リネンカーテンはどう選ぶべき?素材の魅力と購入時の注意点を解説

リネンカーテンはどう選ぶべき?素材の魅力と購入時の注意点を解説

カーテンにはさまざまな素材が使用されていますが、中でもナチュラルで温かな風合いや、サラッとした手触りなどから人気なのがリネン(亜麻)です。

天然素材ならではのムラがあるため、光を優しく通してくれるので、温かな雰囲気の部屋にしてくれます。

風を受けて、ふんわりとなびく姿も魅力です。

とはいえ、リネンカーテンに馴染みがない方もいらっしゃるでしょう。

今回の記事では、リネンカーテンならではの魅力をお伝えするとともに、購入時に押さえておきたい選び方の注意点などを解説します。

お手入れ方法なども合わせて紹介するので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

おしゃれなリネンカーテンならではの魅力と特徴

リネンとは亜麻(フラックス)から作られた繊維のことで、天然素材の一種です。

カーテンにはポリエステルを代表とする化学繊維が多く用いられていますが、リネンならではの魅力が数多くあります。

リネンならではの魅力と特徴を紹介するので、カーテン選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

丈夫で長持ち

リネンは天然繊維の中でも丈夫な素材で、抜群の耐久性を誇ります。

ペクチンと呼ばれる糊のような成分が含まれており、繊維同士が固く結び付いているため、生地が汚れにくくなっているのが特徴です。

抗菌作用も期待できるので、繊維が傷みにくくなっています。

加えて虫の食用にならない「セルロース系繊維」でできているので、防虫効果も抜群。長く使い続けやすい素材です。

またリネンカーテンは初めこそ麻特有のシャリ感がありますが、年月を経ることで独特の風合いが増し段々と馴染んでいきます。

使えば使うほど、くたっとした優しい柔らかさが出てきます。

丈夫で長持ちするからこそ、経年による変化を楽しむことが可能な素材です。

通気性・保温性のバランスが抜群

繊維の中が空洞になっていて多くの空気を含んでいることから、通気性が抜群でありながらも高い保温性を誇っています。

化学繊維よりも高い通気性のおかげで、カーテンを閉めたままでも、窓を開ければ空気を入れ替えられます。外からの視線を防ぎながら、換気を行える素材です。

こうした通気性の良さから夏は熱を逃がしてくれることに加え、夏のジメっとした湿気を吸収してくれる吸湿効果もあるので、快適に過ごしやすくなっています。

また保温性の高さから     室内の温度を保ってくれるため、窓からの冷気をシャットアウトしてくれます。加えて高い吸湿性能のおかげで、冬に起こりやすい結露も防いでくれて衛生的です。

