賃貸でカーテンレールを取り付けるには? 穴を開けない設置方法を紹介

賃貸でカーテンレールを取り付けるには? 穴を開けない設置方法を紹介

賃貸物件の中には窓にカーテンレールが取り付けられておらず、カーテンを掛けられない場合があります。

賃貸は契約上穴を開けられないケースが多い上、退去時に原状回復しなければいけません。

そのため、自身でカーテンレールを取り付けられないと悩む方もいるでしょう。

しかし賃貸でも活用できるアイテムを取り入れると、壁や天井に穴を開けることなくカーテンを掛けられます。

本記事では、賃貸物件にも活用しやすいカーテンレールを紹介します。穴を開けずに設置できるアイテムを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

賃貸の窓にカーテンレールが付いていなかったら?

賃貸の窓にカーテンレールが付いていなかったら?

賃貸物件の中には窓にカーテンレールが付いていない、もしくは入居時から破損している場合があります。

カーテンを掛けたくてもカーテンレールがないときは、自分で取り付けるか業者に依頼するのが一般的です。

自分で取り付ける場合は穴を開けても問題がないかを貸主に確認し、その上で必要な道具などを準備しなければいけません。

業者に依頼する場合の費用は窓のサイズや枚数などによって異なるものの、2万~4万円程度かかる点に注意が必要です。

従って賃貸でカーテンレールを取り付けたい場合は、どちらの方法を選択すべきかをよく検討しましょう。

穴を開けずにカーテンレールを設置する方法

賃貸物件によっては、壁や天井に穴を開けられない場合があります。

そのような場合にカーテンレールを取り付けると、退去時に修繕費用を請求される可能性があるため注意しなければいけません。

穴を開けずにカーテンレールを取り付けたい場合は、粘着式カーテンレールと突っ張り式カーテンレールのどちらかを活用するのがおすすめです。

粘着式カーテンレールとは、両面テープで取り付けられるカーテンレールです。

一方、突っ張り式カーテンレールとは、突っ張り棒のように設置できるカーテンレールを指します。

どちらも穴を開けずにカーテンを掛けられるため、原状回復が必要な賃貸におすすめです。

なお本記事では、突っ張り式カーテンレールについて解説します。

突っ張り式カーテンレールを選ぶポイント

突っ張り式カーテンレールを選ぶポイント

突っ張り式カーテンレールを選ぶ際は、窓のサイズとレールの耐荷重をチェックしましょう。

設置場所に合わない突っ張り式カーテンレールを選ぶと快適な空間を作りにくくなる上、事故やけがの要因になります。

そのため、設置場所に適した突っ張り式カーテンレールを選ぶことが重要です。

ここからは、選ぶポイントについて詳しく解説します。

窓のサイズ

突っ張り式カーテンレールの長さは、窓の幅に合わせて選ぶのがポイントです。

一般的に突っ張り式カーテンレールは伸縮できるため、細かな計測をする必要はありません。

しかし感覚で購入すると最長まで伸ばしても長さが足りなかったり、最短にしても窓枠からはみ出てしまったりする可能性があります。

そのため窓のサイズを大まかに把握した上で、最適な突っ張り式カーテンレールを選ぶことが大切です。

なお伸縮できる突っ張り式カーテンレールは、取り付け寸法として「〇〇~〇〇cm」と幅を持たせているため、その幅に合うものを購入しましょう。

例えば幅80cmの突っ張り式カーテンレールを探している場合、「~80cm」「80cm~」という2つのサイズがあれば後者の「80cm~」を購入するのがおすすめです。

突っ張り式カーテンレールの取り付け幅に余裕を持たせておくと、失敗なくカーテンを取り付けられます。

耐荷重

突っ張り式カーテンレールを購入する際は、耐荷重も確認しましょう。

耐荷重とは、カーテンレールが支えられる最大重量のことです。カーテンを1枚掛けたいときは、比較的耐荷重の低いカーテンレールでも問題なく使用できる場合が多いです。

しかしレースカーテンとドレープカーテンなど複数のカーテンを掛けたい場合は、重さの合計を計算した上でカーテンレールの耐荷重を検討しなければいけません。

なおカーテンは種類によって重さが異なるため、枚数だけではなく種類も考慮することが大切です。

具体的な目安は以下の通りです。

  • レースカーテン:軽量なため、耐荷重の低いカーテンレールでも問題ない
  • ドレープカーテン:レースカーテンと比べ重量があるため、耐荷重の高いものを選ぶ
  • 遮光カーテン:重量があるため、耐荷重をよく確認する。特に遮光性の高いカーテンは重い傾向にある

