カーテンサイズは重要!正しい測り方と幅・丈が合わないカーテンの調整方法

引越しの際に、ほぼ確実に買い替えになってしまうもの……それは、カーテン。
他の家具とは異なり、部屋に備え付けの窓に合ったサイズのものが必要で、今の家と新しい家では窓のサイズが違う……というのはあるあるです。
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普段の生活の中ではあまり意識しませんが、カーテンには、部屋の雰囲気を左右するインテリアとしての役割の他に、光や熱(寒さ)、音を遮る、また外から家の中が見えないようにするといった、家の中でストレスなく快適に過ごせるようにするための重要な役割があります。
そして、これらの役割をしっかり果たすためには、窓に対してぴったりサイズのカーテンである必要があるのです。

色や柄が気に入っているから、手持ちのカーテンを使いたいという気持ちは大いにわかりますが、もし、そのカーテンのサイズが新しい家の窓に合わないのであれば、潔く新しいカーテンを買うべき。
この記事では、新しいカーテンの購入で失敗しないための正しいサイズの測り方と、手持ちのカーテンや間違って購入したカーテンをなんとか使いたいという方のために、サイズの合わないカーテンの調整方法をご紹介します。
目次
カーテンサイズの正しい測り方
カーテンのサイズを測る際は、カーテンレールを基準にします。決して、既存のカーテンの縦横を測ってはいけません。
幅の測り方
カーテンの幅は、カーテンレールの端にある、固定ランナーから固定ランナーまでの長さです。

装飾レールの場合は固定ランナーがないため、両端のリングランナーを一番外側(装飾キャップ側)にした状態で測ります。

測ったそのままの幅でカーテンを購入してしまうと、あまりにもぴったりで余裕がなくなってしまうため、実際にカーテンを購入・オーダーする際は、
- 両開き・・・幅の半分+2cm(×2枚)
- 片開き・・・幅+2cm
の幅を選びます。
プラスする長さは、お好みに合わせて調整可能ですが、+3~5%程度に収めておくのがベスト。

またプリーツのないフラットカーテンの場合は、上記の幅に、さらに+10~20%程度した幅にするのがおすすめです。
丈(高さ)の測り方
カーテンの丈(高さ)は、固定ランナー(リングランナー)の「下」から測ります。

掃き出し窓の場合は、固定ランナーの下から床までの高さを測り、-1cmするのが一般的。測ったそのままの丈だと、開閉の際に床に擦れてしまい、汚れやすいからです。
しかし、絶対にそのままの丈がダメというわけではなく、あえて床ギリギリにして、断熱や防音の効果を高めるという選択もあり。

腰高窓の場合は、固定ランナーの下から窓枠の下までの高さを測り、+15~20cmするのが一般的です。もしも、窓の下に家具などがある場合は、カーテンが被らないように、プラスする長さを調整してください。腰高窓は、測ったそのままの丈だと光が漏れてしまうため、必ず長さをプラスしましょう。
また出窓で、窓に沿ってカーテンがついている場合は、掃き出し窓と同じように、固定ランナーの下から出窓の天板までの長さを測り、-1cmするのが一般的です。

