【カーテンの買い方ガイド】サイズの測り方から選び方のポイントまで徹底解説

【カーテンの買い方ガイド】サイズの測り方から選び方のポイントまで徹底解説

カーテンはサイズが合っていないと、丈が短くて光や冷気が漏れてきたり、丈が長過ぎて余ってしまったりしてしまうため、適切なサイズを選ぶ必要があります。

サイズだけでなく、家や窓ごとに適切なカーテンの種類は異なり、普遍的にベストなカーテンはありません。

戸建て・マンションにかかわらず、慎重に選ぶ必要があります。特にオンラインで購入する際は、実物を見られないためしっかりと見極めることが大切です。

そこでカーテンのサイズの測り方や選び方のポイント、購入方法について詳しく解説します。新調しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

カーテン購入の流れ

カーテン購入の流れ

カーテンを購入する流れとしては、大きく7つのポイントがあります。

それぞれ詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

サイズを測る

窓のサイズによって、使用できるカーテンは異なります。

丈や幅が合わないこともあるので、キチンと採寸して注文する必要があります。

カーテンの幅は、カーテンレールの端にある固定ランナーから固定ランナーまでの長さを測ります。

測ったそのままの幅でカーテンを購入してしまうと、あまりにもぴったりで余裕がなくなってしまうため、実際にカーテンを購入・オーダーする際は、

  • 両開き:測った幅の半分プラス2cm(×2枚)
  • 片開き:測った幅プラス2cm

の幅を選びます。

カーテンの丈(高さ)は、固定ランナー(リングランナー)の「下」から測ります。

掃き出し窓の場合は固定ランナーの下から床までの高さを測り、開閉の際に床に擦れないようそこからマイナス1cmするのが一般的です。

腰高窓の場合は固定ランナーの下から窓枠の下までの高さを測り、そこからプラス15~20cmするとちょうどよい長さに仕上がります。ただし窓の下に家具などがある場合は、カーテンが被らないようにプラスする長さを調整してください。

サイズの測り方については「カーテンサイズは重要!正しい測り方と幅・丈が合わないカーテンの調整方法」にて詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

必要な機能からカーテンを決める

ひと口にカーテンといっても、生地にはさまざまな機能が付与されており、使い勝手が大きく異なります。部屋や生活スタイルに応じて、適した機能のカーテンを選ぶことが大切です。

オーダーカーテン通販【aiika】で扱っている中で、代表的な機能を紹介します。機能別にカーテンを探したい方は、こちらからぜひチェックしてみてください。

遮光

光を遮る能力の違いで1級~3級に分けられます。

最も性能が高い遮光1級では、カーテンを閉め切ると、人の顔が認識できないレベルです。

遮光2級・3級では、人の顔や表情は判別できる程度の遮光性しかありませんが、デザインのバリエーションが豊富になっています。

同じ遮光性能でも生地の色が薄いほど明るく感じやすいので、寝室など高い遮光性を求める場合は、色の濃いカーテンがおすすめです。

防音

音を吸収したり、遮ったりする特殊な素材や織り方でできたカーテンで、音の出入りを防いでくれます。

人の話し声やペットの鳴き声、テレビの音など、空気を伝わって届く音に効果的です。

高音になるほど防音効果が発揮されやすく、小さい子供やペットがいる家庭からの音漏れ防止に役立ちます。

ただし壁や床などを振動して伝わる音には効果がないので、電車や車などの振動音の侵入は防げません。

音が漏れないよう壁と密着させて、すき間をなくすとより効果的です。

断熱・遮熱

室内の温かい空気が外に逃げることを防いだり、屋外の熱い空気が室内に入るのを防いだりするのが断熱効果です。生地を厚くしたり、特殊コーティングを施したりすることで、熱を遮断してくれます。

窓からの冷気・暖気を防ぐことで、冷暖房の設定温度を控えめにできるため、省エネにもつながります。

似た機能として、遮熱機能がありますが、こちらは室内に侵入する熱を防ぐ機能。室温より外気熱の方が高い場合に効果的なので、夏に快適な室温で過ごしやすくなります。

洗濯OK(ウォッシャブル)

