遮像レースカーテンにはどんなデメリットがある? ミラーレースカーテンとの違いや選び方も解説!
レースカーテンは室内に光を取り入れ、開放感のある空間を演出できるインテリアの一つです。
しかし人通りの多い道に面しているお部屋の場合、一般的なレースカーテンでは外からの視線が気になってしまうかもしれません。
そんな方におすすめなのが、室内を見えにくくする効果のある遮像レースカーテンです。
しかし遮像レースカーテンの購入を検討している方の中には、「部屋の中が暗くなりそう」「イメージ通りの部屋に仕上がるかな」と購入をちゅうちょしている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、遮像レースカーテンの特徴やミラーレースカーテンとの違い、遮像レースカーテンのデメリットやメリット、選び方などをご紹介します。
取り付けてから後悔しないためには、デメリットを把握して、理想の空間作りに適しているかを事前に検討することが大切です。
遮像レースカーテンの購入を視野に入れている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
目次
遮像レースカーテンとは?
遮像レースカーテンとは、外から室内を見えにくくする効果を持つレースカーテンのことです。
糸を細かく編み上げた生地を使ったやや厚めのレースカーテンなので、日中はもちろん、夜間も透けにくく、お部屋のプライバシーをしっかりと守れます。
また時間帯だけでなく、天候にも影響されにくいのが特徴です。
特殊な糸で作られた生地を使っているため、生地に薬品を塗布して作られるカーテンと異なり、洗濯しても効果が落ちにくい傾向にあります。
糸の種類や織り方によって紫外線や太陽光を遮る効果や、保温効果がプラスされた遮像レースカーテンもあり、肌へのダメージや家具やフローリングの劣化も防げる他、夏も冬も快適な室温を維持しやすいです。
遮像レースカーテンとミラーレースカーテンの違い
遮像レースカーテンと同じく透けにくいレースカーテンに、ミラーレースカーテンがあります。
前述した通り遮像レースカーテンは、糸を高密度に編み上げたレースカーテンです。そのため、生地に比較的厚みがありあまり風を通しません。
一方ミラーレースカーテンは、光沢があるブライト糸で作られた生地をカーテンの裏面に使用したレースカーテンのことです。
ブライト糸は光を反射する効果があるので、晴れた日中に室内を見えにくくする効果があります。
またミラーレースカーテンは、遮像レースカーテンほど高密度の生地ではないため、遮像レースカーテンよりはやや薄く、風通しが比較的良いのが特徴です。
遮像レースカーテンのデメリット
時間帯や天候に左右されない透けにくさという特徴を持つ遮像レースカーテンですが、いくつかデメリットもあります。
購入を検討しているなら、デメリットを把握しておくことも大切です。
以下で遮像レースカーテンの代表的なデメリットを4つご紹介します。
外の景色が見えにくい
遮像レースカーテンのデメリットは、外の景色が見えにくいことです。
透けにくく外から室内が見えにくい遮像レースカーテンですが、生地の構造上、室内からも外が見えにくくなってしまいます。
そのため、レースカーテンを閉めたまま外の景色を楽しみたい方には向いていないかもしれません。
逆に、リビングや仕事部屋などの窓が人通りの多い道に面していて外の気配が気になる場合は、遮像レースカーテンにすることで気が散りにくくなるはずです。
室内が暗めになる
室内が暗めになることも、遮像レースカーテンのデメリットです。
高密度で編み上げられた遮像レースカーテンは、一般的なレースカーテンより透け感がなく、光を通しにくい傾向にあります。
レースカーテンなので全く光が入ってこないというわけではありませんが、閉塞感を抱く方もいるでしょう。
レースカーテンに開放感を求めている方やしっかり採光したい方には、遮像レースカーテンは不向きかもしれません。
ただし一般的なレースカーテンより光を遮りやすいため、日差しが強く入るお部屋のカーテンには適しています。
まぶしさが軽減されるので、日中の作業がしやすくなるでしょう。
選べるデザインが少ない
選べるデザインが少ないことも、遮像レースカーテンのデメリットの1つです。
これは遮像レースカーテンに限りませんが、機能性レースカーテンは一般的なレースカーテンと比べるとデザインのバリエーションが少ない傾向にあります。
特に特殊な手法で高密度に編み上げる遮像レースカーテンは、無地が多くシンプルなデザインのものになりやすいです。
「華やかなデザインが施されたレースカーテンが良い」「刺しゅう入りのレースカーテンを選びたい」など、デザインにこだわりがある方にとっては、物足りなく感じてしまうかもしれません。
レースの良さが出ない
レースの良さが出ないことも、遮像レースカーテンのデメリットといえるでしょう。
「レースカーテン=軽やかで繊細」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
遮像レースカーテンは比較的厚みがあるため、ふんわりとした柔らかさを感じさせるレースカーテンを好む方は、レースの良さが損なわれてしまったように感じてしまうかもしれません。
もちろんレースカーテンに求めるものや好みは人それぞれなので、一概にデメリットとはいえませんが、生地感が気になる方は購入前にサンプルで生地の風合いを確かめてみることをおすすめします。
遮像レースカーテンのメリット
ここまで遮像レースカーテンのデメリットをご紹介しましたが、遮像レースカーテンには他のレースカーテンにはないメリットもあります。
どのようなメリットがあるか見ていきましょう。
防犯になる
遮像レースカーテンのメリットは、防犯になることです。
警察庁の示したデータによると、戸建て住宅の場合、空き巣などの侵入口として最も狙われやすいのは窓ということが分かりました。
また共同住宅への侵入口も、玄関に次いで窓が2位となっています(※)。窓から室内の様子や人がいる時間帯が分かってしまうと、さらに空き巣などに狙われやすくなってしまう可能性が高いです。
空き巣は普段から下見をして、狙う家を決めている傾向にあります。
遮像レースカーテンを取り付けて普段から室内の様子が分からないようにしておけば、防犯につながるでしょう。
※参考:警察庁 住まいる防犯110番.「手口で見る侵入犯罪の脅威」.https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html ,(参照 2024-09-20).