他にもカーテンタッセルなどを付ける予定がある場合は、飾りの重さも考慮してカーテンレールを選びましょう。

突っ張り式カーテンレールを設置する際のポイント

突っ張り式カーテンレールは誤った方法で設置すると、落下する恐れがあるため慎重に作業しましょう。

ここでは、設置する際のポイントを紹介します。

カーテンレールを水平に設置する

突っ張り式カーテンレールは、水平になるように設置してください。

水平に設置しないと、カーテンが片側に寄ってしまったり落下したりする可能性があります。

場合によってはカーテンの開閉がうまくできずに、不便さを感じることもあるでしょう。

そのため突っ張り式カーテンレールを設置する場合は、多角的に確認して水平かどうかを確認しながら作業を進めるのがポイントです。

一度で設置場所を決めてしまうのではなく、微調整しながら水平な場所を見極めるのがおすすめです。

カーテンレールを確実に固定する

突っ張り式カーテンレールを設置する際は、しっかりと固定できているのかをよく確認しましょう。

固定が不十分だと突っ張り式カーテンレールが落下しやすくなり、事故やけがにつながります。

そのため突っ張り部分の固定具をしっかりと締め、壁に対して斜めに設置されていないかをよくチェックしておくことが重要です。

併せてカーテンを掛けられるスペースを十分に確保しておき、問題なく使用できる環境なのかも確認しましょう。

突っ張り式の窓装飾にはカーテン以外の選択肢もある

ここまで、カーテンを掛けるための突っ張り式カーテンレールを紹介しましたが、突っ張り式の窓装飾にはカーテン以外にも種類があります。

窓周辺の環境を考慮した上で、適したタイプを選びましょう。

ここからは、カーテン以外の窓装飾の種類やそれぞれの特徴を紹介します。

ブラインド

ブラインドとは、アルミ製もしくは木製のスラット(羽根)を並べた窓装飾です。

コードを使用して開け閉めしたり、角度を調整したりすることができ、必要に応じて日差しを取り込めるのが魅力です。

耐水性の高いものであれば、浴室やキッチンなどの水周りにも使用できます。

ただしブラインドのスラット部分はほこりがたまりやすいことから、定期的な掃除が欠かせません。

掃除しやすいタイプを選ぶと、お手入れの負担を軽減できます。

ロールスクリーン

ロールスクリーンとは、筒状の芯に布を巻き取って上下に開閉する窓装飾です。

カーテンのようなヒダがないため、閉めているときはフラットになり、壁面をすっきりと見せられるのが特徴です。

空間を仕切ったり、目隠し用に設置したりしたいときに向いています。

ただし一般的なカーテンより開け閉めしにくいため、頻繁に出入りする窓には不向きといえるでしょう。

ローマンシェード

ローマンシェードとは、布を蛇腹に折り畳んで上下に開閉する窓装飾です。

ローマンシェードの高さを調整すれば外からの視線や直射日光を遮れるため、採光窓などの小窓におすすめです。

ローマンシェードを開けると上部に布が折り畳まれることから、室内をすっきりと見せたい方にも向いているでしょう。

ただし、カーテンと比べ費用がかかる可能性がある点に注意が必要です。

また商品によっては洗濯やクリーニングに対応していないため、取り扱い方法を事前に確認しておくことも大切です。

突っ張り棒でもカーテンレールの代用が可能

カーテンレールが取り付けられない場合は、突っ張り棒を代用することも可能です。

突っ張り棒であれば穴を開けずにカーテンを掛けられる上、取り扱いが容易なため小まめに設置場所を変えることもできます。

なお、突っ張り棒はパイプを伸ばして長さを微調整できる「ジャッキ式」と、内部にあるばねの反発力を生かして設置する「ばね式」の2種類があります。

ばね式よりジャッキ式の方が耐荷重に優れているため、設置場所やカーテンのタイプに合わせて選ぶのがおすすめです。

また突っ張り棒を利用してカーテンを掛ける場合は、突っ張り棒にランナーを付けてカーテンを吊るす方法と、突っ張り棒に直接カーテンを通す方法の2通りが一般的です。

