カーテンレールを自分で取り付けるには? カーテンレールの種類や測り方、注意点も紹介!

カーテンレールを自分で取り付けるには? カーテンレールの種類や測り方、注意点も紹介!

「カーテンを掛けたいけど、カーテンレールがない」と困っている方もいるでしょう。

そのような場合は、自分でカーテンレールを取り付けるのがおすすめです。

部屋の雰囲気に合ったカーテンレールを取り付けると、細部にまでこだわった空間作りができます。

本記事では、カーテンレールの取り付け方や注意点を紹介します。カーテンレールの種類も詳しく解説しているので、自分の部屋に合ったカーテンレールを見極める際に役立ててください。

カーテンレールの種類

カーテンレールの取り付けを検討する前に、カーテンレールのタイプを確認しましょう。

カーテンレールにはカーテンを1枚だけ吊れる「シングルカーテンレール」と、2重吊りができる「ダブルカーテンレール」の2タイプがあります。

シングルカーテンレールは1枚のカーテンしか吊れないため、日差しの調整が必要ない部屋におすすめです。

カーテンの開閉頻度が少なければ、カーテン1枚でも十分に過ごしやすい環境を作れます。

一方ダブルカーテンレールは2枚のカーテンを吊れるため、日差しの調整がしやすいです。

機能性の高いカーテンを選べば、シングルカーテンレールより快適な住環境を整えられるでしょう。

部屋の雰囲気や設置目的などによって適切なカーテンレールは異なるため、どのような部屋に仕上げたいかを事前に明らかにしておくのがおすすめです。

なおカーテンレールは、機能性重視の「機能性カーテンレール」と装飾性も兼ね備えた「装飾カーテンレール」の2種類に大別されます。

カーテンレールを取り付ける際は、それぞれの特徴を理解した上で部屋に合ったものを選びましょう。

ここからは、機能性カーテンレールと装飾カーテンレールの特徴を紹介します。

機能性カーテンレール

機能性カーテンレールとは、開け閉めしやすく機能性を重視したカーテンレールです。

一戸建てやマンションなど幅広い住宅で利用されており、比較的入手しやすいでしょう。

価格も手頃で購入しやすく、シンプルで耐久性にも優れていることからカーテンレールを取り付ける際の候補にする方も多いはずです。

なお、機能性カーテンレールは以下の種類に分類できます。

  • 伸縮レール
  • カーブレール
  • 電動レール
  • 突っ張りレール
  • リターンストップレール

伸縮レールとは、窓の大きさに合わせてレールの長さを調整できるレールです。

ホームセンターなどで購入でき、さまざまな家庭で使用されています。

ただし、強度があまりなく、重いカーテンを吊るしたい場合には不向きといえるでしょう。

カーブレールとは、カーテンレールそのものを自在に曲げられるタイプです。

風呂場のシャワーカーテンや試着室の仕切りカーテンなどを吊るす際に用いられます。

出窓などの複雑な形をした窓辺にカーテンを吊るしたい場合は、カーブレールで調整するとよいでしょう。

電動レールとは、リモコン操作によってカーテンを開閉できるカーテンレールです。

高い位置にある窓にカーテンを掛けたい場合や、介護を必要としている方の部屋に取り付けたい場合などに向いています。

タイマー機能のある電動レールであれば、事前に指定した時間にカーテンを自動で開閉できます。

突っ張りレールとは、一般的な突っ張り棒のように設置するカーテンレールです。

取り付けの際に壁に穴を開ける必要がなく、賃貸物件にお住まいの方や壁を傷付けたくない方におすすめです。

突っ張りレールは取り外しが簡単にできるものの、耐久性があまりないため重量のあるカーテンを取り付ける際は注意しましょう。

リターンストップレールとは、奥のレールを隠すように手前のカーテンを左右に延ばして掛けられるカーテンレールです。

カーテン横の光漏れが起こりにくくなり、遮光率をアップできます。また断熱効果も高められるため、夏は涼しく冬は暖かな住環境を作りやすくなるでしょう。

装飾カーテンレール

装飾カーテンレールとはカーテンの開け閉めといった機能性だけではなく、デザイン性にも優れているカーテンレールです。

存在感のある「ポールタイプ」と、存在感をなくした「カバー一体型」の2タイプがあり、部屋の雰囲気に合わせて選ぶとおしゃれな空間に仕上がります。

ただし機能性カーテンレールに比べて高価で、デザインによっては取り付けにスペースが必要です。

カーテンを魅せるインテリアにしたい方はデザイン性だけで選ぶのではなく、設置できるかどうかをよく確認しましょう。

なお、装飾カーテンレールには以下のような種類があります。

  • 木製・金属製ポール
  • 木製レール
  • アイアンレール
  • カバー付きレール

木製・金属製ポールとはポールにリング型のランナーが通されており、先端部分に装飾キャップが付属しているタイプです。

ポールの素材によって雰囲気が異なるため、好みや部屋のインテリアに合わせて選べます。

木製レールは木の温もりを感じられ、他の家具やフローリングとの相性が良いカーテンレールです。

同じデザインの房掛けを用いると、おしゃれで統一感のある空間に仕上がります。