夏向きの素材だと思われがちなリネンですが、オールシーズン快適に過ごしやすくなっています。

発色が良くカラーバリエーションが豊富

発色が良く、カラーバリエーションが豊富なのも魅力の一つです。

リネンと聞くと白やベージュなど、淡い色をイメージする方が多いでしょう。

しかし実際にはピンクやグリーン、ブルー、グレーなど、さまざまな色のカーテンが存在します。

発色が良いので、明るくも素朴なリネンならではのカラーリングを楽しめるでしょう。

また色や柄が豊富に揃っているので、部屋のインテリアやテイストに合わせたカラーを選べるようになっています。

例えばモノトーン家具で揃えた部屋にはグレーを、西海岸風のインテリアにはブルーのカーテンをといった風に、幅広いコーディネートを楽しむことが可能です。

インテリアのコンセプトがハッキリしていても豊富な選択肢の中から選べるので、どのようなコーディネートの部屋でも、リネンならではの色を存分に楽しめます。

天然素材特有の風合いがおしゃれ

天然素材ならではの、ナチュラルな風合いや質感を楽しめるのも魅力です。

リネンは透け感のある生地なので、外からの視線を遮りながらも、ほど良く光を取り込めます。

木漏れ日のような柔らかな太陽光を部屋に取り入れてくれるおかげで、室内が温かな雰囲気になるのはリネンならではです。

繊維一本一本の太さが異なるため、部屋の中に入る光は時間帯によって変化します。朝・昼・夕方と時間の移ろいに伴い、リネンカーテンの表情は大きく変化します。

またリネンのサラッとした柔らかい肌触りも、天然素材ならではの魅力です。清涼感ある爽やかな見た目は、シンプルな部屋やナチュラルテイストの部屋にぴったりです。

温かな空間にしたいリビングや、ナチュラルテイストの部屋に適しています。

後悔しないために!リネンカーテン選びの注意点

後悔しないために!リネンカーテン選びの注意点

多くの魅力を持つリネンカーテンですが、何となく選んでしまうと「思っていたのと違う」と後悔してしまうかもしれません。

リネンカーテンを購入する際に、気を付けるべき注意点を2つ解説するので、ぜひ押さえておいてください。

リネンは湿度でサイズが変わる

リネンは湿度でサイズが変わるので、実際よりも長めに注文するなど、事前に対策を施すようにしましょう。

吸湿効果の高いリネンは、湿度の変化によって生地が伸びたり縮んだりします。特に大きな窓に設置する場合は、外気の影響を受けやすいため、伸縮しやすくなります。

窓枠ぴったりのサイズにしてしまうと、縮んだ際に丈が短くなるかもしれません。

そこでおすすめなのが、実際の窓のサイズよりも丈を長くする「ブレイクスタイル」と呼ばれる方法。あえて裾を長くして床に垂らすことで、こなれ感あるおしゃれな部屋にできます。

最初から余裕を持った長さにしておくことで、丈の変化を気にせず使用できます。柔らかく、しなやかなリネンカーテンだからこそ、楽しめるスタイルです。

静電気が起きにくい素材なので、裾が長くてもホコリの付着が気にならないのもポイントです。

どうしても縮みが気になる場合は、オプションで防縮加工できるものを選べば、伸縮を気にせず使用できます。

部屋のインテリアに合わせた色柄にする

部屋のインテリアに合った色や柄を選ぶようにしましょう。

カーテンはインテリアの中でも大きな面積を占めるので、色や柄によって部屋の印象を大きく左右します。

例えばモノトーンで統一された部屋に、ピンクやグリーンなどのカーテンを設置すると、部屋の雰囲気が一変してしまいます。

統一感が崩れてしまうので、部屋のインテリアテイストに合うかどうか考えるのが重要です。

またリネンという素材が、他の家具にマッチするかどうかも大切なポイントです。

例えば豪華な家具を取り揃えたゴージャスなインテリアには、素朴なリネンカーテンは浮いてしまうかもしれません。

ナチュラルテイストな部屋に適しているので、部屋の雰囲気やインテリアに馴染むかどうか、色や柄はもちろんですが素材の質感も考慮するのがおすすめです。

目指したいインテリアや、目標とするテイストなどを事前に決めておくと、購入後に後悔するリスクを低減できます。

こんな時はどうする?リネンカーテンで困った時の解決策

天然素材であるリネンは、洗濯すると縮みやすいのが欠点です。他にも遮光性がなく透けやすいのも、デメリットとして挙げられます。

「素材の質感や色は気に入っているのに……」と、悩まれる方も少なくないでしょう。

こうした欠点を解決する方法を紹介するので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

洗濯した際の縮みが心配

リネンは洗濯すると、縮みやすい素材です。初めから長い丈で購入するか、防縮加工を施して縮みにくくするなど、洗濯時の縮みを考慮して選ぶようにしましょう。

自宅での洗濯が不可になっている商品も多くあるので、必ず洗濯表示を確認してください。

またシワができやすいので、濡れたまま放置するのはNGです。シワができると実際より縮んだように感じてしまうので、シワができる前に干してしまいましょう。

もし洗濯不可な場合は、専門業者でドライクリーニングしてもらうと縮み・シワの発生が緩和されます。

ただし、化学繊維を織り交ぜた「麻混カーテン」なら、縮みが起きにくいため、自宅で洗濯可能な場合が多くなっています。

麻100%のものに比べ、厚みがあるのが特徴で、定期的に洗って清潔に使えます。

リネンカーテンを購入する際は、縮みにくいようにしたり、縮むのを前提にして長い丈にしたりと、縮み対策の検討が必須です。

遮光性がなく透けやすい

リネンカーテンは非遮光タイプが多いため、遮光性があまりなく透けやすいのが特徴です。

ほど良く太陽光を通して、部屋を明るく温かな雰囲気にしてくれるのはメリットなのですが、どうしても遮光性が低くなっています。

寝室など、外からの光をシャットアウトしたい場合には不向きです。

また透けやすいため、遮像性も低く外から部屋の中が見えやすいのもデメリットです。

遮光性・遮像性を高めたい場合は、レースカーテンを重ねることで、光や影を遮るように工夫しましょう。

他にも、後付けで裏地を付ける方法もあります。遮光性抜群の裏地を付けることで、天然素材の商品でも遮光カーテンに大変身します。

清潔に保って長持ちさせるには?リネンカーテンのお手入れ方法

清潔に保って長持ちさせるには?リネンカーテンのお手入れ方法

リネンカーテンを長持ちさせるには、清潔に保つことが大切です。

とはいえ、どのように手入れすべきか分からない方も多いはず。リネンカーテンのお手入れ方法や注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

自宅で洗える?洗濯表示は要チェック!

