カーテンフックの選び方は?種類・素材や取り付け方について解説
カーテンを引っ掛けるのに使われるカーテンフックですが、実はどれも同じではなく種類があります。
カーテンを購入する際に付属していることが多いものですが、種類を分かっていないと「思っていたやつと違った」と後悔するかもしれません。
またオーダーカーテンを作る際など、カーテンフックを選ばなくてはならない場合もあります。
金属やプラスチックなど素材はもちろんですが、種類によって形状が異なるため、使い勝手や見栄えが違ってきます。
自宅のカーテンレールに使えるかどうかもフックの種類に左右されるので、重要なポイントです。
カーテンフックの選び方を解説するとともに、種類や素材、取り付け方についても紹介します。新しくカーテンを購入される方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもカーテンフックとは?
カーテンフックとは、カーテンレールにカーテンを引っ掛けるために必要なパーツです。
フックの片方をカーテンのヒダ山に引っ掛けて、もう片方をカーテンレールに引っ掛ける形が一般的です。
ヒダがないカーテンの場合は、生地の上端にある芯地へ、フックを差し込んで使用します。
基本的にカーテンフックは、カーテンを購入した際に付属しているケースが多くなっています。
しかしフックの形状によって、カーテンの見栄えが異なるので、カーテンを購入される際には、どの種類を選ぶか注意が必要です。
またカーテンレールの種類によっては、適したフックでないと使用しにくい場合もあります。
カーテン自体はもちろんですが、フックにもこだわると、より理想の部屋に仕上げられるでしょう。
カーテンフックに使われる代表的な2つの素材
カーテンフックに使用される素材は、金属とプラスチックの2つが代表的です。
金属製のフックとプラスチック製のフックは、見た目が異なるのはもちろんですが、素材による特徴の違いもあります。それぞれ詳しく解説します。
金属製
金属製のカーテンフックは耐久性が高く、重みに強いのがメリットです。
重いカーテンでも使用できるため、幅広い種類のカーテンを使用できます。
ただし長年使用し続けると、錆びてしまうのがリスクです。カーテンに錆びが付着して、汚れてしまうかもしれません。
重いカーテンに対応してくれるのはメリットですが、長期間使用する場合はメンテナンスや交換が必要になります。
プラスチック製
プラスチック製のカーテンフックは、アジャスター付きになっており、引っ掛ける位置の調整が可能です。
簡単に高さを調節できるため、好みのシルエットに調整できる使いやすいフックです。
ただし強い力を加えると折れたり壊れたりするため、金属製に比べると強度は落ちます。特に長期間使用していると、アジャスター部分が破損しやすくなっています。
とはいえ手頃な価格で購入できるので、交換しやすいフックです。
高さ調節が手軽にできるのはメリットですが、強度が低く破損しやすいため、使用するカーテンには注意が必要です。
カーテンフックの種類と特徴
カーテンフックは素材だけでなく、形状にも違いがあります。主に「Aフック」と「Bフック」の2種類に分けられ、それぞれ特徴が異なります。
フックの種類によって見た目や使用感が異なるので、あらかじめ特徴を押さえておきましょう。
Aフック
カーテンを引っ掛けた際に、カーテンレールが見えるタイプのフックです。
カーテンレールの種類を問わず設置できるため、広く使われている一般的なタイプです。どちらのフックにすべきか迷ったら、Aフックにしておけば間違いありません。
またAフックで取り付けると、カーテンはレール下に掛けられている状態になります。カーテンとレールが接触しないため、スムーズに開閉できるのもポイントです。
毎日開け閉めする場合は、Aタイプにしておくとストレスなく過ごせるでしょう。
加えてカーテンを開けて端に寄せる際に、ヒダが奇麗にまとまります。
カーテンを頻繁に開閉する方や、全開にして端に寄せたい方などには、Aフックがおすすめです。
Bフック
カーテンを引っ掛けた際に、カーテンレールが隠れるタイプのフックです。
カーテン生地上部にゆとりがあるため、レールよりも高い位置からカーテンが掛けられているように見せられます。
カーテンレールを隠せるので、窓を本来より大きく見せることができます。
また、カーテンレールとカーテンの隙間が塞がれるため、光漏れを軽減できるのもメリットです。
街灯や街の明かりなど、外からの光が眩しい部屋に適しています。
ただし、カーテンとカーテンレールが接触しやすいため、開閉しにくくなるのがデメリット。端に寄せた際に、まとまりにくいのもネックです。
とはいえ頻繁にカーテンを開け閉めしない部屋や、カーテンを全開しない場合であれば、それほど問題にはなりません。
カーテンを閉めていることが多い部屋や、外からの光が入りやすい寝室などにおすすめです。
カーテンフックの選び方は?