内側に取り付けるレースカーテンの場合は、プリーツカーテンの丈からさらに-1~2cmして、プリーツカーテンの裾からはみ出ないようにしましょう。
既製カーテンで対応できる?
既製カーテンのサイズは、一般的に3タイプ。幅は100cm固定で、丈の長さが異なります。
幅 | 丈 | |
腰高窓 | 100cm | 135cm |
掃き出し窓 | 100cm | 178cm |
〃 | 100cm | 200cm |
なお、レースカーテンの場合は、丈が約2cm短くなります。
この表の中に、測ったサイズに当てはまるものがあれば、既製カーテンで対応可能です。またカーテンの方が少し大きい場合も、既製カーテンで問題ないでしょう。
最近は窓のバリエーションも多く、新しい建物であるほど既製カーテンのサイズと合わない可能性が高いです。
冒頭でもお伝えしたように、サイズの合わないカーテンでは中で過ごす人がストレスを感じるため、既製カーテンのサイズと合わないのであれば、妥協せずにオーダーカーテンにすることをおすすめします。
サイズの合わないカーテンの調整方法
手持ちのカーテンを使用したい、間違ったサイズのカーテンを購入してしまったなどの場合、度合いにもよりますが、多少の長い短いであればサイズを調整して利用することが可能です。
ここからは、布を継ぎ足す以外のカーテンのサイズ調整方法をご紹介していきます。
幅を調整する方法
幅が長い場合
カーテンレールに対して、カーテンの幅が長い場合、多少だぶつく程度であれば、そのまま使用してもさほど問題ありません。
カーテンをかける際に、両端の固定ランナー(リングランナー)からランナー何個分かはフックを2つずつかける、ダブルタイプのカーテンレールであれば、カーテンレールの端でカーテンを後ろへL字に曲げ、一番端のフックをレースカーテン用の固定ランナーにかけるといった工夫をすると、幅が長くても比較的すっきり見せることができます。
カーテンがたるみすぎて、上から光が漏れるレベルの場合は、思い切ってカーテンをカットしてしまうか、買い換えてしまった方が良いでしょう。
横幅が短い場合
逆にカーテンレールに対して、カーテンの幅が短い場合、カーテン両端の折り返しを外せば、数cm程度は幅を広げることが可能です。再度少しだけ端を折り返した方が、見た目はきれいに仕上がります。

丈(高さ)を調整する方法
フックを変更する
カーテンのフックには、AフックとBフックの2つのタイプがあります。
Aフックは、フックが上側に付いていて、カーテンレールの下にカーテンを吊すタイプ、Bフックは、フックが下側に付いていて、カーテンでカーテンレールを隠すタイプです。

同じカーテンでも、AフックでかけるかBフックでかけるかで、固定ランナー(リングランナー)の下から裾までの丈(高さ)が異なり、AフックからBフックに変更することで丈を約4cm短く、逆にBフックからAフックに変更することで約4cm長くすることができます。
ただし、天井付けレールやカーテンボックスがある場合にBフックにすると、天井やカーテンボックスにカーテンが擦れてしまったり、装飾レールの場合は、フックより上の部分が前に大きく傾いて見栄えが悪くなってしまったりすることもあるので、見た目重視の方にはおすすめできません。

またフックの変更による丈の調整を行うなら、フックの位置を自由に変更できるアジャスターフックを購入することをおすすめします。アジャスターフックは、全てのフックを同じ位置にするのがなかなか難しいですが、AフックにもBフックにもなり、数cm程度であれば自由に丈の調整が可能です。
裾の長さを調整する
応急処置的な方法ですが、カーテンの丈が長い場合は、裾を折り上げて安全ピンで止めてしまうのも一つの手です。両端とプリーツの各折り目を安全ピンで縦に留めれば、比較的きれいに裾上げをすることができます。
またもっときれいに裾の長さを調整するなら、裾の折り返しを外して、ちょうど良い長さで留め直すのがおすすめです。

一般的に、既製カーテンの場合は約10cm、オーダーカーテンの場合は約20cmの折り返しがあるので、丈が短い場合は、その分伸ばすことができます。逆に丈が長い場合は、余計に折り返して留めれば良いです。
針と糸で留めるのがベストですが、裁縫が苦手な方は、裾上げテープや布用接着剤を活用するのも◎。
カーテンは色や柄だけでなくサイズにもこだわって!
カーテンは、お部屋の印象に大きな影響を与える要素の一つです。お部屋のインテリアにこだわる方は、もちろんカーテンの色柄選びもこだわると思います。
しかし、せっかく気に入ったカーテンを購入しても、サイズを間違えてしまうと台無しです。色や柄はマッチしていても、サイズが合っていないとお部屋の印象に違和感を与えますし、冒頭でもお伝えしたように、住んでいる人がストレスを感じることも。
手持ちのカーテンや間違って買ったカーテンを使いたい、既製カーテンで済ませたいと思っても、ご紹介した方法で調整できないほど適正サイズからかけ離れている場合は、新しいカーテンを購入する、あるいは、既製カーテンではなくオーダーカーテンを注文することを強くおすすめします。
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