プロジェクタースクリーンはカーテンで代用できる? ロールスクリーンを使うメリットや選ぶときのポイントを解説!
自宅で過ごす時間を充実させるため、映画などの映像コンテンツをゆっくり楽しむのを目的として、自宅にプロジェクターを設置したいと考えている方もいるでしょう。
しかし、プロジェクターで映像を楽しむためには、数万円から数十万円の専用のスクリーンを用意する必要があります。
スクリーンにそこまでお金を出すのが難しい場合は、ロールスクリーンで代用するのがおすすめです。
本記事ではプロジェクタースクリーンをロールスクリーンで代用するメリットや、代わりとなるロールスクリーンの選び方を紹介しますので、参考にしてください。
目次
プロジェクタースクリーンとは?
プロジェクタースクリーンとはプロジェクターの映像を投影するための専用スクリーンのことです。
広くて凹凸のない平面のスクリーンで、スタンド型や三脚型などの床起きタイプ、壁に掛けて使用する壁掛けタイプ、スクリーンを固定して使用する吊り下げタイプなど、さまざまなタイプのスクリーンがあるのが特徴です。
価格の幅が広く、壁掛けタイプや床起きタイプは比較的安価で販売されています。
一方、吊り下げタイプや電動式で収納されるスクリーン、プロジェクターの映像を鮮明に反射させるタイプのスクリーンなど、性能の高い製品は価格が高くなります。
プロジェクタースクリーンは家にあるもので代用できる
プロジェクタースクリーンは高価なものもあり、購入するのをためらうケースもあるでしょう。
しかし、プロジェクタースクリーンは自宅にあるもので代用できます。具体的には、次に挙げるもので代用可能です。
- 壁
- 布団のシーツやテーブルクロス
- カーテン
壁
自宅に白色もしくは白色に近い壁があれば、プロジェクタースクリーンとして代用できます。
壁を利用する場合、プロジェクター以外に設置するものがないため、簡単かつ手軽にプロジェクターの映像を楽しめます。
壁紙には多少の凹凸が付いているものが多いですが、部屋の電気を消して暗くすればそこまで気にする必要はありません。
ただし、壁は白色もしくは白系の色の場合のみ代用可能です。白色以外の壁にはプロジェクターの映像を投影できないため、注意しましょう。
布団のシーツやテーブルクロス
布団やベッドのシーツ、テーブルクロスのように、面積の大きな布類もプロジェクタースクリーンの代用品として利用可能です。
シーツやテーブルクロスは、壁紙と比較して表面が滑らかなため、プロジェクターの映像を投影しやすいのが特徴です。
プロジェクタースクリーンとして代用する場合は、白系の布類を用意しましょう。色味のある布類では、プロジェクターの映像を投影しづらくなります。
またシーツやテーブルクロスにしわが付いていると、投影される映像が見づらくなるため、使用する前にアイロンを使ってしわを伸ばしておくことが大切です。
布が薄い場合、遮光性が低くなるため、明るい部屋では映像が見づらくなるので、できるだけ部屋を暗くしましょう。
なお、テーブルクロスを使用する場合、シーツと比較して投影できるサイズが小さくなる点には注意が必要です。
カーテン
カーテンもプロジェクタースクリーンの代用品として使用できます。
遮光性の高いカーテンなら日光を通さないため、プロジェクターの映像が見やすいでしょう。
裏地が黒いカーテンなら、さらに遮光性が高くなるので、映像をはっきり映すことが可能です。
ただし、カーテンにはヒダが付いており、プロジェクタースクリーンの代用とする場合は、ヒダのないフラットカーテンを使用して投影する必要があります。
また、プロジェクターの映像を投影する面は白色や薄い色を使いましょう。
代用するならロールスクリーンがおすすめ
プロジェクタースクリーンの代用品を探しているなら、ロールスクリーンがおすすめです。
ロールスクリーンはヒダがなく、表面も滑らかなため、プロジェクターの映像を投影しやすいのが特徴です。
また、使用後に収納しやすく邪魔になることもありません。カーテンや目隠しとしても使用できるなど、日常生活でも使用しやすいアイテムといえます。
メーカーや販売店によっては比較的安価で購入可能なため、プロジェクタースクリーンの代用品に向いているでしょう。