カーテンに求める機能性は、使用者や住環境によって異なるはず。カーテンフックの選び方は、どのような部屋で使用するかによって、適切なタイプが異なります。
住まいのシチュエーションによって、おすすめのカーテンフックのタイプを解説します。
カーテンをスムーズに開閉したいならAタイプ
カーテンをスムーズに開閉したいなら、Aタイプのフックがおすすめです。
Aタイプはカーテンレールとカーテンが接触しないので、もたつくことなく開閉できます。
カーテンを開閉する頻度が高い場合は、スムーズに開閉できると、ストレスなく生活できるでしょう。
例えば、毎朝カーテンを開けて、寝る前にはカーテンを閉じる習慣がある場合や、毎日家に帰る生活を送っている場合などが挙げられます。
ただし、外からの光が比較的漏れやすいので、レースカーテンと併用するなど光漏れの対策が必要です。
カーテンを頻繁に開閉するなら、Aタイプがおすすめです。
光漏れが気になるならBタイプ
光漏れが気になるのであれば、Bタイプのフックがおすすめです。
カーテンとカーテンレールの隙間が少ないので、外からの光が漏れにくくなっています。
家の外から光が入ってきやすく、過ごしにくいと感じている方におすすめです。
例えば街灯や街の明かりなど、夜でも光が入ってきて眩しい寝室にぴったりです。
ただしカーテンとレールが接触しやすいので、開閉しにくくなっています。
とはいえ寝室のカーテンは頻繁に開け閉めしないなど、あまりカーテンを開閉する機会がないのであれば、それほど気にならないかもしれません。
寝室など外からの光漏れが気になるのであれば、Bタイプのフックがおすすめです。
カーテンレールのタイプに合わせる
カーテンレールのタイプに合わせて、フックの種類を選ぶのもおすすめです。
ひと口にカーテンレールといっても種類があるので、レールごとに適切なフックは異なります。
カーテンレールの種類は、主に以下のとおりです。
- 正面付けレール:窓枠から数cm上に設置された一般的なレール
- 装飾レール:装飾が施されたカーテンレール
- カーテンボックス:カーテンレールを隠す箱型のインテリア
- 天井付けレール:天井に直接レールが付いているタイプ
一般的な正面付けレールであれば、Aフック・Bフックのどちらも使用可能です。
開閉しやすさを求めるならAフック、寝室の光漏れが気になるならBフックと、部屋の役割や住環境に応じて適切なタイプを選びましょう。
また装飾レールの場合であれば、デザインを活かすためにAフックがおすすめです。
カーテンボックスや天井付けレールの場合にも、Aフックがおすすめ。Bフックだとカーテンがぶつかってスムーズに開閉できなくなったり、見た目が悪くなったりする可能性があります。
このようにカーテンレールの種類に合わせて、フックの種類を選ぶのも一つの方法です。
カーテンフックを取り付ける方法
カーテンフックを取り付けるのは簡単で、たったの3ステップで完了します。
まずカーテンフックを、カーテン上部の筒状になっている箇所へ差し込みます。誤った個所に入れると、外れたり生地が破れたりするので、よく確認するようにしましょう。
下から上へ向かって、奥までしっかりとフックを差し込みます。
次に、金具(ランナー)の輪っかへ、フックを一つひとつ通していきます。
どのランナーから取り付けるかは好みですが、余ったランナーを端へ寄せやすいため、中央から端へ順番に引っ掛けていくのがおすすめです。
中央のランナーには、フックを通す穴が複数ある場合もありますが、どれに取り付けても問題ありません。
カーテンを閉じた際の隙間を小さくしたい場合は、中央寄りの穴がおすすめです。
最後に、カーテンレール端にある固定ランナーへ、フックを取り付ければ完成です。余った予備ランナーは、端に寄せておきましょう。
端に寄せておくと、余ったランナーが開閉時に動きにくくなります。
部屋の用途やカーテンレールに合ったカーテンフックを使おう
カーテンフックは、主にAフックとBフックの2種類存在します。
Aフックはカーテンレールが見えるタイプで、スムーズに開閉しやすくなっています。装飾レールのデザインを活かすのにも最適です。
対してBフックはカーテンレールが隠れるタイプ。光漏れしにくくなるため、寝室など外からの光が気になる部屋に適しています。
またこうしたメリット・デメリット以外にも、カーテンレールの種類によっても、適したタイプが異なります。
部屋の用途やカーテンレールのタイプ、あなたの好みなどに応じて、カーテンフックを選びましょう。
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