します。
遮光カーテンの機能として「眩しさを防ぐ」「冷気・暖気を通しにくい」「プライバシーの保護（目隠し）」「紫外線カット」といった機能が挙げられます。
これらの機能を持つレースカーテンが存在するので、必要な機能を持つものを選べば、遮光カーテンでなくても満足できるかもしれません。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
採光レースカーテン
光を拡散させることで、部屋全体を明るくしてくれるカーテンで、部屋の一部分だけ眩しい状態を解消してくれます。
立地や間取りによっては、日光が当たる部分だけ眩しく、光の当たらない場所が暗いというケースもあるでしょう。採光レースカーテンは特殊な構造の繊維を使用することで、光の透過性と拡散性を高めているので、日光を程よく採り入れながら、部屋全体を明るくしてくれます。
日光が一点集中するのを防いでくれるので、窓際の日差しは強く眩しいが、室内が暗い場合におすすめです。
遮熱レースカーテン
日当たりが良過ぎて室温が高くなり過ぎる場合は、遮熱カーテンで日差しによる熱を防ぎましょう。南向き・西向きの部屋など、日光がよく当たる部屋は、暑くなりやすく冷房の効きが悪くなる傾向にあります。
遮熱レースカーテンは生地に特殊な素材を使ったりコーティングを施したりしているので、日光を反射したり、室内に熱が伝わらないようにしてくれます。
暑い季節でも快適な室温を保ちやすくなるのと同時に、冷房効率を高めて節約にもつながる機能です。
UVカットレースカーテン
部屋の中でも降り注いでいる紫外線をカットしてくれる機能で、肌や家具、床などの日焼けを防いでくれます。
紫外線は屋外はもちろんですが、屋内でも窓から降り注いでいるので「窓際にいたら日焼けした」ということも起こり得ます。人体はもちろんですが、インテリアにも影響があり、家具や床、畳などが日焼けする可能性があり、日光が当たる部分だけ変色して不格好になるかもしれません。
UVカットレースカーテンは紫外線を吸収・反射する素材を使ったり、生地の編み目や織り目を詰めたりすることで、紫外線をカットしてくれます。
日焼けを防ぐレベルは商品によってさまざまなので、表示されているUVカット率を参考にしてください。
遮像レースカーテン
外から室内の様子が透けて見えるのが気になる場合は、遮像レースカーテンがおすすめです。
光を屈折させる特殊な糸を使うことで、外からの光を屈折させ、昼はもちろん夜でも外から室内の様子が見えにくくなります。UVカット効果も期待できます。
また一般的な生地よりも目が詰まっていて厚みがあるので、外気温の影響を受けにくく夏は涼しく冬は暖かい部屋にしてくれるのも魅力です。ただし遮像レースは室内からの視線も遮るため、外が見えにくくなるのは要注意。窓の外が見えないことで、圧迫感が生まれるかもしれません。道路に面しているなど、外からの視線が気になる部屋におすすめです。
ミラーレースカーテン
遮像と同じく外からの視線を遮ってくれる機能で、プライバシーを保護する目隠しとして最適です。
大きな特徴は、外から室内が見えないにもかかわらず、室内からは外の様子が見えやすいという点です。ミラーレースカーテンは生地の裏側に光を反射させる糸を使用しており、裏面が鏡のように光を反射することで目隠ししますし、UVカット機能も期待できます。
ただし光の反射を利用するため、夜は照明によるシルエットを防げません。同じく曇天時や雨天時など日光の弱い日は視線を防ぐ効果が少し弱まってしまいます。
外からの視線は防ぎつつも室内から外は見えるようにしたい方や、夜よりも昼の視線が気になる方におすすめです。
レースカーテンの選び方6つのポイント
レースカーテンの選び方として、大きく6つのポイントが挙げられます。
ポイントを押さえたうえで選ぶことで、あなたの部屋に合ったカーテンを選びやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.目的に合わせて機能を選ぶ
部屋の用途や不満点などに応じて、カーテンを設置する目的に合った機能を選ぶことが大切です。
レースカーテンにはさまざまな機能を持つものがありますが、その部屋に必要な機能を有しているかどうかで、過ごしやすさは大きく左右されます。
例えば日差しが強くインテリアの日焼けが心配なのであればUVカット機能が、外からの視線が気になるのであれば遮像・ミラーレース機能が適しています。
どういった目的でカーテンを設置したいのかによって、適した機能は異なるので、改めて部屋に必要な機能を考えて適したものを選びましょう。
2.窓の大きさに合ったサイズを選ぶ
