オーダーカーテンの選び方は?カーテン選び・販売店選びのポイントを解説
自分の好みに応じて注文できるオーダーカーテンは、既製品に比べると高価なものの、好みの色やデザイン、素材のカーテンを、窓にぴったりなサイズで購入できるのが魅力です。
カーテンはインテリアの中でも大きなアイテムなので、部屋の印象を大きく左右しやすいのが特徴です。イメージ通りのカーテンを注文できれば、理想のインテリアに近付けやすく、毎日の暮らしが豊かになるでしょう。また素材や縫製などの品質も既製品よりも上質なため、長く使い続けられるようになっています。
そんなオーダーカーテンですが、注文する機会はそう多くないため「何に注意すべきかわからない」方も多くいらっしゃるでしょう。
オーダーカーテンの選び方のポイントを「カーテン」「販売店」の2つの目線から解説するので、オーダーメイドを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オーダーカーテンと既製品の違いは何?
そもそもオーダーカーテンと既製品には、どのような違いがあるのでしょうか?
一般的に既製品の方が安い反面、オーダーカーテンの方がしっかりと丁寧に作られている「品質の高さ」が大きな違いです。
具体的には以下の表のように、フルオーダーカーテンの方が選択肢が多くこだわりを詰め込めるようになっています。
フルオーダーカーテン | 既製カーテン イージーオーダーカーテン |
|
ヒダ | 2倍ヒダ(3つ山)・1.5倍ヒダ(2つ山)・フラットなどから選択可能 | 1.5倍ヒダ(2つ山) |
フック | 90mm用 | 75mm用 |
芯地 | 90mm不織布芯地 折り返し縫製あり |
75mmポリエステル芯地 折り返し縫製なし |
裾縫製 | 10cm幅で三つ折り サイドウェイト付き |
8cm幅で三つ折り サイドウェイトなし |
耳縫製 | 両端2.5cmで完全三つ折り | 両端2cmで不完全三つ折り |
縫製 | すくい縫い・本縫いなどから選択 | 本縫い |
柄合わせ | あり | なし |
タッセル | 芯入り | 芯なし |
またオーダーカーテンにはフルオーダー以外にも、簡易的なイージーオーダーカーテンもあります。
既製カーテン・イージーオーダーカーテン・フルオーダーカーテンの違いを解説します。
既製カーテン
ホームセンターや量販店などで販売されているカーテンで、既に出来上がったカーテンの中から自分に合った商品を選ぶスタイルです。
一般的に既製品のサイズは幅100cmに対して、丈は135cm・178cm・200cmの3サイズ展開。
サイズが決まっているため、使用できる窓に限りがあります。またヒダの倍率を選べなかったり、芯地の高さが低かったりと、自由度・美しさでオーダー品に劣ります。
しかし大量生産でコストダウンしているため、安価で納期が早いのがメリットです。
ただしオーダーカーテンに比べると、生地の品質や縫製方法の違いから耐久性が低く、一般的に耐久年数は2~3年となっています。
転勤や引越しが多いなど、手軽に買い替えたい場合に適しています。
イージーオーダーカーテン
既製品と同じ生地・縫製仕様で、幅・丈などのサイズを自由に指定して注文できるスタイルです。
生地の質や縫製仕様などは既製品の範囲内のため、それほど自由度は高くありません。デザインや生地の種類なども、既製品同様バリエーションが少なくなっています。ただしサイズを自由に変更できるため、既製品では合わなかった窓でも使用可能です。比較的安価に、ぴったりなカーテンを購入できるのがメリットです。
とはいえ既製品同様に耐久年数は低く、縫製が簡易的なためヒダなども選べないなど、自由度は低くなっています。
カーテンのシルエットやデザインなどにこだわりがなく、窓にぴったりのサイズをリーズナブルに購入したい場合におすすめです。
フルオーダーカーテン
サイズはもちろん既製品にはないデザイン・素材の生地を選んだり、縫製仕様を指定したりと、細かくカスタマイズすることができるスタイルです。細かく指定できるため、コーディネートの難しい部屋や、デザイン性の高い小窓・変形窓などであっても、理想のカーテンを設置しやすくなっています。
また美しく見えるように、さまざまな工夫を施されているのが特徴です。