ウォッシャブルカーテンなら、自宅の洗濯機で丸洗いできます。

天然素材などウォッシャブル非対応の場合は、自宅で洗濯すると縮んだり変色してしまったりするため、クリーニングに出さなくてはなりません。ウォッシャブル対応であれば、家庭用洗濯機でも問題なく洗えます。

カーテンに汚れが蓄積すると生地の劣化につながるので、こまめに洗いやすいのは手入れがしやすく、嬉しいポイントです。

遮像・ミラーレース

室内の様子を外から見えにくくする機能です。道路に面している窓など、外からの視線が気になる部屋に適しています。

特に夜間はカーテンを閉めていても、室内の明かりのせいで外から見えやすくなっています。

遮像カーテンは昼夜を問わず室内が見えにくくなるよう設計されており、一日中プライバシーを守ることが可能です。

ミラーレースカーテンは光沢のある糸を使うことで、外からの光を反射させて室内を見えにくくするため、昼間や街灯のある場所で効果的に活用できるでしょう。

防炎

難燃性の高い生地を使用したカーテンで、火災時に燃え広がりにくくなっています。

延焼するのを防いだり遅らせたりしてくれるので、もしもの際に役立つ機能です。

タワーマンションなど高さ31mを超える高層建造物や、店舗・オフィスなど不特定多数の人が出入りする施設は、防炎カーテンの設置が義務付けられています。

その他

その他にも、花粉対策やUVカットといった機能もあります。

例えば花粉キャッチ機能があるカーテンを使用すれば、室内に漂う花粉量を減少させることが可能。窓から室内に、花粉が侵入するのも防いでくれます。

またUVカット機能付きであれば、肌や家具・床などの日焼けを防げます。窓からも紫外線は差し込むので、室内にいてもUV対策は必要です。

色あせも防いでインテリアを長く使用したい場合や、西日が強く入る部屋などで活躍します。

デザインからカーテンを決める

デザインや色によっては、部屋を広く見せたり、リラックスにつなげたりといった効果が期待できるため、見た目から選ぶのもおすすめです。

カーテンの代表的な柄について、期待できる効果も併せて紹介します。

ちなみに配色と部屋別の選び方については「おしゃれでモダンなカーテンを選ぶコツは?カーテンの種類と選び方を解説」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ストライプ・ボーダー