アイアンレールは重厚感があり、木製レールとは違った雰囲気を演出できるのが魅力です。

アンティーク調の雰囲気やモダンな家具との相性も良く、鉄の質感を生かした部屋作りをしたい方にもおすすめです。

アイアンレールの両端にはデザイン性の高いキャップが取り付けられており、細部にまでこだわった空間を作れます。

カバー付きレールとは、機能性カーテンレールをカバーで覆ってカーテンレール自体を隠すタイプです。

カーテンレールをカバーで隠すと窓辺がすっきりするので、無駄のない空間を作れるでしょう。

カーテンレールの取り付け方は3タイプ

カーテンレールの取り付け方は3タイプ

カーテンレールは取り付け方によって見た目の印象が異なる他、使えるカーテンレールの種類にも違いが見られます。

あらかじめ取り付け方法を決めておき、それに沿ったカーテンレールを選びましょう。

ここでは、具体的な取り付け方法を紹介します。

正面付けタイプ

正面付けタイプとは、窓枠の上部に取り付けるタイプです。

窓全体をカーテンで隠せるため、日差しが入りにくく断熱効果も期待できます。

ただし、窓の周辺に家具があるとカーテンレールとカーテンが干渉しやすくなり、カーテンの開閉がしづらいです。

カーテンレールを取り付ける際は家具や壁、クローゼットなどの周辺状況をよく確認しましょう。

天井付けタイプ

天井付けタイプには窓枠の内側に取り付けるタイプと、窓枠上の天井に取り付けるタイプがあります。

内側に取り付けるタイプは正面付けタイプよりもカーテンレールが目立ちにくく、すっきりとした空間を作れます。

カーテンボックスや出窓などにカーテンレールを取り付けたい場合にもおすすめの方法です。

ただし装飾カーテンレールの場合はせっかくのデザインが隠れてしまいます。

また機能性カーテンレールを取り付ける場合は光漏れが起きやすく、断熱性能を高められません。

天井に取り付けるタイプは天井と窓の間にある壁を隠せるため、縦ラインが長くなり部屋全体を広く見せる効果が期待できます。

ただし、取り付け作業や採寸が難しく、失敗しないように注意する必要があります。

突っ張りタイプ

突っ張りタイプとは、窓枠上部の壁にレールを押し付けて固定するタイプです。

穴を開けずにカーテンレールを設置できるので、賃貸物件で壁に穴を開けられない場合にも活用できます。

設置の際に工具を使用する必要がないので、設置を容易に行える点はメリットの一つです。

ただし、他のタイプのカーテンレールと比べて耐荷重が低いことが一般的なため、カーテンを選ぶ際は注意が必要です。

また取り付け方を誤ると、レールが落下してしまう危険性があります。

取り付ける際は、水平に設置し、しっかりと固定するよう心がけましょう。

カーテンレールの採寸方法

カーテンレールは取り付け方によって採寸方法が異なります。

正面付けタイプと天井付けタイプの採寸方法をそれぞれ見ていきましょう。

正面付けの場合

正面付けを行う際は、窓枠の外側を採寸しましょう。

窓枠よりもやや大きめに採寸しておくと、カーテンを開けたときに窓を隠すことなくサイドに束ねられます。

機能性カーテンレールと装飾カーテンレールで採寸方法が異なるため、あらかじめチェックしてください。

機能性レール

機能性カーテンレールを正面付けで取り付ける場合は、窓枠の外寸に10〜20cmプラスした長さを注文しましょう。

窓の左右に5〜10cmの余白ができると、カーテンを掛けたときに窓全体を覆いながら光漏れを防げます。

高さは窓枠の上部より5~10cm上にすると、窓とカーテンレールが干渉しにくくなります。

装飾レール

装飾カーテンレールを正面付けで取り付ける際は、窓枠の外寸に20~30cmプラスしたサイズで注文しましょう。

基本的に装飾カーテンレールの両端にある装飾部分は注文サイズに含まれていないため、注文したサイズよりも長めのものが届きます。

つまり壁やエアコンなどが近くにある場合、ギリギリのサイズで注文してしまうと取り付けられない可能性があります。

装飾カーテンレールを取り付けても周辺と干渉しないかどうかをチェックした上で、お気に入りの商品を注文してください。

天井付けの場合

窓枠の内側に付けるタイプの天井付けを行う場合は、窓枠内寸より1cm短いサイズで注文しましょう。

内寸と同じ長さにするとカーテンレールがはまらないため、1cmだけ短くするのがポイントです。

装飾カーテンレールは使用できないため、機能性カーテンレールを採用してください。

なお、天井に取り付けるタイプは、正面付けと同様の方法で採寸可能です。

【タイプ別】カーテンレールの取り付け方

【タイプ別】カーテンレールの取り付け方

ここからは、カーテンレールの取り付け手順をタイプ別で紹介します。

正面付け・天井付けの場合

正面付けと天井付けは、同じ手順でカーテンレールを取り付けられます。

具体的な手順を見ていきましょう。

道具を準備する

まず、カーテンレールの取り付けに必要な道具をそろえます。具体的には以下の通りです。

  • カーテンレール
  • 鉛筆
  • マスキングテープ
  • メージャーもしくは巻き尺
  • 脚立
  • キリもしくはドリル
  • ドライバー(電動でも可)
  • 下地チェッカー
  • 水平器

