エアコンから「ぬるい風」しか出ない? リセット方法と効き目を上げるコツを解説

夏の気温は年々上昇し、エアコンをつけずにはいられない毎日が続いています。
しかしある日エアコンをつけても部屋が冷えず、「ぬるい風しか出ていない?」「エアコンの効きが悪くなった?」となると困ることもあるのではないでしょうか。
そんなときはまず故障を疑うかもしれませんが、エアコンからぬるい風しか出ない原因は他にも考えられるため、確認して少し改善するだけで、冷風が出るようになる可能性があります。
本記事では、エアコンからぬるい風しか出ないときの簡単な改善方法をはじめ、ぬるい風しか出ない原因と対処法、エアコンの効きを良くするためのポイントまで詳しく解説します。
エアコンの効きを改善したい方はぜひ参考にしてください。
目次
エアコンから「ぬるい風」しか出ないときは「リセット」を試す
エアコンからぬるい風しか出ないときに、手軽で即効性のある対処法が「リセット」をすることです。
エアコン本体の制御装置に一時的な不具合が生じているときは、リセットによって正常な動作に戻る場合があります。
エアコン本体のリセット手順は次のとおりです。
- リモコンでエアコンの電源をオフにする
- コンセントからエアコン本体の電源プラグを抜く
- 1分から数分程度待ってから、電源プラグを入れる
- リモコンで電源をオンにする
なお、リモコンに「リセットボタン」がついている機種もありますが、これはリモコン自体の一時的な不具合を解消するためのボタンであることが多いです。
エアコン本体をリセットしたい場合は、コンセントの抜き差しをする方法を試しましょう。
エアコンをリセットしても改善しない場合の原因と対処法

エアコンのリセットを試してもぬるい風しか出ない場合は、本体や使用環境に何らかの問題がある可能性があります。
ここでは、考えられる原因とそれぞれの対処法を詳しく見ていきましょう。
リモコンの設定のミス
エアコンからぬるい風が出る原因として、意外と多いのがリモコンの設定ミスです。
何かの拍子にリモコンのボタンを押してしまい、知らないうちに設定が送風や除湿モードに変わっているケースは珍しくありません。
リモコンの設定の問題でないか確認するには、リモコンで運転モードを「冷房」にし、風量を「強風」に変更して様子を見ましょう。
設定温度より室温が低い
エアコンの設定温度より室温の方が低い場合も、エアコンからぬるい風が出ることがあります。
設定温度以下の室温の環境では空気を冷やす必要がないため、エアコンは自動的に送風運転に切り替わったり、一時的に運転が停止したりします。
エアコンが正常に動作しているかを確認するには、設定温度を一度に下げてみましょう。
例えば、26度に設定していた場合は22度まで下げてみて、風が冷たくなれば、エアコンの動作に問題ないと判断できます。
フィルターが汚れている
エアコンから出る風がぬるいと感じる場合、フィルターが汚れていることも考えられます。
エアコンのフィルターにホコリやカビが詰まっていると、空気の循環が妨げられ、本来の冷風が出にくくなることがあるのです。
フィルターが汚れた状態で使い続けると、冷風が出にくいだけでなく、電気代も余計にかかる可能性があるので注意が必要です。
エアコンのフィルターを確認し、汚れている場合は掃除をしましょう。
掃除の手順は、まず掃除機でフィルターに付着しているホコリを吸い取ってから水洗いをし、完全に乾かした後元の状態に戻します。
なお、フィルターの掃除は2週間に1回程度が目安です。
汚れがひどい場合や破損している場合は、取扱説明書に従って新しいフィルターに交換することも検討しましょう。
室外機の周辺に物を置いている
エアコンの室外機の周辺に物を置いていると、冷房の効果が落ちることがあります。
室外機は室内の熱を外に排出する重要な役割を担っており、吹き出し口や吸い込み口がふさがれると、熱交換がうまくいかなくなるためです。
壁面との距離が狭すぎる場合も、同様の問題が生じます。
室外機の周囲は3方向以上、最低でも20cm~30cm以上空けるのが一般的な目安です。
空気の流れを妨げるプランターやゴミ箱などは置かず、吹き出し口の前はできるだけ空けて通風路を確保しましょう。
実際の注意事項はメーカーによって異なるため、詳しくは取扱説明書を確認してください。
室外機に直射日光が当たっている
夏場の直射日光により室外機本体が高温になると、冷媒ガスの冷却効率が低下し、エアコンの風がぬるくなることがあります。
室外機が南向きや西向きに設置されている場合は特に注意が必要です。
対処法には、遮熱性のある室外機用の日よけカバーを設置したり、すだれを活用したりする方法があります。
ただし吹き出し口をふさがないようにして、十分な通風路を確保しましょう。
室外機に汚れがたまっている
室外機は外気を取り込んで熱交換を行うため、落ち葉やホコリ、虫などが付着しやすい環境にあります。
これらの汚れが蓄積すると風通しが悪化し、排熱効率が低下して冷風が出にくくなってしまいます。
室外機の掃除は基本的に年1回程度、外装についたホコリなどの汚れを、ほうきや濡らした雑巾で取り除きましょう。