窓の大きさに合ったサイズのカーテンを選びましょう。
レースカーテンのサイズが窓の大きさと合っていないと、隙間から室内の様子が見えたり日差しが差し込んだりしてしまうので、レースカーテンの意味が薄れてしまいます。窓枠やカーテンレールのサイズなどをしっかりと測った上で、ぴったりの丈・幅のものを購入しましょう。
特にオーダー品はサイズを細かく指定できるので、どのような窓にも合わせやすくおすすめです。
3.遮光カーテンとセットのものを選ぶ
遮光カーテンとセットになっているものを購入すれば、遮光性を確保できるのはもちろんコーディネートしやすくなります。
ドレープカーテンとレースカーテンの組み合わせを検討した上で購入できるので、ちぐはぐな印象のインテリアになるのを防げます。
またセットで購入することで、個別に注文したりサイズを測ったりする手間を省けるのも利点です。
4.部屋に合わせて色を選ぶ
レースカーテンといえば光を反射しやすい白が定番ですが、他の色も販売されているので、部屋に合わせたものを選択できます。
例えばブルー系なら涼し気な印象になり、グリーン系なら爽やかな雰囲気になるので、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。
また黒に近い暗めの色は、紫外線を通しにくくなるので、日焼けが気になる方は暗めの色もおすすめです。
5.長く使えるレースカーテンを選ぶ
レースカーテンは買い換えの頻度が少ないので、長期間使える耐久性の高いものを選ぶのがおすすめです。耐久性の高いものであれば、お気に入りのカーテンを長年使い続けることもできます。
抗菌・防臭などレースカーテンが傷むのを防いでくれる機能があると、より長く使いやすいでしょう。
6.手入れが簡単にできるものを選ぶ
レースカーテンはホコリや汚れが付きやすいので、自宅でも簡単に手入れできるものがおすすめです。特に白は汚れが目立ちやすいので、定期的に丸洗いできると、清潔な状態を保ちやすくなります。
レースカーテンに限らず、カーテンには自宅でも丸洗い可能なウォッシャブル機能が備わっているものがあるので、洗濯可能かどうか確認してから購入しましょう。
オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのレースカーテン
オーダーカーテン通販【aiika】では多くのカーテンを扱っており、レースカーテンもさまざまな種類があります。
その中でも特におすすめの人気商品を紹介するので、レースカーテン選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
エアコン効率アップ！高機能 防炎 省エネミラーレースカーテン
夏は太陽光を反射する素材が部屋を涼しくし、冬には生地が太陽光を取り入れて部屋を暖かくしてくれるので、一年中快適な室温で過ごせるカーテンです。
夏は遮熱性・冬は断熱性に優れているので、快適な温度で過ごせるとともに、冷暖房の効率がアップ。電気代の節約にもつながります。
淡い色合いのものや柄入りのものなど、個性豊かな種類が揃っているので、インテリアや部屋の雰囲気に合うものを選びやすくなっています。
自然光で明るく過ごせる光を採り込むレースカーテン「ブライトベール」
帝人が開発した特殊繊維「WAVERONプラス」を使用したレースカーテンで、夜も見えにくい遮像レースカーテンです。しっかりとプライバシーを守ってくれるだけでなく、外の明るさをよく通すので、部屋の隅々まで明るくしてくれます。
昼も夜も透けにくいので、プライバシー保護だけでなく防犯対策にもなります。
UVカット機能もあるので、室内に光を取り込みながらも、インテリアの日焼けを防ぐことが可能。可視光を通しつつ紫外線はカットしてくれます。
レースカーテンは機能に注目して選ぶのがおすすめ
レースカーテンは視線を遮りつつ光を通すことで部屋を明るくするのが役割なので、遮光レースカーテンというものはありません。
しかし遮光カーテンが持つ「眩しさを防ぐ」「冷気・暖気を通しにくい」「プライバシーの保護（目隠し）」「紫外線カット」という機能を有するものはあります。
遮光カーテンが欲しい理由によっては、レースカーテンが役立つ可能性は十分にあります。
オーダーカーテン通販【aiika】では豊富な種類のレースカーテンを取り扱っているので、あなたに合う商品がきっとあるでしょう。
無料でサンプル生地をお送りしているので、オンラインショッピングでありながら実際に見て触って納得した上で注文可能です。ぜひ気軽にお問い合わせください。
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