縦もしくは横にラインが入ったデザインは、ラインの向きで印象がガラッと変わります。

ストライプは縦のラインが強調されることで、天井が高く見える効果があります。ワンルームや家具の圧迫感を軽減したい際におすすめです。

またボーダーは横に広がって見えるため、室内が広く感じやすくなります。カジュアルな印象が強いので、プライベートな部屋にぴったりです。

どちらの柄も、風水では家族運アップが期待できるとされています。

ボタニカル・花柄

木や葉っぱ、花など植物が描かれたボタニカル柄や花柄は、柄の大きさや色合いによって、カジュアルなものから上品なものまで幅広くあります。

いずれにしても存在感が大きいので、部屋の印象を大きく左右します。北欧インテリアなど、ナチュラルテイストな部屋と相性抜群です。

ただし柄が大きいと圧迫感が出て、部屋が狭く感じやすくなるので注意しましょう。

ちなみに風水において、花柄は恋愛運アップが期待でき、ボタニカルのようなグリーンモチーフは、総合運・健康運・金運アップが期待できます。

無地

無地のカーテンは、どの色を選ぶかによって、部屋の雰囲気が大きく変わります。

色には心理的効果があり、例えば赤系は食欲が出たりやる気が起こったりしますが、青系なら集中力が高まるなど色によって異なります。

また他のインテリアのカラーとの組み合わせによっても、感じ方が変化するのがポイントです。

例えば類似色は落ち着いた印象ですが、反対色は活発的で明るい雰囲気になるので、色の組み合わせも考慮して、コーディネートしましょう。

風水においては色と方角の組み合わせが重要なので、設置する部屋によって適した色を選ぶのがおすすめです。

オーダーカーテンか既製カーテンか選ぶ

オーダーカーテンにするか、既製品のカーテンを選ぶかも重要なポイントです。

既製品は大量生産型のため、オーダーメイドに比べると安価なのが特徴。気軽に購入できます。ただしデザインや縫製仕様、サイズなどには限りがあります。

対してオーダーカーテンは生地の種類や縫製仕様、色、デザイン、サイズなど細かく注文可能。希望に沿ったカーテンを購入できます。

しかし高価なことと、納品に時間がかかりやすいのがネックです。

インテリアにこだわりたい場合や、既製品にないものが欲しい場合は、オーダーメイドがおすすめです。

開き方を決める

カーテンの開き方は「片開き」と「両開き」の2種類があり、窓の大きさや種類に応じて選ぶのがおすすめです。

一般的な左右に開く両開きタイプは、開閉しやすいのがメリット。中央から左右に開くので開けやすく、片方だけ開けるなど自由度が高くなっています。

ただし中央から光が漏れやすいのがデメリット。柄が途切れてしまうので、デザイン性を損なうのも欠点です。

対して左右どちらか一方から開く片開きタイプは、遮光性が高いのがメリット。継ぎ目がないので、光を遮断しやすくなっています。柄が途切れないため、デザイン性も高くなっています。

ただし開け口が左右一方にしかないので、開閉しにくいのがデメリットです。

使用する部屋やこだわりたい点に応じて、使い分けましょう。

片開きと両開きの違いについては「片開きカーテンとは?両開きとの違いやメリット・デメリットを解説」にて詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。

カーテンレールの種類を決める

カーテンレールにはいくつか種類があり、使い勝手や見た目が大きく異なります。インテリアの一部ともいえるので、レールも含めてコーディネートするのがおすすめです。

取り付け簡単でおしゃれなカーテンレールを探している方は、こちらをチェックしてみてください。

機能性レールと装飾レール

カーテンレールは「機能性レール」と「装飾レール」の大きく2種類に分けられます。

機能性レールはシンプルな見た目のレールで、一般的にカーテンレールといわれてイメージするのがこちらです。開閉時の音が静かな静音タイプや、光漏れを防ぐカバートップなどオプションもあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶことができます。

メリットは施工が比較的簡単でリーズナブルなこと。ただし見た目がシンプルなので、デザイン性は高くありません。

対して装飾レールは、デザイン性の高いポールタイプと、レールを覆い隠すカバータイプとあり、どちらもインテリアの一部となるのがメリット。リビングなど、見た目を意識する部屋におすすめです。ただし機能性レールに比べると高価なのが欠点です。

シングルレールとダブルレール

一つのみのシングルレールと、二つ並んだダブルレールの2パターンあります。

ダブルレールの方が一般的で、窓側にレースカーテン・部屋側にドレープカーテンなど、2種類のカーテンを取り付け可能です。

2つを使い分けることで、一日中快適な環境を作れます。

シングルレールは奥行が小さく場所を選ばず取り付けられるので、設置場所によってはシングルレールの方が適している場合もあります。

例えば小窓や出窓などダブルレールを設置しにくい場所や、高層階の窓など室外からの目線を遮る必要がない場所にぴったりです。

またカーテンレールの色は、壁紙・窓枠・床・建具などの色と合わせると、統一感が生まれます。

一般的に壁紙や窓枠は白が多いため白のレールが人気ですが、部屋の統一感やインテリアのコンセプトにマッチするかどうかが重要です。

突っ張り棒

取り付け方は穴の開いたカーテン生地を直接通すタイプと、フックに吊るすタイプの2パターンあります。穴開けなど工事不要なことに加え、どこにでも設置できるのが魅力です。

出窓や小窓などカーテンレールの設置が難しい場合や、和室のようにカーテンレールがない部屋にも設置できます。

ホームセンターなどで市販されている突っ張り棒を使う場合もありますが、カーテンレールと遜色ない見た目のものもあります。

カーテンフックを決める

実はカーテンフックにも種類があり、レールが見えるAフックと、隠れるBフックの2つがあります。

Aフックはカーテンレールの種類を問わず設置可能ですが、Bフックは天井付けレールの場合は開閉しにくくなるため適しません。

それぞれの違いやメリット・デメリットは「カーテンフックの種類をわかりやすく解説!AフックとBフックの違いや選び方まで紹介」で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カーテンの購入方法と特徴