- 柄合わせ:カーテンの柄が、生地の継ぎ目で合うように縫製している。
- 芯地の長さ:フックを支える芯地の部分は、高さがあるほど美しく見える。既製カーテンが7.5cmなのに対して、芯地は9cmが標準。
- 耳(両サイド)の縫製:端を三つ折りにして幅を大きく縫製することで、よれを防ぐ。
- 裾の重り:裾を三つ折りにしてから縫製し、重りを入れることで、横へ広がるのを防ぎ、ヒダを真っ直ぐに保つ。
こうした丁寧な作業によって作られたカーテンは美しく、丁寧な縫製と高品質な生地のおかげで耐久年数が長く、10年以上使い続けられるほどです。
注文から完成まで製作期間が長く、費用は高くなるものの、イメージ通りのインテリアにできるので、こだわりの空間作りを行いたい方におすすめです。
オーダーカーテンの選び方5つのポイント
オーダーカーテンは高品質で自由度が高いため、理想のインテリアに近付けやすくなります。
とはいえオーダーカーテンを利用したことのない方が多いはず。「どのように選べば良いかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
選び方のポイントを5つ紹介するので、オーダーカーテンを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
部屋の雰囲気に合わせて統一感をもたせる
カーテンを選ぶ際は、部屋の雰囲気やインテリアとの相性も考えるようにしましょう。
カーテンはインテリアの中でも大きな面積を占め、部屋の印象を大きく左右するほど存在感のあるアイテムです。既存の家具や壁紙などとの相性が合わなければ、統一感のないチグハグな印象の部屋になってしまうかもしれません。
色はもちろん柄の種類や大きさなど、デザインはカーテン単体だけでなく、部屋全体とマッチするかで選びましょう。また設置する部屋の用途によって、適したカーテンを選ぶのも重要です。
例えば食事を楽しむリビングでは温かな雰囲気になる暖色が、落ち着いて過ごしたい寝室や書斎には寒色のカーテンが適しています。
部屋の雰囲気や用途に合わせて、デザインを選ぶと統一感あるインテリアにできます。
窓の種類に注意する
ひと口に窓といっても、引き違い窓(テラス窓)や腰窓(腰高窓)、はめ殺し窓、フランス窓、出窓など、さまざまな種類があるので、窓に適したカーテンを選ぶ必要があります。大きさはもちろん位置や開き方も異なるので、窓の種類に応じたカーテンサイズを選びましょう。横幅と丈を測って、どれくらいの大きさのカーテンが必要なのか、採寸することが大切です。間違ったサイズだと、短い・長いなど使いにくくなるかもしれません。
特殊な窓の場合は既製品では対応していない場合が多いものの、小さな窓にまでオーダーカーテンを採用すると購入費用が高くなってしまいます。
まずは既製品で対応できないか調べたり、ロールカーテンなどで代用できないか考えたりすると、少しでも費用を抑えられます。
生地の素材にも気を配る
見た目や機能性などから、生地の素材を選ぶと理想的なカーテンを作りやすくなります。カーテンに使用される素材は、天然繊維と化学繊維の2種に大別されます。
素材が異なると色やデザインが変わるのはもちろん、質感や風合い、機能性なども異なるため、カーテン選びにおいて大切なポイントです。
例えば天然繊維ではリネンやコットン、ウールなどが代表的。対して化学繊維ではポリエステルやレーヨン、アクリルなどが代表的な素材として知られます。ナチュラルなインテリアに合わせる場合や、通気性の良い空間にしたい場合は、リネンがおすすめです。
シワや型崩れが気になる場合は、ポリエステルをはじめとした化学繊維がおすすめです。
素材によっても特徴が異なるため、部屋の雰囲気や環境に合った素材を選びましょう。
関連記事:カーテンの素材はどれがおすすめ?素材別の特徴や選び方を解説
機能性にもこだわる
カーテンには多くの機能があるので、必要に応じて機能を付与できるのか、既に付与されているのか確認しましょう。代表的なものとしては遮光性や遮音性、防炎、ウォッシャブル、遮熱・断熱などの機能が挙げられます。
西日の強い部屋には遮光性の高いものが、外の音が気になる場合は遮音性が、冷暖房効率が気になるなら遮熱・断熱機能があると暮らしやすくなります。
こうした機能が備わっている生地なのか、備わっていない機能でも付け加えられるのか確認するのが大切です。
