浴室の窓はどうやって目隠しする? おすすめのカーテンやメリットをご紹介
浴室はプライベート空間のため、窓がある場合には外から見えないよう、磨りガラスになっていることがほとんどです。ただし、磨りガラスだからといって安心はできません。
夜間に照明の灯された浴室を外から見ると、思っている以上に浴室内がよく見えることもあるためです。安心してリラックスタイムを過ごしたいなら、浴室の窓に目隠しをしておくのがおすすめです。
本記事では浴室の窓にぴったりな目隠し方法と、おすすめの目隠しアイテムを紹介します。目隠しするメリットも紹介するので、浴室の窓に目隠しするかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
浴室の窓が気になる時はカーテンを取り付けよう
浴室の窓に使用される磨りガラスは、ガラス表面の細かな凹凸が光を乱反射するため、磨りガラス越しの室内は薄ぼんやりとしか見えなくなります。
しかし、完璧に中が見えないわけではありません。磨りガラスは凸凹の「粒度」によって見え方が異なり、見えやすい磨りガラスもあります。
また昼間は大丈夫でも、夜は思ったよりも外から中の様子がうかがい知れてしまいます。特に磨りガラスまでの距離が近いと、シルエットが外からもよく分かってしまうため注意してください。
気になるならカーテンのような遮蔽物を設置しましょう。その方が安心してバスタイムを過ごせるはずです。
浴室の目隠しにおすすめのカーテン
浴室の磨りガラスは、さまざまなアイテムで目隠しできます。ここでは6つのアイテムを紹介します。
- ブラインドカーテン
- ロールスクリーン
- ルーバー
- 目隠しフィルム
- すだれ
- お風呂用カフェカーテン
それぞれのメリットを紹介するので、お好みの目隠しアイテムを選んでください。
ブラインドカーテン
浴室の窓の目隠しなら、浴室用ブラインドカーテンがおすすめです。ブラインドカーテンとは、細長い板(羽板)が紐でつながれている遮光アイテムのことです。
オフィスや部屋にも使用されますが、浴室用のブラインドカーテンもあります。浴室用のブラインドカーテンは、つっぱり棒で設置するタイプが多いため、取り付けも簡単です。
ブラインドカーテンなら羽板を閉じれば外からの視線を遮れます。羽板の角度を調節すれば、風通しを確保しながら、上下からの視線を遮ることも可能です。日光を程よく取り入れながら、外から見えないようにできるでしょう。
ロールスクリーン
ロールスクリーンとはスクリーンを上下に昇降させて開閉するアイテムのことで、ロールカーテンとも呼ばれます。
撥水加工・抗菌加工が施されている浴室タイプのロールスクリーンを選ぶと、水や湿気にも強く、カビも生えにくいでしょう。
浴室タイプのロールスクリーンには、室外への光漏れを軽減する遮光タイプと、視線を遮りながら明るさを取り込める薄手タイプの2種類があります。
スクリーン生地に清潔感のあるカラーを採用しているものや、おしゃれなデザインの浴室用ロールスクリーンも多く、浴室の雰囲気を変えるためにも役立ちます。
ルーバー
ルーバーとは、羽板を等間隔で平行に並べた目隠しアイテムです。「ガラリ戸」や「よろい戸」とも呼ばれ、主に日除けや目隠しなどのために窓の外に設置します。
ルーバーはブラインドと似た特徴をもっていますが、通常は窓の外側に固定されていて、ブラインドのように上には引き上げられません。
ルーバーを浴室の窓の外に取り付けると、斜めに並んだ羽板が目隠し効果を発揮します。また羽板1枚ごとに隙間があいているため、ブラインド同様に程よい通気性を確保できるのが特徴です。
ルーバーにはアルミ材や天然木、人工木材などが使用されます。ただし工事が必要なため、他の取り付けるだけのアイテムより費用がかかります。
目隠しフィルム
目隠しフィルムは窓に貼りつけることで、外から室内を見えにくくするアイテムです。目隠しシートとも呼ばれます。
凹凸のある磨りガラスに貼れるタイプもあり、窓の大きさに合わせてカットできるため、浴室の目隠しに向いているでしょう。
目隠しフィルムは商品によって、外からの見えにくさや光の入り具合が異なり、夜でも室内が見えないタイプも販売されています。
中には、プライバシーを守る役割だけでなく、UVカットや結露防止、断熱効果などの機能をもったフィルムもあります。
すだれ
すだれは日本に古くからある夏の風物詩の1つで、竹や葦などを編み込んで作られた日除けアイテムです。すだれは浴室の窓の目隠しにも使えます。
1,000円以下で購入できるため手軽に設置でき、通気性もよいため浴室の目隠しに向いているアイテムといえます。
すだれを掛けておくと、昼間なら外から浴室内は見えません。ただし、目の粗さによっては夜に照明を灯すと、外から浴室内が見えてしまう可能性もあります。すだれを浴室の目隠しに使うなら2重に掛けておくのがおすすめです。
お風呂用カフェカーテン
水に強く、外から見えにくい遮像タイプの浴室用カフェカーテンもおすすめです。
つっぱり棒を使って取り付けるので、壁に穴を開けずいろいろな場所に取り付けられるのが大きな特徴です。お風呂場や脱衣所など、視線を遮りたい場所で大活躍します。
目隠しとしての役割はもちろん、豊富な柄の中から好きな柄を選べるので、入浴時間が楽しくなることでしょう。
浴室の窓を目隠しするメリット
浴室の窓を目隠しすると、以下のようなメリットがあります。
- プライバシー保護になる
- 防犯になる
- リラックスできる
それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
プライバシー保護になる
浴室の窓を目隠しするのは、プライバシー保護のためです。浴室やトイレは家の中でも特にプライバシーの保護を優先したい場所です。
磨りガラスがあっても、夜になると外から見えやすいと前述しました。それは暗い方から明るい方を見ると視認性が一気に上がるためです。
また、磨りガラスは透明なガラスの表面に付いた凸凹が、光を乱反射させてガラス越しの風景を見えにくくさせています。しかし、表面が水に濡れると凹凸の間に水が入って、不透明度が下がってしまう欠点もあります。特に水に濡れやすい浴室では注意してください。
プライバシーをしっかり守りたいなら、カーテンをするなどプラスαの対策をしておくのがおすすめです。
防犯になる
誰もが無防備になるお風呂では、のぞきなどの犯罪にも備えなければなりません。浴室の窓に目隠しをすると、のぞき対策になります。
また、磨りガラスだけだと、シルエットから性別や年齢を特定される可能性もあります。女性だと分かると犯罪のターゲットになる恐れがあるかもしれません。性別や年齢を特定されないようにするには目隠しが効果的です。
よくある空き巣の手口の一つに、入浴中に他の部屋に侵入して盗みを働く方法があります。住人が入浴中だと分かってしまうと、空き巣に侵入されるリスクも高まります。しっかり目隠しをしておくと、空き巣に家の様子を把握されません。
浴室に限らず、カーテンをつけるだけでも、中の状況が分からなくなり、不審者に侵入を思いとどまらせる効果があります。大切なのは犯罪者に情報を与えないことです。そのためにもカーテンや目隠しは効果的です。
浴室の窓に何の対策もなされていないと、防犯意識の低い家として狙われやすくなる恐れもあります。犯罪に巻き込まれないようにするためにも、浴室の窓には目隠しをしておきましょう。
リラックスできる
入浴すると副交感神経の働きが優位になり、リラックス効果を感じやすく、ストレスの解消にも役立ちます。ゆったりお湯に浸かると、血流が促進されて疲労の回復も期待できるでしょう。
しかしプライバシーの保護や防犯が不十分だと、浴室で安心できず、せっかくのリラックスタイムもくつろげません。入浴のリラックス効果や健康効果を享受するためにも浴室にはしっかり目隠ししておきましょう。
湿気の高い浴室には特にブラインドカーテンがおすすめ
いくつかある目隠しアイテムの中でも、特におすすめなのがブラインドカーテンです。
浴室の目隠しに求められるのは、外からの視線を遮ることだけなく、水や湿気にも強いことです。プラスチックやアルミ製のブラインドカーテンなら、水に濡れてもサビが発生しにくいでしょう。
浴室用ブラインドカーテンをおすすめするのは、耐水性があるからだけではありません。タイル壁にも手軽に取り付けられるため、浴室の目隠しに適しているためです。浴室にカーテンレールがなくても、ブラインドカーテンはつっぱり棒で簡単に設置できます。
他にもおすすめできる理由があります。浴室にブラインドカーテンが向いている理由を次にまとめました。
浴室にブラインドカーテンが向いている理由
浴室にブラインドカーテンが向いているのは、以下の理由からです。
- カビが生えにくい
- 視線を遮断しながら換気できる
- お手入れが楽
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
カビが生えにくい
浴室の窓の目隠しに布製のカーテンを使っている家庭もあります。カーテンを付け替えれば、浴室の雰囲気を変えることもできるため、季節や気分に合わせて楽しめるでしょう。
ただし、布製のカーテンを浴室で使用すると、湿気でカビが発生しやすいため、取り外して定期的に洗って清潔に保つことが必要です。
その点、プラスチックやアルミなどの金属製のブラインドカーテンなら、布よりもカビは発生しにくくなります。また木製のブラインドでも、防カビ加工されているものならカビの発生を防げます。
視線を遮断しながら換気できる
ブラインドは羽板の確度次第で、外からの視線を遮断した状態でも隙間ができ、窓を開けると空気が入ってきます。そのため外気を浴室に入れて、換気しながらの入浴も可能です。
特に夏場は浴室に熱がこもりやすいのですが、ブラインドカーテンなら窓を開けて風を入れながら快適に入浴できます。ブラインドが外からの視線を遮断するので、人目を気にせず窓を全開にもできるでしょう。
お手入れが楽
オフィスなどで使用するブラインドカーテンは、羽板にほこりが溜まりやすい構造ですが、通常は水洗いできないため、乾いた布などで羽板を1枚1枚拭いて掃除しなければなりません。
しかし、浴室タイプのブラインドカーテンは水に強い仕様なので、水をかけて丸洗いできます。普段からシャワーなどをかけて軽く汚れを落としておくだけでも清潔に保てるのでお手入れが楽です。
もし汚れが気になるなら、大掃除の際に浴室の床に広げ、中性洗剤などで洗うとよいでしょう。
浴室の窓に目隠ししてバスタイムを楽しもう
浴室の窓の目隠し方法と目隠しに適したアイテムを紹介しました。目隠しする方法はたくさんあります。予算や手軽さに合わせて自分に合う方法を選んでみてください。
お風呂は体を清潔に保つだけでなく、心身をリラックスさせる場所です。プライバシーをしっかり確保してバスタイムを満喫してください。
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