カーテンを購入する方法としては、インターネットでの購入と店頭での購入の2パターンがあります。

購入方法によって特徴が異なるので、特徴を踏まえて適した方法を選びましょう。それぞれの特徴を解説します。

インターネットで購入する場合

インターネットで購入すると、重いカーテンを自宅まで届けてもらえるので、誰でも購入しやすくなっています。

何より品ぞろえが豊富なので、多様なラインナップから気に入った商品を選べます。

また好きなときに注文できるので、ちょっとした隙間時間や移動時間などに選べるのもポイント。仕事や育児などで時間が取れない方でも購入しやすくなっています。

ただし実物を見ることができないので、生地の質感や色合い、手触りなどがわかりにくいのがデメリットです。

「思っていたのと違った」ということがないように、サンプル生地を取り寄せて実物を見てみるのがおすすめ。無料で対応してくれるお店もあります。

店頭で購入する場合

カーテンはさまざまなお店で販売されており、どこを利用するかで特徴が異なります。

例えばホームセンターの場合は、キャラクターものや低価格商品が手に入りやすくなっています。

家具店やインテリアショップの場合は、おしゃれなデザインのカーテンが多く、天然素材などこだわりのアイテムが多いのが特徴です。

他にも大手量販店では採寸やコーディネートなど、サービスが充実している傾向にあります。お店によって個性があり、扱っている品も異なるので、事前にリサーチしておくのがおすすめです。

加えて採寸しておくのも大切。良い商品があっても寸法がわからないようでは、再度来店する必要があり二度手間になります。

インターネットでカーテンを購入する際の選定ポイント

インターネットでカーテンを購入する際の選定ポイント

インターネットでカーテンを購入する際のポイントは、大きく3つあります。あらかじめ押さえておくと、納得のいくショッピングができるでしょう。

サービス内容

ショップによってサービス内容が異なるので、自分に適したサービスを受けられるかどうかは大切なポイントです。

特に出張採寸に来てくれるサービスは、自分で採寸する必要がないため測り間違える心配がありません。自宅の窓にマッチしたサイズのカーテンを注文できます。

保証期間が設けられていれば、もしもの際に交換など対応してもらえるため安心感があります。

また電話対応しているショップなら、長さや幅の測り方、質感や色合いなどカーテンに関する質問を直接スタッフに行えるので、納得感を持って購入可能です。

価格やデザインなどはもちろんですが、サービス面でも比較しましょう。

納品タイミング

注文しても指定の日に届かないようでは意味がないので、納品タイミングも大切なポイントの一つです。

例えば引越しのタイミングでカーテンを購入したいのに、入居時に届かないようでは、カーテンなしで生活しなくてはなりません。

納品される早さはショップによって異なり、場合によっては無料でお急ぎ便に変更できるサービスなどもあります。

急いで納品して欲しい場合は、納品タイミングにも注目してみましょう。

サンプルの有無

インターネットで購入すると実物を見れませんが、サンプルが用意されていると、実際の生地を確認した上で購入できます。

どうしても画像と実物とでは色合いが異なるので、イメージと実物のギャップを感じやすいのが、インターネット通販のネックです。

サンプル生地を送ってもらえれば、実物の色や質感、手触りなどを確かめることができます。

サンプルがあれば店頭購入と変わらない条件で、手軽に購入できます。

ポイントを押さえて自分に合ったカーテンを買おう

カーテンを購入する際は、サイズや機能性、デザインなど、さまざまな視点から選ぶことが大切。部屋の印象を左右するので、インテリアとの相性なども踏まえて選びましょう。

店頭でカーテンを購入しようと思うと、比較検討が難しく、購入後持ち帰りが大変なので、インターネットでの購入がおすすめです。

中でもオーダーカーテン通販【aiika】では、無料で6種類の生地サンプルをお渡ししており、生地感を確かめた上で購入可能。測りやすい専用メジャーもお送りしています。

また1年の保証期間があり、クレジットカード・楽天ペイ・アマゾンペイ・代引きなど支払い方法も豊富です。

お急ぎの場合は、クレジットカードもしくは代引きがおすすめ。カーテンをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

 

aiika編集部

aiika(アイカ)は、お好みの生地とサイズ、縫製スタイルを選ぶだけで、お手頃価格のカーテンが簡単にオーダーできるカーテン通販専門店です。
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