カーテンの形状や設置場所を考慮して、適した方を選択しましょう。

突っ張り式カーテンレールを設置する際の注意点

突っ張り式カーテンレールは壁や天井に穴を開けずに設置できるものの、利用する際の注意点があります。事前に注意点を理解しましょう。

壁にへこみや傷が付かないように気を付ける

賃貸物件で突っ張り式カーテンレールを使用する場合は、壁にへこみや傷が付かないように注意しましょう。

突っ張り式カーテンレールを長期間使用すると壁にへこみや傷ができやすくなり、場合によっては修繕費用を請求される可能性があります。

特にカーテンレールが落ちないように強く固定していると、へこみや傷ができやすくなります。

そのため突っ張り式カーテンレールを取り付ける場合は、事前に壁の状態を確認してください。

傷みの目立ちそうな壁や傷が残りそうな場所への設置は、利用をよく検討することも大切です。

なお、カーテンレールを取り付けるときは、壁にへこみや傷を付きにくくするためのアイテムを併用するのもおすすめです。

例えば突っ張り式カーテンレールと壁の間に傷対策グッズを挟んで、壁を保護するのも良いでしょう。

突っ張り式カーテンレールの幅と同程度の大きさの傷対策グッズを選ぶと、インテリア性を損なうことなく壁を保護できます。

傷対策グッズをうまく活用すれば、壁を守りながら突っ張り式カーテンレールを活用できるでしょう。

設置後も定期的に確認する

突っ張り式カーテンレールを設置した際は、定期的に固定具合を確認しましょう。

突っ張り式カーテンレールは、外部からの衝撃や経年劣化によって固定力が弱まることがあります。

場合によっては固定具が緩んで落下したり、壁などに傷ができたりすることがあるため、定期的に設置状況をチェックしましょう。

オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのカーテンレール

最後に、オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのカーテンレールを紹介します。

アイテムの特徴を参考に、良いカーテンレールを見つけてください。

穴あけ不要のつっぱり式のカーテンレール「フィットワン」

フィットワンはサイズによって0.45~1.9mの窓に対応する突っ張り式カーテンレールです。

カーテンレールを伸ばしてレバーでロックすれば取り付けられるため、専用の道具も必要ありません。

簡単に設置できることからカーテンを掛けたいところだけではなく、空間を仕切りたいときや目隠しにも利用できるでしょう。

またフィットワンにはカラーバリエーションがあり、部屋の雰囲気や家具の色との相性などを見極めて選択することも可能です。

シンプルな突っ張り式カーテンレールのため、インテリアにこだわりたい方にも向いています。

カーテンレールのない賃貸でも壁に穴を開けずにお気に入りのカーテンを掛けよう

賃貸物件の中にはカーテンレールが付いておらず、自分で用意しなければいけないケースがあります。

契約上穴を開けられない場合は、突っ張り式カーテンレールを活用するのがおすすめです。

カーテンレールと比べスムーズに取り付けられるため、DIY経験のない方でも簡単に設置できます。

またカーテン以外にもブラインドやロールスクリーンなどを活用することも可能です。

設置場所や部屋の雰囲気、使用用途などに応じて適したアイテムを見つけてください。

オーダーカーテン通販【aiika】は、1cm単位でカーテンを作れる専門店です。

今回紹介した突っ張り式カーテンレールだけではなく、幅広い種類のカーテンを取りそろえています。

突っ張り式カーテンレールやカーテンをお探しの方は、ぜひオーダーカーテン通販【aiika】までご相談ください。

 

aiika編集部

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