なお、詳細は後述しますが、スクリーンの代用品として使用するなら、白色で遮光性の高いロールスクリーンがおすすめです。
ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンとして使用するメリット
ロールスクリーンをプロジェクタースクリーンの代用品として使用するメリットは次のとおりです。
- コストを抑えられる
- 部屋の間取りに合わせてサイズを選べる
- 収納スペースが必要ない
- カーテンとして使える
- 目隠しや間仕切りにも使える
コストを抑えられる
ロールスクリーンを使用するメリットが、コストを抑えられることです。
専用のプロジェクタースクリーンは数万円から数十万円と、決して安いものではありません。
一方、ロールスクリーンなら安ければ数千円、高くても3万円程度で購入できるため、プロジェクタースクリーンを購入するよりは金額を抑えられるケースがほとんどです。
プロジェクタースクリーンと比較すると映像の映り方は劣りますが、大きな差はないため、気にならずに使用できるでしょう。
できるだけコストを抑えたい方にはロールスクリーンがおすすめです。
部屋の間取りに合わせてサイズを選べる
部屋の間取りに合わせて投影するサイズを選べるのも、ロールスクリーンを使用するメリットです。
プロジェクターは大きなスクリーンに映像を投影できますが、部屋の大きさによって適した投影サイズは異なります。
部屋の広さ別の最適なテレビのサイズは次のとおりです。
- 5~6畳:24~32インチ
- 8~10畳:32~40インチ
- 10~12畳:40~50インチ
50インチのテレビの場合、幅は約110cmとなりますが、ロールスクリーンなら幅120cm以上の商品もたくさん販売されています。
ロールスクリーンの大きさによっては、さらに大きなサイズでプロジェクターの映像を投影可能です。
また、プロジェクタースクリーンにはブラックマスクと呼ばれる黒い縁取りが付いています。
これは、映像のすぐ横に黒色があることで、視覚効果によってコントラストを感じられることを利用したものです。
ロールスクリーンにはブラックマスクがないため、コントラストは感じにくいものの、投影範囲が大きくなるというメリットがあります。
収納スペースが必要ない
ロールスクリーンを使用すると、収納スペースが必要ないというのもメリットになります。
専用のプロジェクタースクリーンは、使用しないときにはどこかに収納しなければなりません。
一方、ロールスクリーンは設置したままで、そのままカーテンや目隠しとして使用できます。
片づける必要も、片づけるための場所の確保も必要ないことは、ロールスクリーンが代用しやすい理由になっています。
カーテンとして使える
ロールスクリーンは、ロールカーテンとも呼ばれる通りカーテンとして使用可能です。
窓際に設置すれば日よけや視線よけになります。最近ではカーテンレールに設置可能なロールスクリーンもあり、賃貸物件に住んでいる場合でも問題なく利用可能です。
遮光性の高いロールスクリーンを選択すれば、紫外線カットの効果も期待できるでしょう。
目隠しや間仕切りにも使える
ロールスクリーンは目隠しや間仕切りにも利用できます。
本来の目的のカーテンとして、またはプロジェクタースクリーンの代用品として使用できるロールスクリーンですが、それ以外にも使い道があります。
例えば、押し入れや棚、ウォークインクローゼット、パントリーなど、来客時に隠した居場所に設置すれば、目隠しとして利用可能です。
また、広い部屋を区切ったり、空調効率を上げたりするための間仕切りとしても利用できます。
さまざまな使い方ができるのが、ロールスクリーンを利用するメリットです。
ロールスクリーンを選ぶときのポイント
プロジェクタースクリーンの代用品としてロールスクリーンを選ぶ場合のポイントは次のとおりです。
- 白いものを選ぶ
- 遮光性の高いものを選ぶ
- 生地の表面が滑らかなものを選ぶ
白いものを選ぶ
プロジェクタースクリーンの代用品としてロールスクリーンを選ぶ場合は、白いものを購入しましょう。
白色は光の反射作用が大きく輝度を得やすいため、プロジェクターが離れた場所にあっても映像が投影されやすくなるためです。
映画のスクリーンもプロジェクタースクリーンも白色ですので、ロールスクリーンもできるだけ白色を選ぶといいでしょう。