ただし、内部の汚れがひどい場合や異音がする場合は、専門業者にクリーニングを依頼する方法もあります。
なお室外機の横や下から水をかけたり、無理に分解したりすると故障の原因になるため気を付けましょう。
冷媒ガスが漏れている
エアコンの冷却機能の要となる冷媒ガスが漏れていると、いくら運転しても冷たい風が出なくなります。
経年劣化による配管の損傷や、接続部の腐食などが原因で冷媒ガスが漏れることも多いです。
室外機の配管接合部や室内機の内側に霜が発生していたら、冷媒ガス漏れの可能性があるでしょう。
この問題は自分では対処できないため、メーカーや専門業者に点検を依頼する必要があります。
エアコンの保証期間内であれば無償で対応してもらえる場合もあるので、保証書を確認してみてください。
故障している
電気系統の不具合や部品の故障など、エアコン本体に問題が生じている可能性もあります。
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書でエラーの内容を確認しましょう。
異音がしたり、水漏れが発生したりしている場合も故障を疑うべきです。
エアコンは一般的に寿命が10年程度といわれているため、それを超えている場合は、買い替えを検討するのも選択肢の一つです。
新しい機種のエアコンは省エネ性能が高い傾向にあるため、光熱費の節約効果も期待できます。
適用畳数が部屋の広さに合っていない
エアコンの適用畳数が部屋の広さに合っていないことも、十分に部屋が冷えない原因の一つです。
例えば、10畳用のエアコンで20畳のリビングを冷やそうとしても、パワーが足りないため十分な冷風が出ないことがあります。
エアコンにはどの程度の広さの部屋に適しているかを示した適用畳数があるため、部屋の広さに合った機種を選ぶことが重要です。
また断熱性の低い部屋や天井が高い部屋では、より能力の高いエアコンが必要になる場合もあります。
もしエアコンの適用畳数より部屋が広い場合は、サーキュレーターを併用して空気を循環させたり、カーテンなどで部屋を仕切って冷房する範囲を狭めたりすると一時的に改善できる可能性があります。
根本的な解決を求めるのであれば、部屋の広さに合ったエアコンへの買い替えを検討しましょう。
エアコンの効きを良くするためのポイント

エアコンの効きを良くするには、設定温度の調整や風向きの工夫、定期的なメンテナンスなどが必要です。
ここでは、今すぐ実践できる7つのポイントを紹介します。
設定温度を適切に調整する
設定温度が低ければ低い程エアコンの効きは良くなるというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、冷房効率を考えると、必ずしもそうではありません。
冷房の設定温度を低くしすぎると、エアコンに過度な負荷がかかり、かえって冷房効率が下がってしまう場合があります。
一般的には外の気温と設定温度の差を5℃~7℃程度にすると、効率的な運転が可能とされています。
例えば真夏の35℃の日であれば、28℃から30℃程度に設定するといった具合です。
風向きを工夫する
冷たい空気は下にたまりやすい性質があるため、エアコンの風向きは「水平からやや上向き」に設定するのがおすすめです。
天井に向けて冷房を送ることで部屋全体に行き渡り、温度のムラのない快適な空間を作れます。
一方、風向きを下向きにすると、足元ばかりが冷えて上半身は暑い状況になる可能性があるので注意が必要です。
冷風が直接体に当たり続けると、体調を崩す原因にもなりかねません。
冷房の風向きを調整することで、快適に過ごしながら冷房効率を保てるでしょう。
扇風機・サーキュレーターを併用する
エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用すると、冷房効率を向上できます。
エアコンから出た冷気を部屋全体に循環させることで、室内の温度ムラがなくなり、涼しく感じるため快適に過ごせるでしょう。
サーキュレーターを使用する場合は、設置方向がポイントです。
エアコンの下に置き、風と同じ方向に空気を送れば、冷気が部屋の奥まで風が届くので部屋全体が涼しくなります。
部屋の形や家具の配置などによっても変わるため、置く場所や風を送る方向を工夫してみましょう。
こまめにメンテナンスする
エアコンの性能を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。
フィルターは2週間に1回程度の頻度で確認し、汚れていれば掃除をしましょう。
内部クリーニングは自分で行うのは難しいため、年に1回程度、専門業者に依頼するとよいでしょう。
性能を維持するだけではなく、カビの発生を防ぎ清潔な空間を保てます。
窓からの日差し対策をする
日中の強い日差しは、室温を上昇させ、エアコンの効きを悪くする大きな要因です。
窓から入り込む熱を遮れば、エアコンの負担を軽減でき、冷房効率もアップします。
遮光・遮熱機能のあるカーテンやロールスクリーンを活用すれば、室内への熱の侵入を効果的に防げるでしょう。