伸縮レールを使うときは、取り付けたい場所に合わせてあらかじめサイズを調整しておきましょう。

下地を確認する

次に、カーテンレールを取り付けたい場所に下地があるかどうかを確認します。

下地とは、天井や壁を支える住宅の構造部分のことです。

下地のない場所にカーテンレールを取り付けると、しっかりと固定できずに落下する危険性があるため、事前に確認しなければいけません。

下地チェッカーを用いると簡単に下地の有無を確認でき、スムーズに取り付け作業を進められるでしょう。

下地チェッカーがない場合は、取り付けたい場所を軽くノックしてください。

響きが少なく硬い音がする場合は下地がある可能性が高く、カーテンレールを設置できるでしょう。

ブラケットを取り付ける位置を決める

下地を確認したら、ブラケットの取り付け位置を決めます。

ブラケットとはカーテンレールの取り付け金具のことです。

ブラケットの位置によってカーテンレールの取り付け場所が決まるため、全体的なバランスを考慮しましょう。

なお、ブラケットの位置は装飾の有無などによって多少異なるものの、目安は窓枠の外側よりも10〜20cm上部で、カーテンレールの端から5〜15cm内側です。

ビスを3つ以上使う場合は、等間隔になるように取り付けることが大切です。

鉛筆やマスキングテープなどで印を付けておくと、設置の際に迷わずに済みます。

ブラケットを取り付ける

ブラケットの位置を決めたら、実際にブラケットを取り付けます。

まず、キリやドリルで穴を開け、ビスでしっかりと固定しましょう。

水平器を用いると、カーテンレールを真っすぐに設置できます。

カーテンレールを取り付ける

ブラケットを設置できたら、カーテンレールを取り付けます。

窓枠よりも5〜10cm長くなるように設置すれば、カーテンレールの取り付けは完了です。

突っ張りタイプの場合

次に、突っ張りタイプの取り付け手順を紹介します。

正面付けや天井付けよりも簡単に設置できるものの、商品によって手順が異なる場合があります。一例として参考にしてください。

カーテンレールを伸ばす

まず、カーテンレールを窓枠の幅に合わせて水平に伸ばしましょう。

窓枠よりも若干短くなるように調整しておくと、より簡単に取り付けられます。

なおカーテンレールを伸ばし過ぎたときは、レールを逆さにした状態で平らな場所に置き、水平を維持しながら縮めてください。

壁に押し付ける

カーテンレールの長さを調整したら、窓枠の両側にある壁に強く押し付けます。

カーテンレールが水平になっているかを確認しながら設置しておくと、きれいな見た目に仕上がります。

レバーを倒して固定する

カーテンレールの位置が決まったら、レバーを倒して固定します。

しっかりと固定できたかどうかを確認したら、カーテンレールの取り付けは完了です。

カーテンレールを取り付ける際の注意点

カーテンレールは個人で取り付けられるものの、注意点を把握していないと落下の危険性が高まったり、うまく設置できなかったりします。

ここから紹介する注意点を参考に、安全にカーテンレールを取り付けてください。

下地は必ず確認する

カーテンレールを取り付ける際は、下地の有無をよく確認しましょう。

たとえレースカーテンのような軽いカーテンを掛ける予定であっても、下地のある場所に取り付けることで強度を維持できます。

従って掛けるカーテンやカーテンレールの種類を問わず、下地のある場所を選ぶようにしてください。

ドアやエアコンの位置も考慮する

カーテンレールを取り付ける際は、ドアやエアコンの位置も考慮しましょう。

窓枠周辺にドアやエアコンなどがある場合、カーテンレールを設置すると生活に支障をきたす恐れがあります。

そのため、カーテンレールの採寸を行う際に障害物の有無を確認し、カーテンレールを取り付けても問題なく生活できるかどうかを確かめておきましょう。

水平になるように気を付ける