白色がどうしても購入できない場合は、アイボリーやベージュなどできるだけ薄い色を選択してください。
ただし、白色以外の薄い色は、映像は映るものの輝度が落ちてしまう点には注意しましょう。
遮光性の高いものを選ぶ
ロールスクリーンは遮光性の高いものを選びましょう。
遮光性のないロールスクリーンでは、窓際に設置した際にその光が邪魔をして映像が映りにくくなるためです。
特に、昼間は影響が大きくなるので、遮光性の高いロールスクリーンを使用するか、できるだけ部屋を暗くするようにしてください。
なお、遮光性の高いカーテンとは、外部の光を遮って室内を暗くするカーテンです。
寝室がシアタールームなどで使用され、太陽光の眩しさを軽減できる他、紫外線をカットできる効果もあります。
他にもプライバシーを守れ、熱や冷気を通しにくいのも特徴です。
遮光カーテンには1級から3級まで等級が設定されており、数字が少ない等級ほど遮光性に優れています。
遮光1級のカーテンは遮光率99.99%以上のカーテンで、外部の光をほとんど通しません。
また、遮光1級のカーテンは5段階に細分化されています。各段階の特徴は次のとおりです。
- 遮光1級(A++):生地からほとんど光を感じない状態
- 遮光1級(A+):生地からわずかに光を感じる状態
- 遮光1級(A)生地から光を感じるものの、生地の織組織(糸の交差具合)や色は分からない状態
- 遮光1級(B):生地から光を感じ、生地の織組織や色が分かる状態
- 遮光1級(C):生地全体は薄明るく見えるものの、人の表情は識別できない暗さ
※出典:一般社団法人 日本インテリアファブリックス協会.「遮光1級のカーテン及び布製ブラインドを5段階に分類」. https://www.nif.or.jp/other_files/mark/%E9%81%AE%E5%85%891%E7%B4%9A%E5%88%86%E9%A1%9E.pdf ,(2023-7-28).
遮光2級や遮光3級は、遮光1級と比較して、光を通しやすく、プロジェクタースクリーンの代用品としてはあまり向かないので、解説は割愛します。
プロジェクタースクリーンの代用品としてロールスクリーンを使用する場合は、遮光1級もしくは完全遮光のものを選びましょう。
生地の表面が滑らかなものを選ぶ
ロールスクリーンは生地の表面が滑らかなものを選びましょう。
生地の凹凸が少ないほど、映像が映りやすくなるためです。
ざっくり編まれたロールカーテンや、素材感のあるロールカーテンは、プロジェクター用のスクリーンには適していません。
また、模様がプリントされているロールスクリーンも映像が分かりづらくなるため、避けた方がいいでしょう。
オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめのロールスクリーン
オーダーカーテン通販【aiika】では、さまざまな種類のカーテンを販売しています。スクリーンの代用が可能なカーテンも取り扱っているので紹介します。
完全遮光オーダーロールスクリーン
完全遮光オーダーロールスクリーンは、優れた遮光性と発色性を兼ね備えたロールスクリーンです。
1cm単位で注文でき、自宅のスペースや投影したいサイズに合わせて発注できるのがポイントです。
カーテンの裏地をアクリル樹脂でコーティングした完全遮光カーテンで、生地から光が漏れることはありません。
カーテンとしてはもちろん、プロジェクタースクリーンの代用品としても十分に使える機能性の高いカーテンとなっています。
自宅でプロジェクターを使用したい方は、ぜひチェックしてみてください。
ロールスクリーンを使ってホームシアターを楽しもう!
今回はロールスクリーンをプロジェクタースクリーンの代用品として利用するメリット、ロールスクリーンを選ぶ際のポイントなどを解説しました。
プロジェクターの映像を楽しむにはプロジェクタースクリーンが必要ですが、高価で手が出ない場合はロールスクリーンで代用可能です。
自宅でプロジェクターを楽しみたいけれど、専用のスクリーンがない場合は、本記事を参考にロールスクリーンを選んでみましょう。
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