自宅で洗えるものなのか、タグに記載されている洗濯表示を必ずチェックしましょう。

リネンカーテンは、自宅での洗濯がNGな商品が多くなっています。

ただし自宅での洗濯はNGで、専門業者でのドライクリーニングのみ対応のものもあれば、手洗いならOKなものや、洗濯機を使用しても問題ないものなど、商品によって大きく異なります。

間違った方法での手入れは、縮みや劣化につながるので注意しましょう。必ず洗濯表示に従って、お手入れしてください。

どのようなお手入れが適しているのか、購入後はもちろん購入時にも必ず確認しておきましょう。

定期的にホコリを払う

定期的にホコリを払って、汚れの定着を防ぐのも大切なお手入れです。

リネンの洗濯回数をできるだけ減らすことにつながるので、縮みや劣化の予防につながります。

なぜならホコリは、カーテンが汚れる大きな要因の一つだからです。リネンは静電気が発生しにくい素材なので、ホコリが付着しづらいものの、少なからず付着する可能性はあります。

付着したホコリを放置していると、繊維の間に入り込んで汚れとして定着するかもしれません。

ハタキや掃除機などで、こまめにホコリを払えば、汚れを防止できます。洗濯回数が少なくて済むので、縮みや劣化の防止にもつながり一石二鳥です。

特にカーテン上部を掃除するのがポイント。裾は開閉時によく動きますが、上部はあまり動かないため、ホコリが溜まりやすくなっています。

またカーテンだけではなく、カーテンレールの清掃も大切です。カーテンレールに溜まったホコリが、カーテンへ移って汚れになってしまいます。

定期的にカーテンのホコリを払うことで、清潔な状態を保てるよう意識しましょう。

シワが気になるときは霧吹きをかける

シワが気になってきたら、霧吹きをかけるのがおすすめです。

リネンはシワができやすい素材なので、洗濯時以外にも、毎日の開閉時にもシワができたり、生地がよれたりしてしまいます。

ほど良いシワはリネンならではの風合いではありますが、気になる場合もあるでしょう。

シワが目立つ部分に軽く霧吹きして、自然乾燥させるとカーテンの重みで、自然とシワが軽減されます。

リネンカーテンの種類によっては、あて布をしてアイロンがけする方法も。必ず洗濯表示を見て、アイロンしても問題ないか確認してください。

また洗濯後の濡れた状態で放置しているとシワになりやすいので、しっかりと伸ばして吊るすようにしましょう。

シワはリネンならではの風合いでもあるので、取り過ぎずに適度に手入れするのがおすすめです。

おすすめのリネンカーテン

リネンカーテンの魅力や特徴、選び方のポイントなどが分かったところで、おすすめの商品を紹介します。

「オーダーカーテン通販【aiika】」で販売している人気商品なので、購入を検討されている方は、ぜひチェックしてみてください。

無地 麻(リネン)100%天然素材 カーテン

リネン100%のナチュラルなカーテン。リネンならではの、サラッとした触り心地が魅力です。

独特の透け感があり、光を優しく部屋に届けてくれます。明るくも温かな雰囲気になるので、リビングなど人が集まる部屋にぴったりです。

またヒダのないフラットカーテンなので、スッキリとした見た目をしているのも特徴。ボリューム感を抑えているので、素材感や模様などリネンの風合いを存分に楽しめます。

カジュアルな雰囲気になるので、リネンらしいキナリの色柄も合わさって、ナチュラルテイストなインテリアに適しています。

リネン100%のカーテンが欲しい方や、ナチュラルなインテリアにコーディネートしたい方におすすめです。

リネンカーテンは独特の肌触りとナチュラルな風合いが魅力

リネンのカーテンは、光を柔らかく通し部屋を温かな雰囲気にしてくれます。

天然素材ならではのナチュラルな質感が特徴的で、シンプルな部屋やナチュラルテイストな部屋にぴったりです。

ただし遮光性・遮像性の低さや、縮みやすいなどのデメリットもあります。購入する際には、裏地を付けたり長めの丈で注文したりと、欠点を補う対策が必要です。

また洗濯すると縮みやシワが発生しやすいので、日頃から汚れの原因となるホコリを取り除いて、清潔な状態を保ちましょう。洗濯回数を減らすことで、縮みやシワの防止につながります。

「オーダーカーテン通販【aiika】」では、リネンカーテンも複数取り扱っています。ぜひチェックしてみてください。

 

aiika編集部

aiika(アイカ)は、お好みの生地とサイズ、縫製スタイルを選ぶだけで、お手頃価格のカーテンが簡単にオーダーできるカーテン通販専門店です。
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