昼夜問わず遮像効果が続く
昼夜問わず遮像効果が続くことも、遮像レースカーテンのメリットといえます。
前述した通り、遮像レースカーテンは時間帯や天候に関係なく透けにくいのが特徴です。
夕方から夜間にかけての時間帯や曇り、晴れの日でも室内の見えにくさはあまり変わらないので、遮像レースカーテンを閉めておけば、四六時中お部屋のプライバシーを守れます。
一般的なレースカーテンやミラーレースカーテンの場合、夕方以降に室内を明るくすると、ドレープカーテンを閉めなければ室内が丸見えになってしまいますが、遮像レースカーテンならその心配はありません。
一般的なレースカーテンに比べると遮熱・保温効果がある
遮像レースカーテンは、一般的なレースカーテンに比べて遮熱効果や保温効果があります。
前述したように遮像レースカーテンは高密度に編み上げられているため、生地に比較的厚みがあり、しっかりしているのが特徴です。
一般的なレースカーテンほどは風を通さないので、遮熱性や保温性に優れています。
家の中で熱の出入りが最も多いのは窓であり、夏に家に入ってくる熱の74%程度、冬に家から出ていく熱の50%程度は窓からと言われています(※)。
遮熱効果や保温効果が比較的高い遮像レースカーテンを取り付ければ、冷暖房効果が高まりやすいため、夏も冬も快適に過ごしやすくなるでしょう。
※参考:YKK ap.「快適な家づくりにはガラスの断熱化が大切」.https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/glass_select/lecture1/ ,(参照 2024-09-20).
遮像レースカーテンの選び方
後悔しない遮像レースカーテン選びをするには、どのようなポイントを押さえておけば良いのでしょうか。
遮像レースカーテンの選び方を3つご紹介します。
採光機能付きの遮像レースカーテンを選ぶ
遮像レースカーテンを選ぶ際に「部屋が暗くなるのが気になる」という方は、採光機能付きの遮像レースカーテンを選びましょう。
採光機能とは文字通り、外から光を取り入れる機能のことです。前述した通り生地の目が細かく、密度が高い遮像レースカーテンは、お部屋が暗めになってしまうというデメリットがあります。
しかし採光機能のある遮像レースカーテンは光を拡散させる効果のある特殊な糸を使用しているため、お部屋が暗くなりにくいです。
製品によっても異なるので一概にはいえませんが、中には一般的なレースカーテンよりも室内を明るく感じさせる採光機能付き遮像レースカーテンもあります。
窓から光をしっかり取り入れても、外からの視線はシャットアウトできるのがメリットです。
生地を取り寄せてみる
遮像レースカーテンの購入を検討する際は、サンプル生地を取り寄せてみましょう。
「高密度で厚みがある生地」と言われても、実際に遮像レースカーテンがどのような生地なのかはイメージしにくいかもしれません。
また一口に遮像レースカーテンといっても、製品によって生地の風合いは異なります。
購入して後悔しないためには、購入前にサンプル生地を取り寄せ、実際に触って確かめてみるのがおすすめです。
店舗が近くにある場合はお店に足を運んでみると、遮像レースカーテンをお部屋に取り付けた際のイメージがさらにしやすくなるでしょう。
ミラーレースカーテンと比較してみる
ミラーレースカーテンと比較してみるのも、遮像レースカーテンを選ぶ方法の1つです。
時間帯や天候による効果の違いはあるものの、遮像レースカーテンとミラーレースカーテンはどちらも室内を見えにくくする効果があります。
遮像レースカーテンとミラーレースカーテンのメリット・デメリットを比較し、時間帯や天候を問わずにプライバシーを守りたいのか、それとも日中の明るい時間だけ外からの視線をシャットアウトしたいのかなどを考えてみましょう。
日が暮れてから帰宅することが多い方なら、ドレープカーテンを開けた状態でも室内のプライバシーを守れる遮像レースカーテンがおすすめです。
曇りや雨の日、夜間はドレープカーテンを使うという方は、ミラーレースカーテンも検討してみると良いかもしれません。
ミラーレースカーテンのデメリット
遮像レースカーテンとミラーレースカーテンを比較するために、ミラーレースカーテンのデメリットも把握しておきましょう。
ミラーレースカーテンの2つのデメリットをご紹介します。
夜は透けやすくなる
ミラーレースカーテンのデメリットは、夜に透けやすくなってしまうことです。