カーテンレールを設置する際は、水平になるように気を付けましょう。

カーテンレールを斜めに設置すると見た目が悪くなる上、カーテンをスムーズに開閉できません。

光漏れや断熱性能の低下にもつながるため、水平になっているかを確認しながら取り付けることがポイントです。

水平器をうまく活用しながら、カーテンレールを取り付けてください。

オーダーカーテン通販【aiika】がおすすめするカーテンレール

最後に、オーダーカーテン通販【aiika】がおすすめするカーテンレールを3つ紹介します。

それぞれの特徴を参考に、お気に入りのカーテンレールを見つけてください。

穴あけ不要のつっぱり式のカーテンレール「フィットワン」

フィットワンは突っ張りレールのため、ネジや釘を使用せずに取り付けられます。

タイルやコンクリート壁など一般的なカーテンレールを取り付けられない場所にも設置でき、より快適な居住空間を作れます。

窓だけではなく階段や収納棚など、幅広い場所で活用できるでしょう。

天然木のデザインキャップの木目調装飾レール「ミディオ」

ミディオは木製の装飾カーテンレールです。

天然木を使用しており、ナチュラルな風合いが部屋のおしゃれ度をアップさせます。

シンプルなデザインのため、さまざまなスタイルの部屋にマッチしやすいのも魅力の一つです。

伸縮式でサイズ調整しやすく、幅広い窓に対応しています。

ミディオはキャップにも天然木を使用しており、意匠性もバッチリです。

ドライバーが1本あれば簡単に取り付けられるため、初めてカーテンレールを設置する方にもおすすめできます。

部屋の細部にまでこだわった空間作りをしたい方は、ぜひ候補の一つにしてください。

静音ランナー採用おしゃれな木目調カーテンレール「リネア」

リネアは木目調で、シンプルなデザインにもかかわらず存在感のあるカーテンレールです。

おしゃれな部屋を作りたいけど、派手なデザインは避けたい方や、シンプルな空間作りを目指している方にもおすすめです。

リネアは従来品よりも静音性の高い材料を採用しており、カーテンの開閉時に発生する音を軽減しています。

そのため、寝室など静かにカーテンを開け閉めしたい場所にカーテンレールを取り付けたい方に向いています。

伸縮式のため窓のサイズに合わせて調整しやすく、さまざまな場所に取り付けられるでしょう。

正面付けと天井付けの両方に対応しており、好みや部屋の雰囲気に合わせて取り付けられるのも魅力です。

カーテンレールのタイプを把握した上で取り付けよう

カーテンレールを自分で取り付ける場合は、カーテンレールのタイプや種類を把握しましょう。

「自分の部屋に合うカーテンレールはどれか」「機能性を重視するのか」といったカーテンレールを取り付ける目的や他のインテリアなどに合わせて選ぶと、満足度の高い部屋作りができるはずです。

採寸方法も事前に把握しておき、間違ったサイズを注文しないように注意しましょう。

なおカーテンレールはタイプによって取り付け方法が異なります。

今回紹介した具体的な取り付け手順を参考に、素敵なカーテンレールを設置してください。

オーダーカーテン通販【aiika】は1cm単位でカーテンをオーダーできるのが魅力です。

今回紹介したカーテンレールだけではなく、数多くのカーテンも取り扱っています。

生地サンプルの無料お届けサービスを提供しており、質感などを確かめた上でカーテンを購入していただけるのもおすすめポイントです。

カーテンレールと併せて素敵なカーテンを見つけたい方は、ぜひオーダーカーテン通販【aiika】をご利用ください。

 

aiika編集部

aiika(アイカ)は、お好みの生地とサイズ、縫製スタイルを選ぶだけで、お手頃価格のカーテンが簡単にオーダーできるカーテン通販専門店です。
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