特に南向きや西向きの窓は、午後の強い日差しの影響を受けやすいためしっかりとした対策が必要です。
窓際の温度上昇を抑えると、エアコンの設定温度を少し高めにしても快適に過ごせるでしょう。
ドアの開閉を減らす
ドアの開閉が多いと、せっかく冷えた空気が逃げ、暖かい空気が入り込んでしまいます。
たとえ短時間の開閉であっても熱気が入り込むと、エアコンは再び部屋を冷やすためにパワーを使うため、冷房効果が非効率になります。
ドアの開閉回数を減らすためには、家族全員の協力が欠かせません。
ドアを開けるときはできるだけ素早く通り、すぐに閉めるよう意識しましょう。
小さな心がけの積み重ねが、冷房効率の向上につながります。
間仕切りを設置する
広い部屋は冷やすのに時間と電力がかかります。
エアコンの適用畳数より部屋が広い場合の対処方法と同様に、パーテーションやロールスクリーン、カーテンなどで空間を仕切るのがおすすめです。
必要なスペースだけを冷やせばエアコンの負担を軽減できる上、電気代の節約につながります。
間仕切りは空気の移動を遮断する効果があるため、冷房効率の向上に貢献します。
来客時だけ開放するなど、状況に応じて柔軟に使い分けると、快適性と省エネの両立が可能です。
オーダーカーテン通販【aiika】のおすすめカーテン・ロールスクリーン3選
エアコンの冷房効率を上げるには、カーテンやロールスクリーンを活用し日差しを遮ったり、広い空間を仕切ったりするのが有効です。
ここでは、機能性とデザイン性を兼ね備えたオーダーカーテン通販【aiika】のおすすめ商品を3つご紹介します。
遮光率99.99% 選べる48色 無地の防炎1級遮光カーテン「HAUSKA」
フィンランド語で「楽しい」を意味する「HAUSKA」。
洋服をコーディネートするように、楽しくカーテンを選んでもらいたいという想いが込められています。
「HAUSKA」のこだわりは、北欧の自然や風景をイメージした全48色の中から、部屋の雰囲気に合わせた色を選べる点です。
1級遮光の性能により外からの日差しをしっかりカットし、遮熱・断熱性能も備えているため、エアコンの冷房効率アップに貢献してくれるでしょう。
さらに、万が一のための安心感がある防炎性能が備わっており、ウォッシャブル素材なので洗濯しやすいといったメリットもあります。
多機能にもかかわらず、リーズナブルな価格設定なのも魅力です。
遮光カーテン 1級遮光 遮熱 防炎 全25色 ドレープカーテン「luonto(ルオント)」
「luonto(ルオント)」はフィンランド語で「自然」という意味です。
数種類の色糸から作られた織り感のある生地を使用し、北欧の暮らしをイメージしたナチュラルベーシックカラーに仕上がっています。
全25色展開なので、暮らしを豊かに彩るお気に入りの色が見つかるでしょう。
どのような壁紙とも相性が良く、空間にあたたかみを演出できるのも特徴です。
1級遮光性能により、真夏の強い日差しもしっかり遮ります。
遮熱・断熱性能も備えているため、室内の温度上昇を抑え、エアコンの運転効率向上と省エネが期待できます。
オーダーロールスクリーン/ベーシックタイプ
お部屋の印象をすっきりと見せるロールスクリーンは、上下の開閉により必要な高さまで調整でき、プライバシーを守りながら採光も自在にコントロールができるのがメリットです。
小窓に設置するのにも適しているでしょう。
【aiika】のオーダーロールスクリーンは、1cm単位でサイズ指定ができるため、既製品では対応できない特殊なサイズの窓にもジャストサイズで製作可能です。
また、ロールスクリーンは窓に設置するだけでなく、カウンターキッチンやリビング階段などの間仕切りとしても設置でき、目隠しや冷房効率のアップにも役立ちます。
ベーシックタイプの他、生地に遮光性能があるタイプもあります。
エアコンが冷えない原因を見極めて効き目をアップさせよう
エアコンからぬるい風しか出ないときは、エアコン本体のリセットから試しましょう。
それでも改善しない場合は、フィルターの汚れや室外機の環境、設定ミスなど、さまざまな原因が考えられます。
本記事で紹介した対処法を確認することで、問題を解決できる可能性があります。
また、エアコンの冷房効率を高め快適に過ごすには、ちょっとした工夫や対策も必要です。
特に窓からの日差しを遮断すれば、室温の上昇を抑えられ、エアコンの負担軽減につながります。
そのためには遮光性能や遮熱・断熱機能を備えたカーテンやロールスクリーンを活用するのがおすすめです。
オーダーカーテン通販【aiika】では、遮光性能や遮熱・断熱機能に優れたカーテンやロールスクリーンを豊富に取り揃えています。
お部屋のインテリアに合わせて選べる多彩なラインナップで、機能性とおしゃれを両立できます。
エアコンの効率アップと快適な室内環境作りをしたいとお考えの方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
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