カーテンの使い勝手や暮らしやすさに影響するので、どの機能が必要か確認しておきましょう。
納期を確認する
納期を確認して、いつ手元に来るのかきちんと把握しておきましょう。
カーテンの枚数や在庫などにもよりますが。オーダーカーテンの場合は納品まで1週間~2週間ほどかかるのが目安です。お盆や年末年始など休暇期間を挟む場合や、繁忙期である2月~5月頃などは、より長くなる可能性もあります。人気生地の場合など、1カ月待ちになることも考えられます。
新築や引越しなど、入居に合わせてカーテンを作る場合は「入居日にカーテンがない」なんてことにならないよう、必ず余裕を持ったスケジュールで注文しましょう。
希望納期に間に合うかどうか、忘れず確認することが大切です。
オーダーカーテンの販売店の3つの選び方
オーダーカーテンは専門店以外にも、家具・雑貨量販店など、さまざまな店舗が提供しています。どの販売店で買うべきか悩まれることでしょう。
オーダーカーテンの販売店の選び方について解説します。
要望に応じて適切にアドバイスしてくれる
要望に応じて、適切なアドバイスをもらえる専門店がおすすめです。
量販店の場合は、カーテンについてわからないことがあっても、専門的なスタッフではないため、細かい部分まで答えてもらえないかもしれません。専門店であればカーテンに詳しいプロから、アドバイスをもらいながら選ぶことができます。
例えば予算やイメージしている部屋の雰囲気、付けたい機能などから、最適なカーテンの候補を提案してもらえるでしょう。特に窓装飾プランナーなどの資格を有したスタッフであれば、カーテン選びに失敗するリスクをグッと減らせるでしょう。
生地や柄・カーテンスタイルの種類が豊富にある
生地や柄・カーテンスタイルの種類が豊富な販売店がおすすめです。
オーダーカーテンは生地や縫製が上質なため、10年以上使い続けられます。特にフルオーダーのように高い費用をかける場合は、生地や柄、カーテンスタイルを妥協せず選ぶことが大切です。
「もっとこうすれば良かった」と思いながら使うのはもったいないので、豊富なバリエーションが用意されている専門店で、納得いくカーテンに仕上げましょう。
もしインターネットで選ぶ場合は、生地サンプルを送ってもらえる販売店なら、生地や柄選びに失敗しにくいためおすすめです。
オーダーカーテン通販【aiika】では、オーダーカーテンを受け付けており、お好みの生地サンプルを「6種類」まで無料でプレゼントしています。
生地の質感を確かめた上で注文できるので、オーダーカーテンを検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。
採寸・施工を行っている店を選ぶ
採寸や取り付けが不安な場合は、採寸・施工まで行っている販売店を利用しましょう。
例えば和室などカーテンレールがない窓に、カーテンを設置する場合どのように採寸して良いかわからなかったり、正しく採寸できているか不安だったりするでしょう。また取り付けも、カーテンレールから設置するのは難しいと思われる場合もあるでしょう。
窓の採寸から施工まで行っている専門店であれば、安心して任せられておすすめです。
オーダーカーテンで素敵な空間を演出しよう
オーダーカーテンは窓にぴったりなカーテンを注文できるだけでなく、幅広い色・柄からデザインを選べるため、理想のインテリアイメージに近付けられます。
既製品に比べると高価なものの、生地や縫製がしっかりしているため、長年使い続けられるのも魅力です。
オーダーカーテンが気になる方は、ぜひ「オーダーカーテン通販【aiika】」をチェックしてみてください。豊富なバリエーションがあり、生地サンプルを無料で提供しています。
オーダーカーテン通販【aiika】 | |
ヒダ | 2倍ヒダ(3つ山)・1.5倍ヒダ(2つ山)・フラットなどから選択可能 |
フック | 75mm用 |
芯地 | 75mm不織布芯地
折り返し縫製なし |
裾縫製 | 8cm幅で三つ折り
サイドウェイト付き |
耳縫製 | 両端2cmで不完全三つ折り |
縫製 | 本縫い |
柄合わせ | あり |
タッセル | 芯入り |
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