前述したようにミラーレースカーテンは、光を反射するブライト糸という特殊な糸を使って編み上げることで遮像効果を発揮します。
そのため、太陽光が差し込む晴れた日中は光を反射して室内を見えにくくしてくれますが、夜には遮像効果が期待できず、お部屋の中が透けて見えてしまいます。
また曇りや雨の日も晴れの日ほど外から光が差し込まないので、遮像効果は薄れてしまうでしょう。
ミラーレースカーテンを取り付けた場合、夜や天候が悪い日はドレープカーテンを閉めないと、外から見えやすくなってしまうので注意が必要です。
独特の光沢感がある
独特の光沢があることも、ミラーレースカーテンのデメリットです。
ミラーレースカーテンの裏面に使われているブライト糸は、特有の光沢感を持っています。
光沢のある質感が好みではない方にとっては、独特の光沢感がデメリットに感じられてしまうでしょう。
とはいえ、ミラーレースカーテンの光沢感は製品によって異なります。
光沢感が気になる方はサンプル生地を取り寄せたりお店に足を運んだりして、どの程度の光沢があるかをチェックしてみると良いでしょう。
オーダーカーテン通販【aiika】でおすすめの遮像レースカーテン3選
遮像レースカーテンにはいくつかデメリットはあるものの、レースカーテンを取り付ける目的や窓によってはメリットがあります。
最後にオーダーカーテン通販【aiika】が扱っているおすすめの遮像レースカーテンをご紹介します。遮像レースカーテン選びの参考にしてみてください。
自然光で明るく過ごせる光を採り込むレースカーテン「ブライトベール」
「ブライトベール」は、自然光をしっかりと感じたい方におすすめの遮像レースカーテンです。
生地には光を拡散・反射・屈折させる特殊繊維「WAVE RON+」を使用しています。
この特殊繊維の効果で、しっかりとお部屋のプライバシーを守りながら、室内の明るさを確保することが可能です。
紫外線カット率も80%以上なので、肌や家具を守りながら快適に過ごせます。
爽やかさを感じさせるカラフルなボーダーの他、ナチュラルな印象を与えるシワ加工など複数のバリエーションがあり、好みに合わせて選べるため、お部屋のテイストにマッチする遮像レースカーテンを選びたい方にもおすすめです。
ふわりと柔らかい手触りを持つ無地の遮像レースカーテン「スフレ」
「スフレ」は、絹のような手触りが特徴の遮像レースカーテンです。
ご紹介した通り高密度で厚みが出やすい遮像レースカーテンは、レース特有のふんわりとした風合いが感じられにくい傾向にあります。
しかし触り心地にこだわったスフレはとろみ感のある風合いで繊細かつ柔らかな印象を感じさせるため、プライバシーをしっかりと守りながらも、癒しの空間を演出できるでしょう。
生地がフィルターのような繊維構造になっていて、花粉やホコリをキャッチできることもスフレのメリットです。
丸洗いがOKなポリエステル繊維で、速乾性があるためメンテナンスも楽にできます。
淡いペールトーンのグラデーション遮像レースカーテン「ルナ レース」
「おしゃれな遮像レースカーテンが欲しい」という方におすすめなのが、グラデーションが美しい「ルナレース」です。
淡いペールトーンのデザインは光が当たるとより美しく見え、お部屋に華やかさが生まれるでしょう。
プライバシーを守りつつ、デザインにもこだわりたい方にぴったりの遮像レースカーテンです。
おそろいの遮光カーテンを選べば、お部屋の印象を統一できます。
遮像レースカーテンは注意して選べば便利に使える!
遮像レースカーテンはお部屋が暗くなりやすく、レースカーテン特有の風合いが感じにくいというデメリットはありますが、防犯にもなる便利なカーテンです。
採光機能付きの遮像レースカーテンを選んだり、遮像レースカーテンを取り付けるお部屋を工夫したりすれば、デメリットをカバーしながら居心地の良い空間作りができます。
実際に生地を触って風合いも確かめた上で、ご自宅に遮像レースカーテンとミラーレースカーテンのどちらが合うのかを検討してみても良いでしょう。
オーダーカーテン通販【aiika】では、ご紹介した以外にもおしゃれな遮像レースカーテンを多数取りそろえています。
サンプル生地を6種類まで無料でプレゼントしているため、実際に触って選んでいただくことが可能です。
ミラーレースカーテンも豊富なバリエーションがありますので、ぜひホームページをチェックして比較し、ご自宅にぴったりなレースカーテンを見つけてください。
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